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見返りを求めず他者にモノやサービスを
与えることを優先する経済とは?

私たちは資本主義で動く世の中に暮らしています。労働の対価としてお金をもらい、モノを買ったりサービスを受ける代わりにお金を払うのが基本です。

 

最近では、他人と共有する形でモノやサービスを利用するシェアリングサービスが広がるなど、経済の形は日々変化しつつあります。

 

 

問題!

日本語では “贈与経済” とも呼ばれる、見返りを求めず他者にモノやサービスを与えることを優先する経済の仕組みは何?

 

それは・・・「ギフトエコノミー」です!

 

 

ギフトエコノミーは、自ら進んでモノやサービスを与えることを大切にしている仕組み。与える人とそれを受け取る人、双方の善意で成り立ちます。日本文化で言うところの「お裾分け」がギフトエコノミーの一例と言えるでしょう。農業や水産業が盛んな地域では、たくさんとれた野菜や果物、魚介類などを近所の人にあげる、という光景が見られます。こうしたやりとりは交換・お返しの義務がないコミュニケーションです。

 

今挙げた例から分かるように、こうした営みは、小さなコミュニティの間では昔からあったもの。

 

ギフトエコノミーという概念として知られるようになったのは、2007年にアメリカ・バークレーで始まった「カルマ・キッチン」がきっかけと言われています。カルマ・キッチンでは食事をすることができるのですが、お代は0円。自分より前に利用した人が善意で払ってくれたお金によって食事が提供されます。そして、食事をした人はまた次の見えない誰かへギフトする。これも任意というのがポイントなのですが、感謝の気持ちを込めて多くの人がギフトを残していくそうです。この取り組みはその後世界中に広がっています。

 

日常生活の中でも、「花を摘んで贈る」「お菓子を焼いてプレゼントする」など、できたものをお金と交換して買うのではなく、工夫して「あの人にこれをあげたら喜んでもらえるかも!」という純粋な気持ちで行うのがギフトエコノミー。贈る人も贈られる人も心地いい。あげた、もらった、というできごとがストーリーになって思い出にもなる。

 

無理して生活をシフトする必要はないと思いますが、日常に少しでもこうした営みがあると心が豊かになるかもしれません。

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フリーライター
宮川周平

信州大学工学部卒、大学院中退。信州大学クイズサークル出身。フリーライター。生まれながらにして大相撲好きで超がつくほどのテレビっ子。旅の必需品は御朱印帳。日本の世界遺産全制覇が目標。記事は、クイズ初心者〜玄人までが「五感の幅を広げられる」が目標。

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