「ウルトラマン」で怪獣を連れてきた架空の彗星は?
正月元日。今年のこの日はTVで何を見ていましたか?
ニューイヤー駅伝。お笑い演芸。「一流はどっちか」を選ぶ番組。2時間以上の推理ドラマスペシャル。
いずれも正月だからこその特別番組が勢ぞろい。
しかし昭和時代のテレビでは元日でも通常番組が放送されていた。
※もちろん昭和にも隠し芸大会番組や時代劇スペシャルなど、正月向けの特別番組はあった。
例えば昭和のドタバタギャグアニメを代表する「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」(1977~1979)。その第一話「ヤッターマン出動だコロン」が放送されたのは1977年1月1日18:30~19:00。当時は正月特番のために1週間以上延ばして放送を始めるというものではなかったと推察される。
ヤッターマン第一話が放送されたちょうど10年前、1967年1月1日。こちらはTBS系列で19:00~19:30に放送されており、話数は25話目となる。
それが1966年7月から1967年4月まで放送されていた空想特撮シリーズ第2作目「ウルトラマン」。元日に放送されたそのタイトルは「怪彗星ツイフォン」である。
あらすじは以下の通り。
「彗星ツイフォンが地球に接近。衝突は紙一重で回避出来るが、彗星の宇宙線の影響で、水爆が自然爆発をする危険が浮上した。日本アルプスで消えた水爆を捜す科学特捜隊の前に、ギガスとドラコが出現。さらに水爆を飲み込んだレッドキングも目を覚まし、大格闘が始まる…!」(バンダイチャンネル ウルトラマン 第25話より引用)
元日に放送されるだけあって、冬の雪山を舞台に3匹の怪獣が乱闘。
登場怪獣は雪山怪獣ギガス、彗星怪獣ドラコ、どくろ怪獣レッドキング(二代目)である。
このうちドラコはツイフォン接近と共に現れた怪獣で、ギガスとレッドキングはツイフォンの放つ宇宙線の影響で現れたとされる。
ツイフォンが連れてきた彗星怪獣ドラコだが、「ウルトラマン」第37話「小さな英雄」で怪獣酋長ジェロニモンの力で蘇っている。ただし再生前と違うのはツノの数と羽の有無、そして両腕が鎌から五本指になったところだ。羽根はレッドキング(二代目)との戦いでもぎ取られたから無くなったのは仕方ないが、他のところが再生前と同じじゃないのは大人になった今でも合点がいっていない…。
ジャンル | エンタメ・カルチャー |
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掲載日時 | 2021/8/17 16:00 |
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