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原稿用紙は400字詰めだけじゃない?

 原稿用紙といえば、小学校や中学校などの、学生時代の作文の授業を思い出す人も多いでしょう。作文が得意だった人、苦手だった人、それぞれの思い出があると思います。ただ、どちらかといえば苦手という人が多いのではないでしょうか。夏休みの宿題の定番、読書感想文で原稿用紙のマス目をどうやって埋めようか苦労した人も多そうです。

 

この原稿用紙は、20字詰めの20行、1枚400文字詰めのものが一般的です。小説の新人賞などでも、いまはほとんどがワープロ原稿による応募となっているでしょうが、募集要項を見ると「400字詰めの換算枚数」を求めているところも少なくありません。原稿用紙は400字というのがもっともスタンダードといえますが、それ以外のタイプの原稿用紙もあります。

 

日常的に文章を書く仕事である新聞社や出版社などで使われていた原稿用紙は、400字詰めではなく、200字詰めのものが一般的です。字詰めは20字の10行ですから、ちょうど400字詰めの原稿用紙の半分といったイメージですね。このタイプの原稿用紙は、業界用語では「ペラ」と呼ばれていました。そのまま「ペラ何枚」といった指定で書くこともありました。雑誌のコラムなどでは、600字や、800字、1000字といった発注がなされることがありますが、これらはペラ2枚、4枚、5枚に該当するものですね。さらに、テレビドラマなどのシナリオにもペラが使われていました。ドラマは放送時間が決まっていますから、ペラ1枚あたりで、どのくらいの時間の経過を書くのか逆算しやすい事情もあったと言えるでしょう。

 

さらに、新聞や雑誌などでは、レイアウトで1行あたりの文字数と行数が、13字×20行といった風にあらかじめ決まっているものもあります。こうした分量に合わせた専用の原稿用紙も存在していました。週刊誌や新聞などの文章の独特のリズムもそこから生まれてゆきました。

 

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フリーライター
下地直輝
実話誌編集者を経てフリーライターに。
戦後文化史(特に60-70年代)、90年代サブカルチャー、古雑誌収集、東南アジア旅行など好みます。

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