よみもの|聞くトリビア(読む編)

全世界の都市にあって、ドバイにないものって何?
【朗読】聞いたこともない雑学【聞くトリビア】

こんなこと、聞いたこともない!!

驚愕の雑学の数々を、フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともにお楽しみください。


こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

奈良公園で鹿を集めるときに使うのは、ホルン

歴史の街、奈良。奈良公園では神様の使いとされている鹿が様々な場所で見られます。そんな鹿を集める「鹿寄せ」と呼ばれるイベントでは、その合図として和の雰囲気から想像できない、管楽器のホルンの音色が使われています。ホルンの演奏によるベートーベン作曲の『田園』が公園内に鳴り響くと鹿たちはその音の鳴るほうへと寄っていき、演奏者を中心とした鹿の群れが出来上がります。

これはもともとは1892年、奈良公園に出来た鹿の保護施設の完成式典でラッパが演奏されていたことに由来するもので、戦時中までずっと進軍ラッパが使われていました。後に戦争がひどくなって鹿寄せは中断されていましたが、1949年に復活。そのときに進軍ラッパからホルンに変更されたそうです。

なぜホルンになったのかというと、当時の春日大社の宮司だった人物が、ホルンは奈良の牧歌的なイメージに似合うということから採用し、当時中古品だったものを購入してそのまま使うようになったそうです。

一見、奈良とはミスマッチに思えるホルンですが、たしかにのどかな雰囲気を感じさせるという意味ではピッタリかもしれません。

ブタは実は体脂肪率は、低い

ブタと聞けば「脂肪の塊」というイメージが強い人も多いかもしれません。しかし、実は意外にもそれほど体脂肪率は高くないというのはご存知でしょうか?

食用として飼われているブタの体脂肪率は品種や飼育方法によって変わりますが、15%ほどだそうです。人間の体脂肪率の平均は、成人男性で15から20%、成人女性だと20から28%なので、比べるとかなり痩せ型ということになります。しかも野生のブタだともっと脂肪が少なく、10%を下回ることもあるそうです。

また、走る速度も速かったりします。野生のブタの平均速度が時速40km、100mで計算してみると9秒ほど、人類最速のウサイン・ボルトよりも速く走ることができます。

実はブタは我々が思っているような「脂肪の塊」ではなく、アスリート体質だったというわけです。

ワイキキビーチは、人工的に作られている

常夏の楽園ハワイをイメージするとき、多くの人はワイキキビーチを思い浮かべるのではないでしょうか。そんなワイキキビーチの砂浜は天然のものではなく、人工的に作られたものでした。

もともとワイキキは火山の溶岩からできた砂利やゴツゴツとした岩場しか見られない、決してお世辞でも美しいとはいえない場所でした。しかし1959年にアメリカ50番目の州になると、多くの資本家がハワイを訪れ、この地を一大観光地に仕立て上げようと開発を行いました。そしてその一環でワイキキビーチの整備が行われたというわけです。

他の島やカリフォルニアから運び込んだ砂でビーチ一面を白く彩り、かつての岩場からは考えられない美しい砂浜ができあがりました。その後ビーチ沿いに豪華なホテルが建設され、今のワイキキとなっていきます。

ちなみに現在、ワイキキビーチは潮の満ち引きなどが原因で砂浜がどんどん侵食されており、コンクリートの基盤などがむき出しになったりしています。人工砂浜の維持もかなり大変なようです。

かつてオランダではチューリップの球根1つで、家が変えた

日本では1980年代後半から90年代初頭にかけて、地価や株価の高騰が原因となった好景気、いわゆるバブル景気が起こりました。実は過去に日本以外の国でも同じような出来事が起こっています。ただ、その原因となったものは土地や株ではなく、チューリップの球根でした。

それが起こったのは17世紀のオランダです。当時トルコから新しく入ってきたチューリップに対しオランダの多くの人々がその美しさに魅了され、たちまち人気となりました。次第に多くの金持ちが球根を買い出すようになり、だんだんと品薄となっていったことから価格も釣り上がりっていきます。そうなると単なる趣味の対象だったチューリップも投機対象として扱われるようになり、球根1個でオランダの首都アムステルダムで家を購入できるまで価格が跳ね上がりました。

しかし、そんな状況は長く続くはずもありません。次第にこの状況がおかしいと思った人が増えてきて、球根をどんどん売り始めます。そうなると市場が次第にパニックとなり、価格がものすごい勢いで下がりだし、多くの投機家が被害を受けたようです。

日本一低い山は、標高3m

日本一高い山は標高3776mの富士山であるということは、おそらく誰もがご存知のことでしょう。しかし、逆に日本一低い山はどこか、という質問に答えられる人はなかなかいないのではないでしょうか。

その日本一低い山がどこかというと、仙台市にある日和山(ひよりやま)で、標高はわずか3mです。日和山という大きな看板が建てられているため、そこが山であると気づきますが、それがなければただの地面の盛り上がった場所にしか見えないところです。登山口から山頂まではわずか4、5歩と達成感はほぼありません。しかし登ったことを仙台市の高砂市民センターに伝えると登山証明書がもらえるといった特典があります。

