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甲子園だけではない。 神奈川では 地区大会出場でも涙を飲む選手 が出るのはなぜ?

高校野球ファンはもちろんご存じ だと思うが、 現在、 春夏の甲子園でベンチ入りできる人数は18人 。そして、 地方予選はほとんどの 都道府県が 20人 ベンチ入りができる。
よって、頑張って 予選を 勝ち抜いて 甲子園出場 を決め、喜ばしい状況 なのにもかかわらず 、ここでベンチ入りできずに涙を飲む選手が 2人 いる。
しかし、甲子園とは違い 、都道府県 大会で上位に食い込んで地区大会 出場を決めた場合だと各都道府県大会 “20人”から 各地区大会 “20人とベンチ入り出来る人数は変わらないため、 前述したような悲しい出来事は起こらない。

だが、この地区大会出場でも涙を飲む選手がいる県がある。

それが「神奈川」 だ。
ではこの神奈川の「夏の予選」のベンチ入り可能人数はと言うと ……“20人”である。

「 ん?他と 何も変わらないじゃないか?」と思っている方もいらっしゃるだろうが、そもそも夏 に地区大会はなく、各府県大会、都道が各東西に分けた大会で優勝すれば 甲子園に進めるのだ。
地区大会があるのは「春と秋」 。
神奈川はその秋春の県予選に“25人” ベンチ入りすることが出来る。 なので上位進出し、地区大会の出場権を得てここから “5人”が涙を飲むことになるのだ。
秋は、選抜甲子園に繋がる戦いである。この事から秋の予選大会に至っては 地区大会 に出場を決めたときに5人がベンチを外され、地区大会を勝ち抜き甲子園でさらに2人が ベンチを外されるため秋の予選から春の選抜までに計“7人”が涙を飲むことになるのだ。

 

ではなぜ他と比べて圧倒的に多い25という数字になったのであろうか?

理由を考えてみよう。
神奈川は全国でもトップクラスの予選参加チームが多い県だ。もちろん 勝 ち進めば 消化する試合もかなり多い。
夏を本番と考えた時に、秋と春の予選では 選手の健康管理の面から負担を減らそうという理由と 、実戦で少しでも多くの選手 に出場機会を 与え て 、監督がチームの 戦力を見極め、 整えるチャンスを作る為にこのような人数になったのではないだろうか?
真意は神奈川の高野連に聞いてみないとわからないが、もしもそういう理由なのであれば 、涙を飲む選手には申し訳ないがこの規定人数に大賛成だ。
と、言うよりもこれから先の選手の 健康管理の面や 、 より多くの選手に 出場する可能性を与えること、 そして 苦楽を共にした 仲間とともにより近くで 試合を通して 喜び悲しみを味わってもらうために他都道府県の予選も甲子園もベンチ入りを“25人” にすれば涙する選手はいなくなる。

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高校野球コラムニスト
バンドマン本庄
年間50~100試合、球場へ足を運びスコアをつけながら観戦。
47都道府県それぞれに応援する高校を“推し校”と名付けた。
東京都、神奈川の球場をメインに全国各地へ足を運ぶ。
一番の推し校は“国士舘”と“横浜隼人”
「横浜隼人のグランド整備に感銘を受け、OBに習いにいく。」
「高校野球の好きな応援を集めて、エクササイズを作る」などの動画を高校野球が好きすぎてYouTubeにあげている。
未発表、自作の高校野球応援ソングも制作済み。夏前に発表予定。

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