ラーメン業界に旋風を巻き起こした
96年組と言われる三軒のラーメン屋とは?
かつて日本のアイドル業界においてとんでもない当たり年があった事をご存知だろうか?
小泉今日子、中森明菜、原田知世、早見優、堀ちえみ、などなど。
このそうそうたる面々がデビューした年が1982年。
同じ年にデビューした事から、以降『花の82年組』と呼ばれるようになった。
14年の時を経てこれと同じ様な現象がラーメン業界にも起こったのである。
1996年。
その後のラーメン業界に大きく影響を与える革新的なお店が三軒登場したのである。
ラーメン好きでなくても1度は耳にしたことがあるであろう。
アパレル出身の異端児、山田氏が東京の青山にオープンさせたのがその歴史の始まりである。(本店は98年から新宿に城を移し、現在“創始麺屋武蔵”として営業中)
麺屋武蔵はこれまでのラーメン屋の常識に囚われない様々な試みを次々と実践した。
オシャレな店作り、限定メニューの販売、券売機の導入などはこの麺屋武蔵が先駆けだと言われている。
サンマ節などの魚の乾物で出汁を採ったスープも当時はめずらしかった。
仙台出身の芳賀氏が東京の中野駅近くにオープンさせた。
今やすっかり定着したダブルスープというスタイル。
魚介系と動物系のスープを掛け合わせた物をこう呼んでいるが、その元祖と言われているのがこの青葉である。
東京ラーメンと九州ラーメンの良いとこ取りを目指して作られたスープは、今となってはもう王道と呼ばれるまでの物となっている。
【くじら軒】
サラリーマンを経験した後、46歳の田村氏が勝負を賭けた地は神奈川県の横浜市。
横浜と言えば濃厚な味付けで有名な家系ラーメンが根付いた場所である。
そんな中、家系とは対照的と言ってもいい綺麗で澄んだ清湯スープが味わえるお店をオープンさせた。
すぐに人気行列店となった。
香味油発祥のお店としても有名で、今やお馴染み神奈川淡麗系の元祖とも呼ばれている。
96年以降はこの革新的な三軒の影響を受け、その背中を追うように様々なラーメン店がオープンしていった。
約25年も前からラーメン業界を盛り上げ支えてきたこの三軒が、今尚活躍している事はとんでもなく凄いことである。
機会があれば皆さんもその歴史を味わいに訪ねてみてはいかがでしょうか。
ジャンル | 生活 |
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掲載日時 | 2020/11/8 16:00 |
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