最大規模のクレーターがある太陽系の天体は?
クレーターと聞いて、あなたは何をまず思い浮かぶだろうか。
月などの天体の表面に円形状のくぼんだ地形。印象に強いのはこれだろう。
詳しくは『「アクタガワ」「ホクサイ」といったクレーターがある太陽系惑星は?』に記載しているので参照してほしい。
しかし英語圏での”crater”には他の意味も併せ持っている。
火山の噴火口(火口)もしくはその跡。
天体でよく見られるクレーターは火山活動によるものも一部あるが、大半はその天体よりも小さい別の天体が衝突することでできた痕跡だ。
ここで第一問。
地球上に存在するクレーターの中で一番大きいのは?
正解はフレデフォート・ドーム(南アフリカ共和国)。世界自然遺産にも登録されている。
2番目に大きいのはサドベリー・クレーター(カナダ)、3番目は恐竜の絶滅を引き起こしたとされるチクシュルーブ・クレーター(メキシコ)。
これらの3つは世界3大インパクト(隕石衝突)と呼ばれることがあるので、早押しクイズの対策になるかも?
ちなみにサドベリー・クレーターは長年の侵食と地殻変動により、クレーターとしての地形はほとんど残っていない。
続いて第二問。
日本で唯一、隕石衝突によるクレーターの痕跡が残っている南アルプスの山は?
正解は御池山(おいけやま)。長野県飯田市に位置しており、そのクレーターは直径約45mの小惑星がおよそ2〜3万年前に衝突してできたと推定されている。付近にはしらびそ高原があり、季節ごとに変わる風景を楽しめられるので行ってみては?
最後に第三問。
太陽系最大のクレーターがある木星の衛星は?
正解はガニメデ。木星の第3衛星だ。2020年に神戸大学と大島商船高等専門学校(山口県)の合同研究チームがガニメデの地形解析を行い、半径が約7800kmもある巨大なクレーターの痕跡を見つけたと論文発表している。コンピューターシミュレーションによると、40億年以上前に半径約150kmの小惑星が衝突してできたものだとされる。
クレータークイズ3問。あなたは何問解けたかな?ではまた次回!
ジャンル | 科学 |
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掲載日時 | 2020/11/15 16:00 |
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