知られざる工夫の雑学
【聞くトリビア 読む編】
無印のタオルは先の使い道まで考えられている
無印良品のオーガニックコットン製タオル。肌触りの良い品ですが、お手頃価格なのも嬉しいところです。
さらにこのタオル、使い込んで捨ててしまう寸前のことまで考えられています。よく見ると表面が凹凸したつくりになっているのですが、これに沿って切ることで足ふきマット、雑巾など、その時必要なものとして再利用できるのです。
使い込んだ後のことまで考えている商品は、SDGsが叫ばれる今の世の中にも適したものではないでしょうか。
必ず新しいページが開けるメモ帳がある
メモ帳に何か書き込もうとパラパラページをめくることはよくあります。しかし、なかなか使いたい新しいページにたどり着けないこともよくあります。急いでいるときはイライラしたりもします。
ところが、そんな悩みとは無縁のメモ帳があります。それは文具メーカー・デザインフィルの「リングメモ パッと」。これはページの左側だけが糊付けされており、使用した分をはがしていくことで、いつでも新しいページが開けることとなります。
電話を受けている最中でも片手で簡単にめくることができます。ビジネスマンの電話の横には必ずあって欲しいアイテムかもしれません。
マヨネーズを酸素から守る仕組みは何個もある
どの家庭にも必携の調味料マヨネーズ。その天敵は酸素。酸素は植物油を酸化させ、風味を劣化させてしまいます。
そのため、キューピーはいくつもの工夫で酸素を遮断しています。容器の多層構造で外部から入るものをシャットアウト、ボトルの上部にわずかに残る酸素を窒素に置き換える、口の部分はアルミシールで封をするといった、複数の対策をとっています。
さらに、2002年から導入した「おいしさロングラン製法」により、植物油にわずかに残る酸素すら取り除いています。容器から製品まで何重にも工夫を重ねることで美味しく長持ちするマヨネーズを作り上げているのです。
カップヌードルは少し浮いた形で入っている
日清のカップヌードルを食べたことがない人はもはやいないのではないでしょうか。日本のみならず海外でも人気のこの商品、実は細かい工夫が積み重ねられています。
まず、台形のカップにまっすぐ麺を入れるため、麺に容器をかぶせてから反転させる方法をとっています。そして、その麺はカップの底には届いていません。これは上げ底で量を減らしているわけではなく、この状態で湯を注ぐと全体に行きわたり、麺が均一に戻るためです。
そんなアイデアの結晶でもあるカップヌードル、累計販売数は400億個を超えており、そのカップを横に並べると地球約100周分になるそうです。
コーエーテクモの3DCGが大河ドラマにも転用された
ゲーム会社のコーエーテクモといえば、歴史シミュレーションゲームや、『三国無双』シリーズでよく知られています。
そんな歴史ゲームの大御所ともいえるこの会社、同じく歴史がテーマの大河ドラマにも一役買っています。2016年放送の『真田丸』では、フル3DCGの技術を提供して「3D地図監修」に同社の社長シブサワ・コウの名前がクレジットされました。
情報量をうまく視覚的に操作した地図は、おそらく視聴者にもわかりやすかったことでしょう。長年培ってきたノウハウは伊達ではないようです。
「焼きたてチーズケーキ」の箱の底はアンケートはがき
大阪名物の定番スイーツのひとつ、リクローの焼きたてチーズケーキ。お土産でもらってよく知っている他地方の人もいることでしょう。
厳選された素材から作り上げられたケーキの箱にもこだわりがあります。箱の底には切り取り式のアンケートハガキがついており、お客の声には必ず返信し、商品の改善につなげるそうです。
かなりクオリティの高い商品ではありますが、何か気づいたことがあれば意見を送ってみると、取り入れてもらえるかもしれません。
カラムーチョは男性、すっぱムーチョは女性がターゲット
湖池屋のスナック菓子カラムーチョとすっぱムーチョ。辛いと酸っぱいという好みの問題だけと思いきや、実はターゲットが異なるそうです。
