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アメリカとロシアの距離はどれくらい?

世界の二大国というと米中が挙げられる昨今だが、一昔前は米ロ、さらにさかのぼると米ソという時代が長らく続いた。

名目GDPのシェアでみると1970年にはアメリカが31.6%を占めており、旧ソ連は12.7%と開きはあるものの世界第2位。旧ソ連によるアフガン侵攻があった1979年には、軍事費では旧ソ連が約1700億ドルとアメリカの1590億ドルを上回っての世界一だった。

 

こんな超大国だった旧ソ連だが、崩壊の前年、1990年の名目GDPシェアではアメリカの26.0%に対して3.4%にまで落ち込んだ(ちなみに日本は13.7%、中国は1.7%)。

2018年にいたっては、アメリカは24.3%だが、ロシアは1.9%ほどでしかない(日本5.8%、中国15.8%)。同年の軍事費もアメリカが6488憶ドルなのにロシアは614億ドルと10分の1にも満たない。

 

旧ソ連時代には2億9000万人ほどの人口を抱えていたが、現在のロシアはその半分ほどという違いはあるものの、崩壊前には圧倒的存在感があった共和国としては、その凋落ぶりは激しいと言わざるをえない(日本の落ち込み、13.7%→5.8%もすごいが、ここではテーマが違うので触れない)。

 

この両国、「遠くて遠い国」のようだが、実は「近くて遠い国」であることをご存じだろうか。

首都同士だと大西洋を挟んで、ワシントンのダレス、モスクワのシェレメーチエヴォ両国際空港は約7810kmも離れている。

しかし、領土間の最短距離はなんとたったの3.7kmしかないのだ。

この距離、JR山手線の新宿-渋谷間ほど。ベーリング海峡のど真ん中、ダイオミード諸島がその場所だ。アメリカのリトルダイオミード島とロシアのラトマノフ島からなり、それぞれアラスカ州とチュクチ自治管区に属している。

もともとロシアの地であったアラスカを1867年にアメリカが購入した際に、この2島の間に国境が設けられたというわけ。アメリカとロシアは、電車だとたった7分ほどの距離しか離れていないお隣さんなのである。

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クイズ作家
仲野隆也

名古屋大学クイズ研究会出身。
中学2年のとき、書籍「クイズグランプリ第5集」を手にしてからクイズ歴は40年になる。
幼少のころより数えることが好き。
もっともうれしかった発見は62円切手の目打ちの数が62個だったこと。
クイズ商社・キュービック、クイズ制作会社・セブンワンダーズ、
一般社団法人日本ジェネラルナレッジ協会の代表。
ときどき、下北沢・RBL CAFEのマスター。

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