『紅白歌合戦』。昭和・平成・令和で歌われた歌は?
令和初の『紅白歌合戦』が昨年の大みそかに放送された。第70回にあたり、昭和で39回、平成で30回の放送を数える。
昭和26年1月3日にラジオ番組として始まり、第3回までは正月番組だった。NHK総合テレビの本放送が開始されてからは大みそかの特番となった。そのため、昭和28年にはラジオとテレビで2度の「紅白」があったことになる。
さて、昭和、平成、令和で歌われた曲だが、それは、意外にも早々に披露された。白組のトップバッター・郷ひろみの『2億4千万の瞳』である。
最初に歌われたのは昭和59年の第35回。以来、平成8年、27年、29年に昨年と、メドレーを除くと5回選曲されている。
郷ひろみは『お嫁サンバ』も昭和・平成で歌っているので、来年、紅白三世代楽曲がまた生まれるかもしれない。
ほかに達成している曲が2つある。石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』と坂本冬美の『祝い酒』だ。
『津軽海峡・冬景色』は実は「紅白」で11回ともっとも多く歌われている曲でもある。しかも平成19年から『天城越え』と交互に歌っていることから、ほぼ確実にこの記録を達成するだろう。
ちなみに『天城越え』も11回を数えることから、石川さゆりは42回の出場中、半分以上をこの2曲が占めている。
かたや『祝い酒』は実に効率よくクリアした。坂本冬美が同曲で初出場を果たしたのは昭和最後の「紅白」であり、平成では2回と計4回しか歌われていない。
この記録だが、今後さほど増えることはないだろう。昭和に出場実績があり、なおかつ、近年も連続して出ていることが条件になるからだ(和田アキ子あたりが復活すれば別だが)。
その中で、候補となる歌手に松田聖子と五木ひろしがいる。松田聖子は『瑠璃色の地球』(メドレーを除く)で王手をかけている。
五木ひろしに至っては『よこはま・たそがれ』『千曲川』『契り』と3曲も控えており、こちらは時間の問題と思われる。
ジャンル | エンタメ・カルチャー |
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掲載日時 | 2020/3/9 16:00 |
名古屋大学クイズ研究会出身。
中学2年のとき、書籍「クイズグランプリ第5集」を手にしてからクイズ歴は40年になる。
幼少のころより数えることが好き。
もっともうれしかった発見は62円切手の目打ちの数が62個だったこと。
クイズ商社・キュービック、クイズ制作会社・セブンワンダーズ、
一般社団法人日本ジェネラルナレッジ協会の代表。
ときどき、下北沢・RBL CAFEのマスター。
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