カラムーチョは男性が仕事中に食べてエネルギーをチャージしたり、お酒のつまみにすることも多いようです。一方のすっぱムーチョは女性はそもそも酸っぱいものが好きという傾向があるため、ちょっとした疲れを癒しリラックスするために食べるのが多いそうです。
ここで得られた好みの傾向は後の商品開発にも大いに生かされたそうです。
セブンティーンアイスは設置場所をよく考えて商品を変えている
ボウリング場などでよく見るセブンティーンアイスの自動販売機。名前の通り17種類が販売されていますが、実はこのブランドのフレーバーは22種類あります。
全て入れればいいのにと思うところですが、このラインナップ、設置場所の客層や季節によって変化があるのです。たとえば、子どもが多い地域ではシャーベットを多く、年齢層が高めの温泉などではモナカを入れるなどの工夫がなされています。
味についてもよく考えられています。外で食べると鼻がききにくく味も感じにくいため、より濃厚にする改良が加えられています。ただの自販機と侮ることなかれ。色々なアイデアで成り立っているものなのです。
焼き鳥缶詰は意外と流行にも敏感
おつまみの定番のひとつになった感の強い焼き鳥の缶詰「ホテイのやきとり」。コンビニで買える手軽さもあり、ほとんどの人が口にした経験があるでしょう。
焼き鳥という定番商品でありながら、意外と流行には敏感です。若い人の人気が高まったことから、2020年には塩レモン味を出しています。過去にはカレー味や激辛を出したこともあるとか。
串はついていないので雰囲気が出ないという方がいるかもしれませんが、炭火でしっかりと焼かれています。逆に山登りなどの携行食としてはかさばらず優秀な要素といえるでしょう。
カインズのハンガーは地味に結構種類がある
最近のホームセンターの商品を見ると、実に様々なアイデアが取り入れられた、便利商品が多くなっています。
今回はそのうちのひとつ、カインズホームのハンガーについて。まず、種類が非常に多いのが特徴です。そして、それらは今までの不便を解消するアイデアがつまっています。たとえば、洗濯ばさみがたくさんついた形のハンガー。これは物干し竿に干すのですが、持ち上げにくい欠点がありました。それを解消するため、中心にグリップがついており、簡単に高い竿にかけることができます。
他にもゴム素材の洗濯ばさみを使っているため折りたたみやすいもの、狭い場所でも干しやすいよう長さが蛇腹状で変わるものなど、必ず使いやすいものが見つかるでしょう。洗濯に不満を感じている方は探してみてください。”
SAの駐車場のラインが斜めなのは逆走防止
高速道路でサービスエリアに立ち寄った際、駐車場のラインが気になったことはありませんか。普通の駐車場ではまっすぐ引かれているはずのラインが、斜めになっています。
少し停めやすいからまあいいか程度で済ませる方もいるかもしれませんが、これは車が逆走してしまうのを防ぐためにあえてこうなっているのです。このラインで進行方向に行きやすくさせ、高速道路の逆走が起こらないようにするのが狙いです。
今度のドライブの際には確認してみてください。
高速道路の標識には少し穴が開いている
高速道路で運転中に、案内標識をじっくり見ることはまずないでしょう。
しかし、何となく見ているその標識、実はちょっとした工夫がされています。ここには小さな穴が開いており、看板に当たる光を通り抜けさせることで、文字が影になって読みにくくなることを防いでいるのです。
運転中といえども案内板の文字を見落とすことがないのはこのような配慮のおかげなのです。
高速道路の真ん中車線は少し広い
3車線の高速道路を走っていてふと気づくことはありますか。
わずかな差なのであまり実感できないとは思うのですが、真ん中車線は少しだけ広くなっています。理由は左側の車線には路肩が、右側には中央分離帯があるので余裕を感じられるのに対し、中央はそれらがないためです。
これは日本全国そうなっているのではなく、交通量が多い一部のみのものです。車が多い高速道路を走る時は少し気にかけてみてください。
掲載日時 | 2022/2/25 18:00 |
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