海王星から生まれたとされるウルトラ怪獣は?
昭和41年に放送を開始した「ウルトラマン」。前作の「ウルトラQ」を含めた「ウルトラマンシリーズ」に登場した怪獣・宇宙人やロボットなどをウルトラ怪獣と呼ばれている。
そんなウルトラ怪獣の中には地球以外の太陽系出身のものが存在している。「ウルトラQ」(1966)の第3話「宇宙からの贈り物」に登場するナメクジっぽい怪獣・ナメゴンは火星出身、第11話「バルンガ」に登場する風船怪獣バルンガは土星出身だ。
そんな中で僕が一番好きな太陽系出身のウルトラ怪獣。それが暴君怪獣タイラント。「ウルトラマンタロウ」(1973〜1974)の第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」に登場。怪獣の名前は英語で「暴君」を指す “tyrant”に由来する。
タイラントは海王星で生まれた怪獣だが、何よりもすごいのは過去のウルトラ戦士と戦った怪獣や宇宙人などの一部が寄り添って合体したところだ。
顔は竜巻怪獣シーゴラス(「帰ってきたウルトラマン」(1971〜1972))、耳は異次元宇宙人イカルス星人(「ウルトラセブン」(1967〜1968))、腹部は宇宙大怪獣ベムスター(「帰ってきたウルトラマン」)、両足はどくろ怪獣レッドキング(「ウルトラマン」(1966〜1967))、両手は殺し屋超獣バラバ(「ウルトラマンA」(1972〜1973))、背中は液状超獣ハンザギラン(「ウルトラマンA」)、そして尻尾は大蟹超獣キングクラブ(「ウルトラマンA」)でできている。
海王星で生まれたタイラントは地球目指して行動を始める。ウルトラ兄弟の長兄・ゾフィーがそれを食い止めようと海王星で戦うが敗北。その後も天王星で初代ウルトラマン、土星でウルトラセブン、木星でウルトラマンジャック(別名・帰ってきたウルトラマン、新マンなど)、そして火星でウルトラマンAと戦うも連戦連勝。
そして地球に来て当時地球を守っていたウルトラマンタロウとの戦い。どうなるかは購入して見ていただければ!
なぜ僕が平成生まれなのに昭和ウルトラマンの怪獣を語れるのか。子供時代に親に買ってもらった怪獣のフィギュアで一番興味を持ったのと、平成初期の当時は男子向けに過去のウルトラ戦士や怪獣をピックアップしていた書籍があったことが一番大きかった。
補足で今回の記事を締めくくる。登場してからのタイラントの活躍は昨今も続いていたことに驚いた。
1974年の日本とタイの合作映画「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」(2020年現在は絶版)は知っていたが、その後平成になって「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」(2008〜2009)・「ウルトラマン列伝」(2011〜2013)・「ウルトラマンジード」(2017)などに登場し、ウルトラ戦士などと対決している。負ける運命であることを知りつつも応援したくなるのは子供時代の懐古からなのか…。
ジャンル | エンタメ・カルチャー |
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掲載日時 | 2020/9/27 16:00 |
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