日本シリーズ最大入場者と最少入場者を
記録した球場はいずれもどこ?
プロ野球の日本シリーズ、現在はプラチナチケット化していて、満員の観客のもとで行われていますが、かつては意外に空席もありました。
さて、そんな日本シリーズで歴代最大有料入場者と最少有料入場者を記録したのは同じ球場ですが、その球場はどこでしょう?
正解 甲子園球場
まず、最大の有料入場者数を記録したのは1985年の第4戦の51554人、この年は阪神が21年ぶりのリーグ優勝で虎フィーバーが起きました。
日本シリーズもブームは引き続き、日本シリーズは平日の昼間(1993年まで日本シリーズはデーゲームでした)開催にも関わらず、甲子園は全試合満員で、ちなみに第3戦も51355人、第5戦も51430人動員しています。
当時の甲子園球場は現在の約47000人より収容人数が多く、55000人ほど収容できていました。現在のプロ野球の本拠地球場で5万人以上収容できる球場はないため、おそらくこの記録が破られることはないと思われます。
では、一方の最少入場者数は同じく甲子園球場で記録された6346人です。
甲子園なのになぜこんなに少ないのと思われるかもしれませんが、実はこの試合は阪神戦ではなく南海-巨人戦でした。
1953年の日本シリーズは、特別ルールで同一地域の球場であれば1試合のみ本拠地以外で行うことができたため、南海は第6戦を本拠地の大阪球場ではなく収容人員の多い甲子園球場で実施ましたが、これが大きな見込み違いでした。
大阪球場で行った前日の第5戦は21652人動員しているので、大阪球場で行っていればこのようなことになっていなかったでしょう。
そして、日本シリーズがプラチナチケット化した現在、最大人数と同様にこの記録が塗り替えられることはないでしょう。
ちなみに最低記録ではないものの、本拠地で開催された試合で有料入場者数が少なかったゲームのひとつに広島市民球場で開催された、1986年の広島対西武の第8戦(16838人)という記録がありますが、シリーズ史上唯一第8戦までもつれたこの試合のチケットは、すべて当日券で販売されたこと、そしてこの日が月曜日のデーゲームであったことが影響しています。
ジャンル | スポーツ |
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掲載日時 | 2020/8/15 16:00 |
担当ジャンル:スポーツ
1973年生まれ 福岡県出身
職業 クイズ作家 株式会社キュービック所属
物心ついたころから40年来の東京ヤクルトスワローズのファン。
年間の観戦数は30試合から40試合ほど。
仕事の「クイズ」と趣味の「野球」を組み合わせた「野球クイズ」をライフワークとし
プレーヤー・イベンターともに「野球クイズ」の第一人者を自負
主な実績
①プレーヤー
『全日本プロ野球クイズ王決定戦』(2013年6月)優勝
『プロ野球マニア王決定戦』(2019年3月)優勝
②イベンター
『プロ野球12球団ファンクイズ王決定戦』(2019年5月~2020年1月)
(全12球団+各回の優勝者で日本一を争う「日本シリーズ」の全13回)開催
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