よみもの|聞くトリビア(読む編)

ほっこりする雑学
【聞くトリビア 読む編】

カナダのケンタッキーフランドチキンは、アレクサで注文すると、カーネル・サンダースと話すことができる

最近のAIの進化具合は目をみはるものがありますが、カナダではAmazonのAIアシスタント、アレクサでケンタッキーフライドチキンを注文すると、なんとカーネル・サンダースの声で対応をしてくれるのです。

これは、Amazonの音声合成技術を使った新サービスの一環としてケンタッキーと共同開発したもので、声だけでなく、カーネルおじさんの出身地の方言やなまりも再現しているとのこと。

もしかすると今後、あらゆる注文に対して各社のキャラクターが対応してくれるサービスがどんどん登場するかもしれませんね。

「ほっこり」という言葉はもともと京都の方言

心を癒やされる様子を表した言葉「ほっこり」。この言葉はもともと京都で生まれたものです。しかし、京都では「疲れた」「大変な目にあった」という真逆の意味で使われているのです。

なぜ、意味が変わったのかというと、ほっこりの「ほっ」が「ほっとした様子」をイメージさせることから次第に変化したと言われています。

もし京都に行くことがあれば「ほっこり」という言葉を使うときは気をつけてください。

車内でネコと触れ合える猫カフェ列車がある

岐阜県と三重県を走る養老鉄道では、2017年に車内で猫と触れ合うことができる猫カフェ列車を走らせました。

これは、殺処分される猫を助けようとする運動の一環として行われたイベントで、2回だけの運行でしたが多くのお客さんが楽しんだそうです。ちなみにこの売上の一部は保護猫活動にあてられたそうです。

好評だったこのイベント、2021年も開催予定でしたが、コロナの感染拡大防止のため動画配信という形で行われました。
コロナが落ちついた頃にまた実際に触れ合える列車を走らせてほしいものです。

動物園のフラミンゴの檻に鏡が置いてあるのは、寂しくさせないようにするため

動物園でフラミンゴを見に行くと中に鏡が置かれてたりします。身だしなみを気にすることもないでしょうに、どうして設置されているのでしょう。

それは、鏡を見たフラミンゴが仲間がいっぱいいると勘違いさせることで、寂しくならないようにするためです。実は周囲に仲間がいると安心したフラミンゴは繁殖しやすくなります。そのためにも鏡は動物園にとって必要なアイテムだったりするのです。

赤ちゃんはお母さんを、生後2、3日で認識する

生まれたての赤ちゃんはお母さんの顔を判断することができません。研究によると、生後2、3日でようやくお母さんのことを認識できるそうです。

しかし、詳しい顔はまだわからず、髪型や眼鏡をかけているかどうかなどで判断するそうで、髪型を変えてしまうとお母さんかどうかわからなくなり泣いてしまうとのこと。

髪型を変えてもわかるようになるのは8ヶ月ほど経ってからだそうです。たとえお母さんであっても、しっかり理解できるまでは時間がかかるものなのですね。

チーターの鳴き声は、ネコに似てかわいい

獰猛なイメージが強いチーター。その鳴き声は実に可愛らしいもので、猫とのように「ニャー」と高い声で鳴くのです。それもそのはず、チーターは猫の仲間。そう考えると不思議ではないです。

しかし、同じく猫の仲間であるライオンは「ガオー」という迫力ある鳴き方をします。この違いは何なのでしょうか。実は口の中の舌の部分にある骨が、ライオンは発達しておらず、チーターは発達しているのです。その違いが大きく影響しているのです。

もし動物園でチーターを見ることがあれば、耳をすましてよく聞いてみてください。ギャップにやられてしまうかもしれませんよ。

アデリーペンギンは、オスがメスに小石を渡してプロポーズする

南極に生息するアデリーペンギンは、非常にかわいらしいプロポーズをするとのこと。それはどのようなものかというと、婚約指輪を渡すようにオスがメスに小石を渡すという方法。

なぜ小石かというと、これから生まれる卵の巣を作るときに必要となるからです。この小石には一緒に愛の巣を作ろうという意味が込められています。

プロポーズを受けたメスはオスに一生添い遂げるそう。そういう意味ではアデリーペンギンは非常にロマンチックな生き物ですね。

ブータンでは、「GNH・国民総幸福量」という独自の指標がある

ヒマラヤ山脈のふもとに位置するアジアの国ブータン。この国では「GNH・国民総幸福量」という独自の指標を設けて、これを高めようとする政策が取られているのです。

かつてこの国では経済成長を重視して様々な政策が掲げられていたのですが、1970年代に当時のジグミ・シンゲ ワンチュク国王が、それでは国民の幸せは得られないと考えたため、この概念を導入しました。

その政策が正しかったのか、国民総所得は低いにも関わらず、一時は国民のおよそ97%が幸せだと答えたとのこと。息苦しい日本社会でもこのような概念の導入が必要なのかもしれませんね。

リスは自分で採って隠したどんぐりの場所をすぐに忘れる

森に生息する野生のリス。毎日エサとなるどんぐりを探して見つけては、誰にも見つからないようにするために穴に埋めたりして隠すそうです。

そうやって蓄えておくことで次のエサ探しを楽にしているんだなと思いきや、次の日になるとリスは隠したエサのことを一切忘れるとのこと。

こう聞くとリスはおっちょこちょいだなぁ、と思われるかもしれませんが、実はその隠されたどんぐりから芽が出て成長することで新しい木が生えてきて、結果的にエサを取ることができる場所が増えるという効果があるのです。ちなみにこのことをリスがわかってやってるかどうかは不明です。

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