【日本語版】中国・仰天エピソードの雑学
【聞くトリビア 読む編】
生きたカメを入れたキーホルダーが販売されていた
中国では生きた小さなカメをプラスチックの袋に入れてキーホルダーとして発売されたことがありました。カメの体よりちょっと大きいぐらいの袋に色つきの水とカメを入れて封をしたもので、酸素や栄養素も少し入っているので数日間は生きてはいるものの、最終的には動かなくなります。
実はカメだけでなく、金魚やカエル、サンショウウオも同じようにして売られており、結構人気の商品だったようです。しかし、当然のように動物保護団体から抗議が入り、現在ではあまり売られてないようです。
深センでは信号無視をすると、街のスクリーンモニターに顔と名前をさらされる
「中国のシリコンバレー」と呼ばれ、科学技術の中心地となっている都市・深圳。市内ではその最先端技術を活かした様々なシステムが見られ、世界有数のスマートシティとしても知られています。
もちろん警察もそのシステムを利用して犯罪を取り締まっています。どのようにかというと、信号無視した人がいると近くのカメラでその様子を撮影し、顔認証システムを使って名前などを調べあげ、その個人情報を写真とともに街の通りにあるスクリーンモニターにさらしてしまうのです。
しかも違反を犯して数秒後にはもう公開されるので、周囲の人からも簡単に気づかれてしまいます。犯罪者の報道に対しても厳しい日本では考えられない話ですね。
57階建てのビルを、わずか19日で完成させた
2015年、長沙(ちょうさ)市に57階建てのビルが完成しました。ここだけ聞くと普通の話ではありますが、このビル、なんと総工事日数19日で建てられたのです。
最初は2014年に世界一高い97階建てのビルとして作られる予定だったのですが、地方自治体から見直しが入ったことで20階まで建設した時点で工事がストップ。翌年に57階建てに計画を変更したことで再び工事を再開し完成に至りました。中断していた1年間を除いた建設期間が合計でわずか19日だったわけです。
それだけの短期間だと手抜きではないかと思われるかもしれませんが、すべての階に空調がちゃんとセットされており、窓も4重のガラスを使うなどしっかりした作りになっています。中国の技術力のすごさを思い知らされる話です。
標高5000m以上の高地に鉄道駅が建てられている
青海省ゴルムド市にある、青蔵(せいぞう)鉄道のタングラ駅。この駅は富士山より高い標高5068mと、世界一高い場所にある駅なのです。これだけの高いところを訪れるだけあって鉄道の車内には酸素マスクも装備されており、もしものときの医者も同乗しているほどです。
しかし、それだけの危険を犯してでも行く価値があるぐらい、駅から見る周囲の山々の景色は素晴らしいもので、多くの観光客がここで降りて探索しています。駅の建物自体もチベットの伝統的な建築様式で建てられているため、駅舎を見るだけの観光客もいるそうです。高山病のリスクもありますが、鉄道が好きな方は訪れてみてはいかがでしょうか。
中国には壁も仕切りもないトイレがある
経済発展著しい中国。昔に比べて衛生面でもかなり良くなってきていますが、それでも地域によっては変わってないところもあります。特に顕著なのがトイレで、水に溶けないため紙を流すのを禁止されているところもあれば、それ以前に紙がないところもあります。もっとひどいところでは、大のトイレに壁やドアが一切ないものがあるのです。これは俗に「ニーハオトイレ」と呼ばれています。用を足しているときに隣の人の顔が見え、思わず挨拶してしまうからだそうです。
このようなものが出来た経緯として、かつての共同トイレは様々な人が集まるコミニュティとして存在しており、中でも他の人と話していたいというのがあるそうですが、個室に慣れている我々にとってはあまりいい環境ではありません。もしこのようなトイレを使用したくないのであれば、ファーストフードやショッピングモールなど近代的な建物に行くことをオススメします。
中国にはヘビ料理の専門店がある
広東省の広州市。「食は広州にあり」という言葉があるほど美食の街として知られ、多くの飲食店が軒を並べていますが、その中には変わったものを食べさせてくれる店もあります。そのひとつがヘビ料理専門店です。
実は広州では牛や豚よりもヘビを使った料理のほうが人気があります。というのも野性味あふれる料理のほうが身体にいいと信じられているからだそうです。メニューには唐揚げや炒めもの、スープというオーソドックスなものから、スイーツといった変わり種のものまでいろんなものがあります。味のほうも見た目さえ気にしなければ美味しくいただけるそう。