この日和山、実は2011年までは日本一ではなく、大阪の天保山(てんぽうさん)が4.53mで日本一とされていました。しかし、東日本大震災により日和山の山頂部が津波で削られてしまったことから逆転しました。このことから日和山は震災に耐えた山というシンボルとして見られているようです。

買い物の支払いで1円玉を21枚以上出すと、断られることがある

小銭を多く持っているときに買い物に行くときには気をつけてください。というのも、300円の商品代金をすべて10円玉で支払おうとしても店が受け取ってくれないことがあるからです。

「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」の第7条で、「貨幣は、額面価格の20倍までを限り、法貨として通用する」と書かれています。どういうことかというと、買い物で小銭を使うときは、1円、5円など各額面最大20枚までであるということで、これを超えたときは店が受け取りを拒否することができるというわけです。

これは多数の硬貨を店が受け入れた場合、その計算や保管に手間がかかってしまうということが大きな理由です。確かにふつうのお店では銀行などのように小銭を数える機械は見られません。数えるとなると人の手で時間をかけて数えることになります。ただし、これは硬貨に限る話であって、お札に関しては何枚使っても問題ありません。

もし、小銭がたまったときは買い物には使わず、銀行などで預金したり、有料にはなりますが両替をお願いするのがいいようです。

地球が太陽の周囲を回るスピードは、時速10万km以上

地球が太陽の周りを回っているということはみなさん当たり前の事実です。1年かけて太陽の周りを1周しますが、そのスピードを時速に直すとなんとおよそ10万7千kmにもなります。ロケットが宇宙へ旅立つときの最高時速がおよそ4万kmですので、その2倍以上の速さで地球が動いているということになります。

では、なぜ我々がその速さを感じることがないのかというと、地球が動いていると同時に大気なども一緒に同じスピードで動いているからです。たとえば走っている車に乗っているとき、隣の車が同じスピードで走っていると、その車は止まっているように見えます。それが我々が何も感じない原因というわけです。

ちなみに太陽系の各惑星は太陽の周囲を回っているだけというイメージが強いかもしれませんが、実は太陽系全体は天の川銀河の周囲をなんと時速およそ86万4千kmというスピードで回っています。地球は自分で回って、太陽の周りを回って、太陽系もまた回って、銀河系もまた移動してと、私たちはとんでもない距離を勝手に移動しているということになります。

フィリピンでは、離婚してはいけない

東南アジアの島国フィリピン。この国では夫婦にとってかなり厳しいルールがあります。それは離婚が禁止されていることです。まったくできないことはありませんが、そのためには相手の精神的欠陥を証明しなければならないという非常に厳しいもので、ほぼできないものと思われています。

というのも離婚に関する法律が一切ないからで、そもそもフィリピンはカトリック信者が多数を占める国で、カトリック教会が離婚を認めていないため、離婚について法律で決めるまでもないという考えに至っています。

2018年に一度離婚の法制化を盛り込んだ法案があがりましたが否決されてしまいました。フィリピンの人と結婚する予定がある方は念のため気をつけたほうがいいかもしれません。

日本でも、石油は採れる

石油といえばサウジアラビアなど中東の国で採掘されるものというイメージを持つ人も多いと思いますが、実は日本でも油田があり石油が産出されているのです。しかも油田は1ヶ所だけではなく、閉鎖されているところも含めれば10ヶ所以上存在しています。

多くの油田は日本海側に存在します。たとえば秋田県の八橋(やばせ)油田はかつて国内でもっとも多く石油を生産していた油田で、現在でも量は少なくなったものの稼働しています。またこの地域は他にも油田があったとされ、採掘が盛んな地域だったとされています。

また北海道苫小牧市にある勇払(ゆうふつ)油ガス田は、1998年に石油生産が開始されたという比較的新しい油田で、今後も採掘されていくそうです。

しかし、日本全体の採掘量は、日本で利用されている石油のうちのわずか0.3%ほど。国内だけで賄える状況では全然ありません。

欧米では八重歯は、嫌われている

日本ではチャームポイントとして見られることの多い八重歯ですが、実は欧米では縁起が悪い歯であるとして忌み嫌われています。というのも、欧米では八重歯はドラキュラや魔女といったモンスターの象徴として考えられているからで、これらの国からやってきた人たちが日本人に対して感じたショックなことは何かというアンケートが取られた際には、「八重歯が気持ち悪い」という回答が含まれていたそうです。

また欧米のみならず、中国でも八重歯は「虎の歯」と呼ばれ嫌われており、幸せが逃げる、親たちとの別れが早まるなどの迷信があるため幼いうちに矯正をしているようです。

他の国でも八重歯が可愛いという考えはあまりないとのこと。八重歯は日本独自の美的感覚の象徴みたいなものかもしれません。

刑務所で労働している受刑者にも、給料は払われる

刑務所に入った受刑者たちは、後に社会に出ても苦労しないように様々な職業訓練を受けることができます。また意外なことに、この訓練に対し給料が支払われてもいます。

このお金は「作業報奨金」といい、出所したときにお金がまったくないとさらなる犯罪を重ねる可能性が出てくるので、それを防ぐために釈放されるときに支払われる性質のものです。しかし、刑務所内の生活の中で必要な物があるときや、家族に仕送りをしたいという場合には、釈放前に使うこともできます。

