最初に月面を歩行したのはアームストロングともう一人は誰?
突然ですが月探査にまつわるクイズです。
Q1. 月に初めて接近通過することができた人工衛星は?
Q2. 月に初めて着陸した人工衛星は?
Q3. 月の裏側の撮影に初めて成功した人工衛星は?
Q4. 月に初めて軟着陸(ソフトランディング)に成功した人工衛星は?
Q5. 月の周回軌道に初めて入り、地球の孫衛星第一号となった人工衛星は?
正解はこちら。
A1. ルナ1号(ソ連, 1959年)
A2. ルナ2号(ソ連, 1959年/着陸よりも衝突の方がふさわしい…)
A3. ルナ3号(ソ連, 1959年)
A4. ルナ9号(ソ連, 1966年)
A5. ルナ10号(ソ連, 1966年)
月に初めて探査のメスを切り込んだのは、ソビエト社会主義共和国連邦だ。
ソ連はルナ計画と題して(ルナ1号からルナ24号まで)積極的に月に対して挑戦し続けた。また初の有人宇宙飛行もソ連が先に成功している。(1961年, ボストーク1号)
当時の社会状況は冷戦(※)だったので、アメリカはだまっていられなかった。
「ソ連が人工衛星で月に飛ばし、有人宇宙飛行も先にしたのなら、こっちは初めて月に人を送ろう。」そういう思いを抱いていたと推察する。
(※)冷戦…第二次世界大戦後40年以上続いたアメリカvsソ連の対立。
そしてついにアメリカが動き出した。
1968年に有人の宇宙船が初めて月の周回に成功した。アメリカのアポロ8号だ。
搭乗していたのはフランク・ボーマン、ジム・ラヴェルとウィリアム・アンダースの3名。また彼らは無事に地球に帰還してから、「1968年を代表する男たち」としてタイム紙に選ばれている。
1969年。歴史が動いた。アメリカのアポロ11号により、人が月面に初上陸し、歩行することに成功した。
上陸したのはニール・アームストロングとバズ・オルドリンだ。
アームストロングが「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。(“That’s one small step for [a] man, one giant leap for mankind.”)」と名言を残したので、アームストロングの印象が後世に強く広がった。
ちなみにアームストロングに続いてオルドリンが月面に上陸し、月面の景色を見て発したのは「 壮大なる荒れ地だ。(“Magnificent desolation.”)」だった。
ジャンル | 歴史 |
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掲載日時 | 2020/7/22 16:00 |
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