ただ、昨今のコロナの影響により、現在は食べることは難しくなったとのこと。ひとつの食文化が消えてしまう可能性があるということは悲しいことです。
1トンの純金で作られた牛の置物がある
江蘇省にある華西村(かせいそん)は「世界一裕福な村」と呼ばれています。というのも村が住民の収入の一部を預かって新たなプロジェクトに投資して成功したからで、資産額は50年間で20万倍になり、4600億円ほどになったそうです。
そして2011年、この富を象徴するかのような高さ328mの超高層タワーが完成しました。その60階には村を見下ろせる展望台が作られたのですが、そこにはなんと1トンもの純金を使った牛の置物が設置されているのです。金額はなんと約42億円。しかも壁や床にも一面金箔が貼り付けられており、これでもかというぐらいに豪華さを見せつけられます。こんなものを見てしまうと、中国の勢いを感じずにはいられませんね。
蒼龍嶺(そうりゅうれい)では、絶壁にある幅1mの道を1.5km進むところがある
中国の宗教・道教の聖地とされる華山(かざん)。その山頂に向かう道・蒼龍嶺は、高所恐怖症の人にとって厳しい観光名所となっています。というのも、ここは幅1mほどの細長い道を約1.5kmほど進まないといけないのです。しかもこの道の両側は断崖絶壁。下までの高低差は1000mもあるとか。さすがに手すりはあるものの、ダメな人だと足を進めることすら厳しいかもしれません。
ここを抜けても華山の山頂に向かうまでには厳しいルートがまだまだあります。崖沿いに設けられた幅数十cmの木の板をハーネスをつけて進む通路や、90度の絶壁など、まるで修行のような道のりです。しかしさすがにこれらは希望者だけが進むことができるもので、もっと安全なルートもあります。ご安心を。
北京には3人の神様の像の姿をしたホテルがある
北京市の郊外にあるホテル、北京天子大酒店(ペキンてんしだいしゅてん)。この外観を見た人はあっけに取られると思われます。このホテル、3人の神様の姿をしているのです。
これらはそれぞれ幸運、富、長生きを司るものだそうで、非常に縁起のいい神様なのです。しかも、この神様の中に泊まりたいと希望を言えば、そこの部屋を用意してくれるのです。私は幸運になりたいからこの神様、僕は長生きしたいからこの神様といったように部屋を選ぶことができるのは楽しいですね。もしかしたら、地元の人々にとってはここはパワースポットのような扱いを受けているのかもしれません。
中国では時計をプレゼントするのはNG
日本では結婚式でお祝いに包丁などの刃物を贈るのは「縁が切れる」を連想させるということで嫌われます。もちろん中国にもプレゼントしてはいけない物が存在します。その代表的な物が時計なのです。
なぜ贈ってはいけないかというと、「時計を贈る」という意味の中国語「ソンジョン」は、「死者を弔う」「親の死に水を取る」という意味の言葉とまったく同じ発音なのです。ですので、中国の人に時計を贈ることは非常に無礼に当たります。
ただし、腕時計は中国語で「ショウビァオ」と言い、誰かの死を連想させる単語でないので贈っても大丈夫だそうです。ややこしい話ではありますが、中国の方にプレゼントするときは前もってちゃんと調べておいたほうが良さそうですね。
遼寧省(りょうねいしょう)には、一面真っ赤になる湿地がある
中国・遼寧省の盤錦(ばんきん)市にある紅海灘風景区(こうかいたんふうけいく)は、秋になると一面が赤い絨毯で覆われることで多くの観光客に人気の観光スポットです。ここは遼河(りょうが)という川の三角州にある一帯で、東京ドーム2000個ほどもの面積の湿地帯となっています。そこにマツナという植物が秋を迎えて赤く染まり見る人を圧倒させる絶景となるわけです。
また、この地は丹頂鶴の飛来地としても知られており、赤い絨毯に白い鶴が羽ばたく様子は、見る人を幻想的な世界へと連れていってくれます。この風景を見ることができるのは9月中旬から10月中旬までの1ヶ月間だけです。見に行こうと思ってる方はご注意のほどを。
掲載日時 | 2021/12/3 18:00 |
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タグ | 中国語 中文 冷知识 |
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