しかし、やはり受刑者だけあってもらえる額は少なく、ひと月あたり4500円ほど。刑務所内でお金持ちになれるほど世の中は甘くないというわけです。

「バナナ」という品種名の、ブドウがある

マスカット、巨峰、デラウェアなど、ブドウの品種にも様々なものがありますが、そのひとつになんと「バナナ」という品種名のブドウがあり、ちょっとびっくりします。

これは山梨県で開発された品種で、緑色のピッテロビアンコと赤く細長い形が特徴的なマニキュアフィンガーをかけ合わせて作られました。名前の由来は先端が尖っていて色も黄色に近く、房状に育つところからだそうです。

味はというとマスカットに似たジューシーさと深いコクがあいまって非常に美味しいとのこと。しかし、その味わいから人気であるうえに、出回る数も少ないことから手に入れるのは非常に難しいそうです。もし果物屋さんなどで見かけたら、即購入した方がよさそうです。

水中でガラスを切ることができる

普通ガラスにハサミを入れてもきれいに切ることはできません。しかし、水中だときれいにまっすぐ切ることができるというのはご存知でしょうか?

ガラスはシリコンと酸素が結びつくことでできている物質です。そんなガラスを水の中に入れると水素と酸素でできた水の分子がガラスのケイ素や酸素と反応します。ハサミでちょっとした切れ目をガラスに入れることでその割れ目に水の分子が入りこみ、酸素がケイ素と、水素がガラスの酸素と結びついてガラスの構造を分解していくのです。そうすることでガラスの性質はどんどんもろくなり、ハサミのちょっとした力でも簡単に切ることができるというわけです。

あるアメリカの民族はこのことを昔から知っていたことから、矢の先端につけるガラス質の物質を鋭利にするために一度水につけて加工していたそうです。これを利用すればガラス細工などが簡単にできます。一度試してみるのも面白いかもしれませんが、ガラスの取り扱いにはくれぐれもご注意ください。

アメリカで、円周率がちょうど3.2とする法案が作られたことがある

円の面積を求めるのに必要な円周率。日本で、一時円周率が「およそ3」として学校で教えられるとして話題になったことがありますが、実は19世紀末のアメリカ・インディアナ州でも法律によって円周率が3.2であると定められかけたということがありました。

というのも当時インディアナ州にいたアマチュア数学者が「直径10の円の円周の長さは32である」という論文を議会に提出したところ、これを認めて学校でこのように指導するという法案が作られてしまいました。この計算でいくと円周率が3.2であるということになり、子どもたちが間違えた知識を得てしまうということになります。

しかし、インディアナ州の下院議会では誰も数学に関しての知識がなかったのか、満場一致で可決されてしまいました。そのとき、たまたまこの法案のことを聞いていた別の数学者によってこの事実の危険性を上院議員に詳しく説明、結果上院議会でこの法案が通ることはありませんでした。

和歌山県からも富士山が見える

日本のシンボルである最高峰・富士山。その姿を拝むにはさすがに関東や中部でなければ無理であろうと思うかもしれませんが、なんと近畿地方の和歌山県からでも見ることができます。

その場所は和歌山県・那智勝浦町の色川富士見峠というところで、富士山からの距離は322.9kmもあります。さすがに肉眼でということは厳しいようですが、望遠機能を持ったカメラを使って空気が澄んでいる早朝に撮影してみると、確実ではありませんが富士山の姿を確認することができることもあるようです。

なぜこんな離れた場所から見ることができるのかというと、間に山脈や高いビル群などの障害物がなく、間がほとんど海であるという点が大きいとのこと。

ただし、この峠には展望台はなく、そこまでたどりつくにも深い山の中を進んでいくため危険を伴うとのこと。もし見に行こうと考えている方は覚悟を決めてお出かけください。

秋田県のウサギは、でかい

最近ペットとしても大人気のウサギ。ネザーランドドワーフ、ホーランドロップ、ロップイヤーなどウサギの品種を耳にする機会も増えてきているように感じます。どれも小さくてモコモコして、おとなしい動物というのがウサギの一般的なイメージではないでしょうか。

しかし、秋田県特産のウサギはかなり巨大。平均で6kgから7kg。大きい個体では10kg超え。ふつうのウサギの優に倍以上ということになります。

違う点はサイズだけでなく用途もです。これらは愛玩用ではなく毛皮や食肉利用のために品種改良が重ねられたウサギで、正式には「日本白色種の秋田改良種」といいます。実際、ネットでも肉を購入することは可能です。

また、県内の大仙市ではPRのため「全国ジャンボうさぎフェスティバル」が開催されています。ここでは品評会のほか、ふれあいイベントなども行われています。近年は、およそ1万人ほども参加するほどだそうです。巨大ウサギはなかなかの存在感。興味ある方はぜひ行ってみてください。

