春夏甲子園、平成最多優勝は大阪桐蔭。では、平成最多準優勝は?
平成の高校野球を語る上で欠かせないのが大阪桐蔭。平成で重ねた春夏合わせての甲子園優勝回数は実に8回を数える。これはクイズの問題にならないほど周知の事実だと思う。
では、平成の春夏甲子園で準優勝回数が最も多いのはどこの学校であろうか?
その前にまず平成準優勝回数、2位につけたのは2校。
1校目は、3度の準優勝を記録した『仙台育英』であった。
記憶に新しいのは、平沢大河(ロッテ)、郡司裕也(中日)、佐藤世那(元オリックス)を擁し、決勝で東海大相模と死闘を繰り広げた選手権97回大会(平成27年)だ。
もう高校野球界では言わずと知れた名門である。
そしてもう1校は同じく3度、しかも3季連続での決勝進出の『八戸学院光星(旧光星学院)』だ。
1季目は日大三と夏の決勝を戦い、2・3季目は春夏連続で大阪桐蔭と決勝戦を戦った。田村龍弘(ロッテ)、北条史也(阪神)、川上竜平(元ヤクルト)などプロ選手も3人輩出。
上記両校、優勝こそ遂げていないが、東北勢として念願の甲子園制覇に最も近い存在だろう。
そしてこの仙台育英を上回る、平成で4度の準優勝という成績を残したのが、『智辯和歌山高校』である。
○まずは、平成8年の68回選抜大会。
元阪神選手で現監督の中谷仁が2年生で出場していた。決勝では鹿児島実業に3-6と惜敗。
○次は平成12年の72回選抜大会。
その年、春の決勝では東海大相模に2-4で敗れるも、夏に大会通算チーム100安打の記録を残して優勝した。
○3度目は平成14年の84回選手権大会。
この大会では、智辯学園との兄弟校対決なども制し決勝へ進んだが、決勝でこの時初優勝となった明徳義塾に敗れて準優勝となった。
○それ以降はしばらく決勝進出はなかったが、一昨年の平成30年90回記念大会の選抜で決勝進出。
後に春夏連覇を遂げる大阪桐蔭に決勝で惜しくも敗れてしまう。この時は選抜前秋の近畿大会でも、選抜後春の近畿大会でも大阪桐蔭に決勝で惜敗という結果だった。
そして更なるデータとして、平成の春夏甲子園で決勝進出回数のランキングをお見せする。
【1位】大阪桐蔭 8回
夏5回(優勝5) 春3回(優勝3)
【2位】智辯和歌山 7回
夏3回(優勝2) 春4回(優勝1)
【3位】東海大相模 5回
夏2回(優勝1) 春3回(優勝2)
【4位タイ】
横浜 4回 夏1回(優勝1) 春3回(優勝2)
広陵 4回 夏2回(優勝0) 春2回(優勝2)
決勝進出回数でいうと、大阪桐蔭と智辯和歌山の差はわずか“1”。
令和の高校野球は大阪桐蔭の独壇場とはいかないかもしれない。
ジャンル | スポーツ |
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掲載日時 | 2020/8/5 16:00 |
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