メロンの名前に由来する地形を持つ天体は?
突然ですが○×クイズを1問。
- アンデスメロンの「アンデス」はアンデス山脈に由来している。○か×か。
正解は×。開発したサカタのタネは「生産者はつくって安心」「流通は売って安心」「消費者は買って安心」と安心の思いを込めた「アンシンデスメロン」を略して「アンデスメロン」と名付けている。つまり南米にある世界一長い山脈のアンデス山脈とは関係ない。
もしかしたら雑学好きの方々にとって上記のことは既知かもしれない。では次のクイズはどうだろうか。
- 海王星の衛星であるトリトンの地形の名前にも使われており、イタリアの基礎自治体の一つに名前が由来し、疣(いぼ)メロンという別名もあるフルーツは何でしょう?
正解はカンタロープメロン。カンタロープは主にヨーロッパ南部・アメリカ・タイで露地栽培している赤肉(オレンジ色の果肉をしている種類)のメロンである。
※メロンには他に淡い緑色の果肉をしている青肉と、白色の果肉をしている白肉の種類がある。赤肉の例は夕張メロン、青肉の例はマスクメロン、白肉の例はホームランメロンなどがある。
カンタロープメロンはスターバックスやコストコが商品として導入したことで近年日本で知られるようになったが、それ以前はカットフルーツやドライメロンなどで販売されていた。
ではトリトンで見られるカンタロープ地形とはどんなものなのだろうか。
その地形が主に見られるのがトリトンの西半球で、なぜできたかが未だに研究中である割れ目と窪みでできている。その地形がカンタロープメロンの表面に似ていることからそう名付けられたとされる。
トリトンの西半球にはクレーターが他の場所と比べて数少ないため、カンタロープがある地域は最も古い地形であると推定されている。
またカンタロープ地形は2021年現在トリトンでしか見つかっていない。もし人工衛星による天体観測で太陽系内外に関わらず同じような地形が見つかれば、その成り立ちがわかるかもしれない。今後にご期待!
ジャンル | 科学 |
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掲載日時 | 2021/10/31 16:00 |
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