昔の日本版『シンデレラ』でガラスの靴は、扇として描かれていた

今では誰もが知っている西洋のおとぎ話『シンデレラ』。日本で初めて紹介されたのは1886年、報知新聞の前身にあたる「郵便報知新聞」でのことでした。しかし、明治維新からまだ十数年しか経っていない当時、西洋の文化について理解が薄い日本人にとってまだ『シンデレラ』の話はとっつきにくかったようです。そこで作家の坪内逍遥が独自の解釈で『シンデレラ』を翻訳した作品を残しました。その名も『おしん物語』です。

この中ではドレスは「絹でできた着物」、舞踏会は「園遊会」、王子様は「華族の若殿」と変更して書かれました。中でも一番の違いはシンデレラことおしんが残していったものがガラスの靴ではなく「扇」だったことです。ラストは若殿がおしんを探し出すため扇を持って、扇の絵柄が何かを女性たちに尋ねてていき、その絵柄をおしんが見事言い当てるという内容でした。

後に西洋文化が日本にどんどん入り込み理解されていくことで、ちゃんとした『シンデレラ』が出回るようになって『おしん物語』は知る人ぞ知る存在となりました。

夏の甲子園で一度負けたのに、優勝した高校がある

夏の風物詩として多くの人を魅了する「夏の甲子園」こと全国高等学校野球選手権大会。一度でも負けると即敗退ということで多くのドラマが毎年生まれています。

夏の甲子園は当初「全国中等学校優勝野球大会」と呼ばれ、甲子園ではなく別の球場で開催されていました。そして第2回と第3回では今では考えられない敗者復活戦が行われていたといいますから驚きです。

第3回大会では全国から集まった12校がしのぎを削りました。現在の旭丘高校にあたる愛知一中も果敢に戦いましたが、惜しくも1回戦で破れてしまいます。しかし翌日に行われた敗者復活戦で見事に勝ち上がり準決勝へとコマを進め、その勢いのまま見事優勝を果たしました。

ところが、一度負けた学校が優勝するのはさすがにまずいのではないか、という意見が聞かれるようになり、翌年からこの敗者復活戦という制度が無くなりました。愛知一中は高校野球史で唯一、敗者復活から優勝を果たした学校となったわけです。

世界の山には、誰も登頂したことがないものもある

世界最高峰のエベレストをはじめ、多くの山が様々な登山家によって登頂されてきましたが、中には誰も登頂に成功したことがない山もあります。

ブータンにある標高7550mのガンケールプンスムもそのひとつで、実はブータンでは1994年に宗教の信仰上の理由から国内にある標高5000m以上の山の登頂を禁止する法律ができ、それまでに誰も登頂に成功していなかったことから、現在も未踏峰の山となっています。ちなみにこのガンケールプンスムは未踏峰でもっとも高い山です。

また、インドにはザンスカールという多くの山頂がつらなる地域があり、その中のL11峰と呼ばれる標高6045mの地点も誰も登ったことがありません。ここは特別禁止されているわけではありませんが、あまりにも環境が厳しく誰も到達できていません。2012年には日本で結成された遠征隊がチャレンジしましたが、残念ながら失敗に終わりました。

他にもネパールのマチャプチャレ、中国のカイラスなど、数千m級でありながら未踏峰の山は多く存在するようです。

明治時代の鉄道にはすでに、女性専用車両があった

鉄道のラッシュ時に見られる「女性専用車両」。つい最近導入されたものと思われがちですが、実はすでに明治時代に存在していました。

1912年、現在のJR中央線にあたる「甲武線電車」で朝と夕方に日本初の女性専用車両が導入されました。これは現在のように車両の一部が女性専用というわけでなく、電車一本が丸ごと女性専用で男性は誰も乗ることができないというものでした。

ただ、現在のような痴漢防止といった目的で設けられたのではなく、当時甲武線電車では女学生が多く乗り込んでいましたが、そんな若き女性が男性と同じ車両に乗るのは好ましくない、という国民意識があったため、それを反映して導入されたわけです。ただ、この電車は短期間で廃止されたとのこと。

第二次大戦直後にも尋常ではない混雑から女性や子どもを守るために「婦人子供専用車」というものが設けられるなど、歴史上たびたび女性専用車両というのはあり、決して最近の時流に乗ったものではなかったようです。

オリンピックではかつて、綱引きが正式競技だったことがある

スポーツの祭典、オリンピック。陸上、水泳からスケードボードやサーフィンなど様々な競技が行われていますが、100年近く前の近代オリンピックが始まった頃には今では考えられない競技も多く行われていました。そのひとつに運動会でおなじみの「綱引き」があります。

当時綱引きはスポーツとしての要素が非常に強く、特にイギリスでは船乗りたちの訓練として綱引きが利用されてきたこともあって多くのチームが組まれ、大会も行われてきたそうです。

オリンピックで綱引きが初めて採用されたのは1900年の第2回パリ大会のことでした。ただ独立した競技としてではなく、陸上のいち種目として行われました。記念すべき最初の覇者はデンマークとスウェーデンの合同チームでした。

