よみもの|聞くトリビア(読む編)

大儲けした話の雑学
【聞くトリビア 読む編】

ノーベル賞のノーベルの父親は、兵器を販売して大儲けしていた

ノーベル賞を設立したアルフレッド・ノーベル。彼はまたダイナマイトの発明者としても知られます。

彼自身は工事現場での活用などを考えて発明したのですが、彼の父がクリミア戦争での兵器として大量生産したことで大儲けしてしまいます。そのことと、ダイナマイトの強い危険性から、いつのまにかノーベルは「死の商人」と呼ばれるようになってしまったのです。

そのことを深く反省したノーベルは、自らの名前を冠したノーベル賞の設立を思いつきます。平和をうたう賞の裏には彼の父親の悪行が関わっていたのでした。

アメリカのATMで、10ドルを引き出すと100ドル札が出てきて儲けた人がいた

2018年、テキサス州ヒューストンに設置されていたバンク・オブ・アメリカのATMで、ある事件が起こりました。

とある利用者がここで10ドル札を引き出そうとしたのですが、出てきたのは何と100ドル札。90ドルも得してしまったのです。銀行側が10ドル札と100ドル札を間違えて機械に入れてしまったことによる痛恨のミス。このことをSNSで拡散したところ、多くの人がこのATMに集まってお金を引き出すという大騒ぎに発展してしまいました。

さすがにすぐにATMは封鎖されたのですが、銀行側は余分に受け取った人に対してお金の請求はしないと発表して、トラブルは収束。もらった側にとって非常にラッキーな話のエンディングとなりました。

30億円稼いだ9歳のYouTuberがいる

アメリカの9歳の少年ライアン・カジ君。彼は「世界でもっとも稼ぐyoutuber」としてその名が知られています。その額はなんと年間30億円。

内容はというとライアン君が遊んでいたり、ちょっとした実験をやったりというありがちのものなのですが、無邪気に楽しんでいる様子が好評を得て大ヒットとなりました。

現在でも所有するすべてのチャンネルを合わせた登録者数が4000万人を超える人気コンテンツとなっており、彼の勢いは止まりそうにありません。

ニューヨークのホットドッグ売りには、年収1千万稼ぐ人も少なくない

街中の屋台で食べ物を売っている風景はたまに見かけますが、彼らが儲かっていると思う人はまずいないのではないでしょうか?ところが、ニューヨークで同じように屋台でホットドッグを販売している人の多くは年収1千万円を稼いでいるのです。

アメリカでホットドッグは国民食といえるほどの食べ物で、しかも特に街中では片手で持って簡単に食べられるということで買う人も多く、安定した収益になるそうです。

ただ、これだけ稼ぐにはニューヨークなどで人通りが多いところに屋台を置く必要がありますが、出店料はやはりそれなりにかかってしまいます。でも場所の面をクリアすれば学歴や資格も関係なくそれだけ稼げるのですから、夢がある話だと思いませんか。

北海道の小さな村が、自治体別平均収入ランキングでトップ10に入っている

全国の自治体別平均収入ランキングというものが毎年発表されるのですが、そのトップテンに東京の港区や渋谷区、兵庫県芦屋市などの高級住宅地の中にまぎれて北海道の村がほぼ毎年入っています。その村は北海道のほぼ真北に位置する猿払村(さるふつむら)。

人口3,000人ほどの村ですが、ホタテの水揚げ量が日本一で、その恩恵によりかなり稼いでいるとのこと。聞けば年収1千万を超える人も多く、村の中にその儲けにより建てられた豪華な家が立ち並んでいます。

この話を聞いて移住して稼ぎたいと思われるかもしれませんが、現在は乱獲を防ぐために村の人以外に漁をさせてくれないそうです。

フランスの哲学者ヴォルテールは、宝くじを買い占めて大儲けした

18世紀フランスの哲学者ヴォルテール。彼はある日友人の数学者と宝くじの当選確率を計算してみました。そうするとすべての宝くじを買うと10億円相当儲かるという主催者側の実に初歩的なミスが判明したのです。

彼はすぐさま友人たちからお金をかき集めすべての宝くじを買い占めようとしました。しかしそれを知ったフランス政府はすぐさま賞金の支払いを中止し詐欺罪で訴えることに。

ところが実際に詐欺を行ったわけではないので結果は無罪。ヴォルテールは10億円とまではいきませんでしたが、かなりの儲けを手にしたということです。

今の日本の宝くじの当せん金の還元率は約47%です。決して買い占めなどなさいませんように。

シェル石油は石油を売る前に貝殻を販売して大儲けしたことから「シェル」とつけた

オランダに本社を置くシェル石油。貝殻のマークで知られていますが、なぜ石油を販売しているのに貝殻をロゴに使っているのでしょうか?

これは創始者であるマ-カス・サミュエルが来日した際に横浜の海岸で見つけた貝殻に感動し、これを使った細工物の製造販売に手を出し成功、その資産をもとに石油事業に参入し、次第に成長し現在のような大企業となったということで、その初心を忘れないようにの気持ちを込めて使っているのです。

江戸時代、わざとおねしょをしてお金を稼ぐ詐欺師の女性がいた

江戸時代、小便組(しょうべんぐみ)という女詐欺師がいたそうです。

どのような詐欺師かというと、ある家に奉公に出た女性が、わざとおねしょをして怒られて家を追い出されるように仕向け、契約金を受け取ったまま逃げるという手段でお金を儲けるというものです。

追い出した側も勝手な理由で追い出したということで契約金を返せということは言えなかったそうで、女性側も捕まることなく次から次へと同じような詐欺を働いていたとのこと。たとえどれだけ恥ずかしいことをしてもお金を手にしようとする女性のたくましさを垣間見るエピソードですね。

ハート型のレモンを発売して大儲けした島がある

瀬戸内海に浮かぶ広島県の生口島(いくちじま)。ここは日本一のレモンの産地として知られています。しかし、日本で消費されるレモンのほとんどは外国産のもので、国産のレモンがあることはあまり知られていませんでした。

そこで島のレモンをアピールするためにあるものを生産し始めました。それはハート型のレモンです。これは成熟していない実を型に入れて育てたもので、一部のカフェやホテルなどで話題となって利用されているそうです。

まだ市場にはあまり出回ってないので、知らない人も多いかもしれませんが、これから注目しておいたほうがいいかもしれません。

『鬼平犯科帳』の主人公にもなった長谷川平蔵は、投資家として大儲けしていた

小説『鬼平犯科帳』の主人公として知られる長谷川平蔵。彼が投資家としての一面を持っていたことはあまり知られていません。

彼は幕府からお金を借り受けて銭相場に手を出します。銭を買い上げて相場が高騰したところですべて売り払い、大儲けしたそうです。

ただ、その利益は自分のためでなく、自ら運営していた人足寄場(にんそくよせば)の資金として使っていたとのこと。私利私欲を考えてないことが彼の投資家としての成功の一因だったのかもしれません。

戦国武将・斎藤道三は、油を売って一儲けしていた

美濃の戦国武将・斎藤道三。彼は最初から武士として活躍していたわけではありませんでした。

もともと寺で修行していた僧であった道三は、後に寺から離れ商人の娘と結婚して油売りに手を出しました。そこでの商売の上手さから美濃では話題の人物となっていたそうです。

そして彼は武士の家にも油を売りに通うことになりました。その縁から彼は武士を志すようになり、美濃守護の家臣の跡を継いだことをきっかけにトントン拍子で出世していき、戦国武将にまで昇りつめたのでした。

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