世界初のプラネタリウムはどこで生まれた?
あなたはプラネタリウムと触れ合った機会があるだろうか。
もしないのであれば人生に一度は味わった方が良い。
科学館などの施設に設置されていたり、ホームシアターとして販売されているなど多種多様に存在している。
僕がプラネタリウムと最初に触れ合ったのは、小学生の頃。
学習塾の集中勉強企画で奈良県大塔村(現・五條市)にある大塔コスミックパーク・星のくにに泊まった時に、企画の一環として昼にプラネタリウムで星空や星座のお話を聞く、夜に天文台で月や惑星、実際の夜空で星や星座を見るといったものだった。
当時は夜に弱かったので天文台や夜空で見た記憶が定かでなくなっているが、昼のプラネタリム企画で見たものは今でも鮮明に覚えている。
地元の夜空で見える星々や星座の解説、星座にまつわる神話のストーリー。真っ暗なので寝てしまっている子もいる中、映像とナレーションでワクワク感が止まらず聞き入っていた。
そんなときめきを与えてくれたプラネタリウムだが、世界初のプラネタリウムはどんなものだったのか。
それが生まれたのは1923年のドイツ。ミュンヘンにあるドイツ博物館の創立者であるオスカー・フォン・ミュラーが発案し、ドイツのハイデルベルク大学の天文台長を勤めていたマックス・ウォルフが設計したものをイェール(ドイツの都市)にある光学機器製造会社「カール・ツァイス」が製造したのが第一号である。
当時は4500個の星と5つの惑星の動きを再現していたが、その後改良が施されていき一般公開されるようになったのは1925年5月とのこと。
日本で初めてプラネタリウムが導入されたのは1937年の大阪市立電気科学館(現・大阪市立科学館)で、国産初のプラネタリウムが完成したのは1958年である。
また1958年当時9月から11月まで兵庫県で開催された科学大博覧会でその国産プラネタリウムが初公開されており、大反響だった。
2021年現在の日本で動いている一番古いプラネタリウムは兵庫県の明石市立科学館に、一番大きいのは愛知県の名古屋市科学館に設置されている。
日本のプラネタリウムの中にはギネス登録されたものもあるので、調べて足を運んで見に行ってみてはどうでしょう。
ジャンル | 歴史 |
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掲載日時 | 2021/6/16 16:30 |
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