しかし、後にIOC・国際オリンピック委員会が、大会が過剰に大きくなることを防ぐためにいくつかの競技を仕分けることとなり、綱引きもそのひとつとして除外されることとなりました。

航空機の燃料は、灯油

様々な空港をつなぐ大型ジェット機。その動力源となる燃料はジェット燃料というものを使っています。しかし、このジェット燃料、さぞかし強力なものだと想像する方も多いかもしれませんが、実は灯油とほぼ同じ成分だと聞くといかがでしょうか。

高度1万m以上の高さを長時間、ものすごいスピードで飛ぶジェット機に使用されることもあり、その燃料として必要な条件はかなり厳しいものがあります。たとえば低温でも液体であることや発熱量が高いこと、蒸発しにくいこと、簡単に大量に手に入れられること、これらの多くの条件をクリアできる燃料は何かと調べてみたところ、灯油が一番向いているということで選ばれました。

ちなみに冬場日本で灯油が足りないときには、輸入してきたジェット燃料を精製しなおして家庭用灯油として流用することがあるそうです。そんな身近なものがジェット機の燃料だとは意外に思えますね。

アラブ首長国連邦の都市ドバイの建物には、住所がない

世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファがあることで知られる都市ドバイ。発展著しいこの都市には、日本どころか世界でも当たり前のあるものがありません。それが何かというと住所です。

なぜ、住所がないかというと、この地はもともと遊牧民族が暮らしていました。彼らは特定のところに暮らすという概念がなく、住所というものが理解できませんでした。彼らがそんな状態のままドバイという街がオイルマネーで急速に育ったため、住所がないというわけです。

かつては荷物を送るときにはビルの名前やエリアの通称を頼りに、配達員が調べたうえで事前に電話で連絡をして目印などを教えてもらって配達しにいくという配達員泣かせの方法が取られていました。しかしそれではまずいということから、2015年に政府が新しく「マカニ・ナンバー」と呼ばれる10桁の番号を各建物に与えました。これにより配達員は楽に荷物を届けられるようになったようです。

長良川の鵜飼で鵜を操る人は、国家公務員

長良川の名物となっている鵜飼。その鵜を操る鵜匠は実は国に雇用されている国家公務員といいますからちょっと驚きです。

鵜匠の正式名称は「宮内庁式部職鵜匠」、この名の通り宮内庁に所属しています。なぜ宮内庁かというと、皇居に献上するための鮎を捕まえる業務に就くことがあるためです。天皇・皇族はもちろんのこと、駐日外国大使や海外からの要人などにも提供する鮎を捕まえるという非常に重要な立場であることから、公務員として保護されているというわけです。

さて、その給料ですが、実は国からは月に8000円ほどしかもらっていないとのこと。それだとやっていけないではないかと思われるかもしれませんが、それとは別に岐阜市から報償費として、固定費2500万円と乗船客数に応じた歩合で1人年間、およそ3000万円弱を受け取っています。と聞くと、鵜匠になりたいという人もいるかもしれませんが、世襲が多いようで、一般募集は期待できそうにありません。

群馬県にはゴルフ観音という観音がある

群馬県安中市にある曹洞宗のお寺、全性寺(ぜんしょうじ)。ここには「ゴルフ観音」という変わった観音様が建立されています。高さは1mほどで、手にはパターを持っていて、後ろには後光の代わりに13本のゴルフクラブを背負っているという、見る人を唖然とさせる姿をしています。

この仏前にはゴルフボールが山のように積まれています。そのひとつひとつを見てみると「いいスコアが出ますように」などゴルフに関する様々な願い事が書かれています。多くのゴルフファンがこの観音様をゴルフの神として崇めているのがよくわかります。

この観音様ができたのは1990年のバブルの時期のこと。市内にもゴルフ場が7ヶ所もできるほどのゴルフブームが訪れていた時代でした。檀家にもゴルフ好きやゴルフ場関係者が多く存在したこのお寺は、そんな人達のために何かできないかということで観音様を作ったそうです。

今ではゴルフファンの聖地となっており、プロ・アマ問わず多くの人が訪れるそうです。いいスコアを残したいと思う人がいたら、行ってみてはいかがでしょうか。

川崎市では、家庭のゴミを乗せて走る鉄道がある

貨物列車といえば様々な製品や商品などを運ぶのが役割ですが、そんな中川崎市では一般家庭で出たゴミを処理施設へ運ぶ列車が走っています。

その名も「クリーンかわさき号」で、平日1日1往復、川崎市北西部と南東部とを結ぶおよそ23kmを走っています。清掃事業用のトラックから受け継がれた家庭ゴミを受け継いだ貨物列車は、処理センター近くの貨物駅でゴミを一旦引き離します。そしてそこでゴミの焼却灰などを積んで処分場へと向かいます。その時間わずか1時間、非常にスピーディーに処理していきます。

