『花王』の三日月マークが左向きなのはなぜ?
花王は、1887年に長瀬富郎によって創業された化学メーカー。日本橋馬喰町に洋小物店「長瀬商店」として開業したのが始まり。当時から化粧石鹸など日用品を販売していたようです。
そこで、花王に関するこんな問題です!
「三日月マーク」でお馴染みの花王。当初右向きでしたが、1943年、月のある特徴にちなみ、事業の繁栄を願って左向きの月に変更されました。さて、左向きの月にはどんな意味が込められているでしょうか?
正解は・・・これから満月になるように、会社もより輝いていくことを願って、でした。
左向きの三日月は、この後上弦の月になり、やがて満月になります。月が満ちていくように、会社もより輝いていくように…という願いが込められていたのでした。右向きですと、これから新月に向けて欠けていきますから、縁起がよくないということだったのではないかと思います。
「三日月マーク」は、幾度もの変更を重ねながら受け継がれてきた伝統のマーク。長瀬商店で扱っていた輸入鉛筆のマークから着想を得て、創業者・長瀬富郎が自らデザインしたものだそう。
なお、花王の社名の由来は、「顔洗い」から来ているそうで、創業当時、世の中では化粧石鹸のことを「顔洗い」と呼んでおり、「顔石鹸」と名付け、「花王」の字を当てたと言われています。
1943年以降もロゴマークは数回変更されました。直近での変更は2021年、アルファベットで「kao」というロゴとなり、花王グループを表すロゴに「三日月マーク」は使われなくなってしまいました。しかし、「三日月マーク」は廃止されることなく、広報活動などに使用されているようです。
ちなみに、花王は独自にいくつも記念日を制定。1月19日をいいくちの日、8月2日をバブの日、9月19日をクイックルの日など一般社団法人日本記念日協会には10個もの記念日が登録されています。
花王のロゴの変遷
ジャンル | 生活 |
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掲載日時 | 2023/2/7 16:00 |
タグ | 花王 |
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