ペットのヒヤリハットを探せvol.9どこが危険?テレワーク編2
「SNSで人気のペット画像」の中には、ペットの動物というよりも人物や風景が主人公と言ってよいタイプのものも結構あります。つまり人間と動物とのさりげない絆を醸し出していたり、室内や屋外の風景の中にペットがさりげなくいることによって物語性や躍動感を感じさせるところに人々が魅力を感じるわけですが、実はこういったタイプの「ペットさん画像」の中にも、ヒヤリハット事例というべきケースは残念ながら時々見受けられます。
こちらの拙イラストは、そうした幾つかの「風景が主役のペットさん画像」を元にした架空のペット写真のイメージです。猫が出窓の枠に座り、外の風景を見ています。ちょっとしたバラ園を思わせる庭にはエクステリア用の古代風女神像が置かれ、女神像が手に乗せている小鳥像と頭に止まった本物の小鳥が偶然のほのかな面白さを醸し出しています。また、部屋の中の机には読みかけと思われる本が伏せてあり、猫の飼い主さん本人の姿は見えないものの存在感が伝わってきます。
しかしながらこうした光景であってもヒヤリハット事例というべき要素が絶対に潜んでいないとは断言できませんが、今回はヒヤリハット事例はいくつあるでしょう?
1、特に緊急的なヒヤリハット事例はありません。
2、1点だけヒヤリハット事例があります。
3、少なくとも3点はヒヤリハット事例があります。
・・・正解は、今回は珍しく1番の「特に緊急的なヒヤリハット事例はない」です。なぜなのか、3つの大きな理由を見ていきます。
まず、「窓がきちんと閉まっている」点です。窓から見える外の風景に白線が2本被さっていますが、これは窓に反射した光を表現しており、窓がきちんと閉められていることがわかります。窓が閉まっていることで、何らかの理由で猫が外へ飛び出してしまい結果的に外で死亡してしまったり行方不明になったり、感染症にかかったりすることを防げるわけです。
2つ目は、「机の上に人間の飲食物や薬品など、猫が誤飲・誤食すると危険なものが放って置かれていない」点です。特に飼い主が目を離している間には、そうした誤飲や誤食が発生するリスクが高まるので注意です。
3つ目は、「机の引き出しがきちんと閉めてある」点です。引き出しを開けていると、猫がいたずらをしてしまう危険があり、その際にも誤飲や負傷といった事故のリスクがあります。
とはいえ今回のケースはあくまで「この瞬間には、特に緊急的なヒヤリハット事例はない」だけに過ぎず、猫の場所移動によってはヒヤリハット事例になり得る要素も実際には潜んでいることを忘れてはいけません。
例えば椅子がありますが、外を見るのにも飽きた猫がこの椅子の下に移動してくることも予想されます。そしてもしこの椅子がキャスター付きであった場合、戻ってきた飼い主さんが気付かずに椅子を引いてしまい下にいた猫を轢いて負傷させてしまう危険もあります。
また、机の上に猫が乗る可能性もありますが、伏せてある本が借り物であったり希少な古書であったりする場合、汚れや破損の危険もあるので注意です。
<参考サイト>
「オフィスに猫」を考える 〜何かが起きてしまう前に〜
ジャンル | 生活 |
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掲載日時 | 2021/10/19 16:00 |
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