なぜ鉄道という形でゴミを運搬するのかというと、川崎市の人口増加によるゴミの増加が大問題となり、1990年には「ごみ非常事態宣言」を出すほどになりました。ただ、そのゴミの処理場を新しく新設したり、大量のトラックで運搬したりすることはさらなる問題が生じるため不可能でした。そこで鉄道で運べば効果的にゴミを処理できるのではないかということから始まったそうです

ちなみにこのようなスタイルでのゴミ運搬は川崎市しかやっていないそうです。

グアム島はかつて、「泥棒島」と呼ばれていた

ハワイ、サイパンと並び太平洋のリゾート地としておなじみのグアム島。1521年、かの探検家マゼランにより発見されたこの島、当時彼は「泥棒島、泥棒諸島」という屈辱的な名前で呼んでいたそうです。

というのも彼はこの島に上陸し、島の原住民と物々交換を行うなど様々な恩恵を受けていました。ところが原住民たちの一部がマゼランの船の中から食料や鉄製品、船の中に備え付けられていたボートまで盗み出してしまいます。それに対して怒ったマゼランは武装兵を引き連れて彼らの集落を襲い、小屋を焼き払って島民7名を殺害してこの島を離れていきます。マゼランはこの一件からこの島を「泥棒島」と命名し、次の地へと旅立ちました。

しかし、島民の中にはマゼランこそ悪者であるという思いを持っているものもおり、毎年3月に行われるマゼラン上陸の記念祭では上陸を祝うものの、同時に彼が侵略したという史実もそこで語られることもあるようです。

ロンドンのビッグベンは、年々傾いている

ロンドンを代表する観光名所にビッグベンがあります。実は現在この時計塔がだんだん傾いてきているのはご存知でしょうか?

その傾きの具合は年間1cmほど、地面から垂直に線を引っ張ったと仮定したとき、ビッグベンの頂きはその線からおよそ43cmも離れていて、見る人が見たらはっきりと傾いているのがわかるレベルだそうです。

なぜこのようなことが起こったかというと、地盤状態が昔に比べて変わってきたことと、周囲で下水溝の工事や地下鉄の開通、地下駐車場ができたなど、地下開発がどんどん進んでいったことに原因があるようです。

ただ、この進行具合で有名なイタリアのピサの斜塔レベルになるにはあと4000年ぐらいかかり、また倒壊するにはさらに時間はかかるであろうと見られています。ひとまずは安心ですが、今後の周囲の開発状況によってはますます傾きがひどくなる可能性もあるので、ちゃんと建っている状態のビッグベンが見たい方は急いでロンドンに行ったほうがいいかもしれません。

人間の歯は、鉄より硬い

歯は人間の身体の中で一番硬い部分です。実はその硬さ、調べてみると鉄より硬いということが判明しています。

物の硬さを10段階で示したモース硬度というものがありますが、これで人間の歯がどれぐらいかを表したところ、もっとも硬い10より3つ下の7になります。これは宝石でいうと水晶と同じ硬さです。ちなみに最高の10はダイヤモンド、ひとつ下の9はルビーやサファイアがあたります。そして鉄は4とされていますので、人間の歯は鉄に比べて段違いに硬いということがわかります。

そのため歯医者で歯の治療をする場合、金属のみで出来た器具では歯を削ったりすることができません。そのため歯を削る器具にはダイヤモンドの粒子が付けられています。

しかし、そんな強い歯でも虫歯菌が作る酸にはすぐにやられてしまいます。虫歯になる前にちゃんと歯磨きを心がけないといけません。

植物にも、血液型がある

血液型は動物だけではなく、植物にも存在します。血が流れていない植物に血液型なんかあるものか、と思われるかもしれませんが、植物には我々の血液中に含まれているヘモグロビンに似たクロロフィル、いわゆる葉緑素という物質が存在します。このふたつの違いは中心にある元素がヘモグロビンは鉄、クロロフィルがマグネシウムというだけで構造もほぼ同じです。

血液型とは、血液中の糖タンパク質の種類によって決まります。そして人間の血液にあたる植物の中の液体にも糖タンパク質が存在し、それによってちゃんと血液型が特定できます。たとえばセロリはB型、ダイコンやゴボウはO型、バラやスモモはAB型に分類されます。

またカエデは色によって血液型が変わるという珍しい例として挙げられています。黄色い時期の血液型はAB型ですが、紅葉して色が変わりモミジと呼ばれるようになるとO型へと変化します。人間では考えられないことです。

ただ、このような形で血液型が特定できるものはすべての植物のうち1割程度しかないそうです。

世界初の自動販売機が登場したのは、古代エジプト

我々が常日頃使用しており、なくてはならない存在である自動販売機。その起源はなんと古代エジプトまでさかのぼります。

紀元前215年頃、アレキサンドリアの神殿にその世界初の自動販売機が設置されます。何を販売していたかというと身を清めるための聖水でした。もしかしたら神殿などにお参りをする際に使っていたのかもしれません。誰が発明したかはわかっていませんが、コインを入れるとその重みで中の受け皿が傾いて蛇口から水が出るという、てこの原理を応用したシステムで、まさに自動で販売されていました。このシステムが2000年以上前にすでに生み出されていたのは驚きです。

ちなみに日本で初めて作られた自動販売機は1888年、明治21年に開発されたもので、タバコなどの箱入りの商品を販売するものでした。ただしその実物は今では存在しません。現存する日本最古のものは切手とハガキを販売するもので、自動販売機とともにポストの役割も果たしていたことから非常に重宝されたそうです。

神戸の100万ドルの夜景の「100万ドル」とは、電気代の金額

よく夜景の美しさをたとえるときに「100万ドルの夜景」という表現が使われることがありますが、この100万ドルって何のお金?と思ったことがある人は結構いるのではないでしょうか。

この表現が日本で広まるようになったきっかけは神戸の夜景でした。現在の六甲山観光にあたる六甲摩耶鉄道という会社が、1950年代に観光客向けの宣伝用キャッチコピーとして使ったことで世間に知られるようになったそうです。この100万ドルとは六甲山から見下ろせる神戸や大阪の街の夜景の電気料金を計算したら100万ドル相当になるのではないか、ということで使われました。

後に当時の関西電力の副社長だった人物が実際に電気代を計算したところ、当時のレートで月額ほぼ100万ドルだったことが判明しています。比喩ではなく事実として正しい表現だったということになります。

ただし、これは1950年代当時の物価でのこと。現在では「1000万ドルの夜景」というフレーズも使われるようになってきました。

体調が悪いとヒゲが伸びるスピードは、早くなる

ヒゲは何をしなくとも毎日伸びてきます。その長さは1日に0.2mmから0.4mmほどだそうです。しかしこの長さ、体調によっても変わってきます。ただ普通に考えると健康なときのほうが伸びるのではないかと思われがちですが、実は栄養不足や運動不足のときのほうが伸びが速くなったりします。

これは疲れていたりすることで身体を守ろうと男性ホルモンが余分に分泌されることになり、それがヒゲに伝わわることからだそうです。一方で、この場合、元気なときに比べてヒゲのツヤは失われていきます。理由は体調を回復させるために栄養分が内臓など命にかかわる臓器へと優先的に送られてしまい、ヒゲなどの体毛といった命に影響されない部分には後回しになってしまうためです。もし自分の健康に不安があるときはヒゲの質を見るのもいいかもしれません。

ちなみによく言われているヒゲを剃ったら体毛が濃くなるという話は医学的に根拠はないそうです。

もっとも血圧が高い動物は、キリン

地球に生息する生き物の中でもっとも血圧が高いのは何か。それはキリンでした。人間の成人の正常な血圧は上が120mmHg未満、下は80mmHg未満ですが、キリンの血圧は上が250mmHg、下は200mmHgと人間の倍以上となっています。

これだけ高血圧な原因はその長い首にあります。長さ2mほどの首を空に向けて持ち上げていることから、心臓から脳まで血液を重力に逆らい上昇させなくてはいけません。そのため高い血圧が必要になってくるというわけです。

またキリンは首を下げて水を飲むこともあり、その際に脳に一度に血液が流入するのではないかと思われるかもしれませんが、後頭部にあるワンダーネットと呼ばれる網目状の毛細血管の塊が血液を一度取り込んでから脳へと送るために問題なく頭を上げ下げできます。また頸動脈が枝分かれして一気に血圧がかからないようになっているのも大丈夫な理由のひとつです。

ただ、さすがに長時間頭を下げるというのは難しいらしく、横になって寝ることはできないそうです。そこでキリンは立ったまま寝るか、座った状態で首をぐるっと横方向に回して、背中の上に頭を乗せて休んでいます。

トンネルの照明が切れているところがあるのは、わざと

高速道路などのトンネルの照明をよく見ていると、一部消えているものがあります。これは電球が切れたものを放置しているとかではなく、わざとそうしています。

というのもトンネルの中を極端に明るくしてしまうと、外に出たときに昼の明るさや夜の暗さに瞬時に適応できずに、他の車が見えにくくなって事故の原因になりかねません。それを防ぐためになるべく外の明るさとトンネル内の明るさを同じぐらいに調節する必要があります。そのために所々の照明を消しているというわけです。ちなみに目は暗い場所から明るい場所へ出たときは1分ほどで適応しますが、逆の場合はその20倍ほどの時間を必要とするそうです。そのため夜のほうがトンネル照明による事故が起こりやすいということになります。

ただ、現在は明るさを調整できる照明も増えてきているそうで、今後は消灯しているものは減っていくと思われます。

パンダ泥棒をやっつけたウルトラマンがいる

ジャイアントパンダといえばいまだに話題になることも多い人気の動物。かなり厳重に保護されていることもあり、どこでも見られるということはありませんが、多くの人を虜にするかわいさがあります。

何もそれは地球人に限った話ではないのかもしれません。1973年1月5日に放送された特撮番組『ウルトラマンA(エース)』は、前年11月に上野動物園でカンカンとランランの公開が始まった、まさにパンダブーム真っ只中の話です。

この『パンダを返して!』という回に登場するスチール星人は、人々が夢中になっているパンダを自分の星に持ち帰ろうとしており、町中からパンダグッズを盗んだ上、中国から本物のパンダまで持ってきてしまったという迷惑な輩です。犯行が露見すると巨大化して大暴れするのですが、パンダに気を取られている隙にエースが攻撃を加え、最終的にはメタリウム光線でやっつけます。

いずれ、自由にどこでもパンダが見られるようになればいいのですが、近い将来というわけにはいかなそうです。

「ハムラビ法典」ではビールを薄めて販売したら、死刑になる

「目には目を、歯には歯を」でおなじみの古代メソポタミアで制定されていたハムラビ法典。その中にはビールについて非常に厳しく定められた決まりがありました。

どのような決まりかというと、「聖職者がビールを飲んだり、酒場を経営してはいけない」、「自分の酒場で、客が犯罪の計画を相談しているのを見つけたとき、彼らをとらえて王宮に連行しなかった主人は死刑」。そして極めつけは「ビールを水で薄めて売った者は溺死刑」です。

なぜここまで厳しい法律ができたかというと、当時のメソポタミアでは給料の一部にビールが支給されることがあるほど、お金と同じような価値を持っていたからです。労働者は1日1リットル、下級役人は2リットル、最高地位の役人や僧侶になると5リットルものビールが与えられていたそうです。それだけ大事な存在だったからこそ、かなり厳しく取り締まりがされていたようです。当時の酒場は経営するだけでも命がけだったことでしょう。

ニンニク注射には、ニンニクは使われていない

疲労回復に効くとされている「ニンニク注射」。「ニンニク」と名前がついてるだけあってニンニクを原料にしたエキスを注射すると思う人もいるのではないでしょうか。しかし実際にはニンニクは使われていません。

では、何が使われているのかというと、ニンニクの成分にも含まれているビタミンB群とビタミンCが入ったエキスです。この中のアリナミンという別名を持つビタミンB1が特にニンニクの成分に多く含まれています。

ニンニク注射という名前の由来はこれらの栄養素がニンニクと近いということの他に、注射中に強いニンニクのようなにおいがするからというのもあります。これはアリナミンが注射のときに発するものですが、注射を終えた後はにおいは残ることはないそうです。

ちなみにこの注射1本で得られるビタミンの量はニンニク50個分ほどだそうです。それだけの量が含まれているからこそ疲労回復をはじめとした様々な効果が得られるというわけです。

「女子高生」という言葉を伊藤ハムが、商標登録している

知らないうちにある言葉が商標登録されていて、商品名として使おうとした会社が訴えられたりするというニュースがたまに聞かれます。それを目的に前もって有名な単語を登録する悪どい企業もあったりするほどです。そんな中、日常的に使われている「女子高生」という言葉を食品メーカーの伊藤ハムがすでに商標登録していたりします。

なぜこんな登録をしたのかというと、女子高生は健康的なイメージが強いことから、ダイエットに効果的な食品やヘルシー系の食品の名前に使おうという思惑があったからだそうです。しかし、よくよく考えたらスーパーなどで食品を購入するのは主婦層が多いので、女子高生とつけられた商品が売れることはない、ということで過去に使われたことはありません。

そうなると我々がTwitterなどで「女子高生」と気軽に書くと訴えられるのではないかと思うかもしれませんが、あくまで商品名につけることが問題になるわけで、普通に使う分にはもちろん何の問題もありません。

ネックレスが絡まったら、赤ちゃんに使うアイテムで解消できる

大事に管理していたつもりでも、ネックレスがカバンの中に入れたイヤホンのように絡まってしまうことはあります。大事なものですし、ダメージを考えると適当に引っ張って戻すわけにはいきません。

そんなときに役立つのがベビーパウダーです。まずはこれを絡まっている部分に振りかけてみましょう。そして、そこをゆっくり揺らしながらほぐしていくと、無事、元に戻るはずです。

これにはちゃんと理由もあります。ベビーパウダーをかけることで、チェーン同士が滑りやすくなるためです。しかし、そのまま白くなっているのも格好悪い話。ほどけたら粉を落とし、柔らかい布でふきとってください。

なお、簡単そうな絡まりなら爪楊枝を使ってほどいていくという手もあるのですが、そのときは指に刺して怪我をしないよう気を付けてください。

転んだりする顔の一部がある

「転ぶ」という言葉から想像されるのは、つまずいたりして転倒してしまうこと。ごくごく当たり前に使う単語です。しかし、顔で「転ぶ」とは何なのか。倒れて顔でも強打してしまったのかと心配するところですが、怪我の話ではありません。

では、何のことかというと「まつげ」の話です。長野県などの方言で「まつげが転んだ」という表現があります。これは「まつ毛が目に入ること」です。なので、まつ毛が落っこちてしまったり、転んで派手に擦切ったりするわけではありません。

とはいえ、方言の中でも古い言葉に分類されるようで、近年、若い人が使うことはあまりなく、おじいちゃん・おばあちゃんくらいの方の、少し懐かしい言い回しとなっているようです。

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