【日本語版】中国・仰天エピソードの雑学
【聞くトリビア 読む編】
中国の学校は昼寝OK
午後の授業の気だるさは誰しも経験があることでしょう。勉強しようにも眠気でなかなか身が入りません。しかし、中国の学校は昼食後に30分程度の昼寝時間があります。中には自宅に帰って寝る生徒も。これなら授業中に居眠りすることもありません。
なお、中国では昼休みを有効に使う習慣があるようで、昼寝の他にも、温かい食事をとるため食堂以外の屋台に出向く地域もあるそうです。日本とは違い基本的には冷えたものを食べない文化なので、弁当を持参することはあまりないようです。
中国の国際特許出願数は20年でおよそ85倍になった
国際特許の出願数ですが、2000年の中国は800件弱と、アメリカの4万件程度には大きく及ばないレベルでしたが、近年はそのバランスが逆転しています。
2010年代から急激に技術開発が活発となり、2020年のデータでは中国は約6万9000件となっています。アメリカは5万9000件、日本は5万件ほどです。
企業別の特許数で首位となったのはスマホなどで知られるファーウェイで、高い技術力を養ってきた企業の躍進が背景にあります。
アリペイ運営会社は上場で3兆円以上を調達した
中国のアリババグループ傘下のアントグループが運営する決済サービスのアリペイ。日本のレジ前でも「支付宝(しふほう、アリペイ)」のロゴマークを見たことがある方も多いでしょう。
この会社、2020年10月に上海と香港の証券取引所で上場しました。そして、その史上最高額となる3兆6000億円を調達したといわれています。
ちなみに、このアリペイ、使用者は全世界で13億人にものぼるといわれています。
深圳の1週間はシリコンバレーの1カ月というほど生産スピードがヤバイ
ファーウェイやテンセントを輩出した「中国のシリコンバレー」こと深圳。世界に知られるハイテク都市です。
30年前は人口30万人の地方の漁村でしたが、国を挙げての発展後押しが見事に成功し、今では1400万人の大都市となっています。
この深圳の凄いところは生産スピード。川上から川下まで企業が立ち並び、部品調達から生産までを一気に行うことができるのです。そのため、「深圳の1週間はシリコンバレーの1カ月」と、本家のお株を奪うような言葉も生まれています。
独自の宇宙ステーション完成第1号になりそう
国際宇宙ステーション滞在などのニュースは日本でもしばしば報道されますが、これは国際とあるように、複数の国からなるものです。その国独自のステーションを完成させるのは、どうやら中国になりそうだという話です。
中国は2003年から宇宙開発に乗り出しましたが、当初は技術の粗さが目立ち、失敗も数多く見られました。しかし、コツコツと開発を進め、2022年に宇宙ステーションを完成予定ともいわれています。これが実現すれば宇宙の有人拠点は2つとなります。
階段だらけの本屋がある
凝った建造物はどの国にもありますが、中国にもなかなかユニークなものがあります。その一例として挙げられるのは重慶にある鍾書書店。ここは迷宮のように階段がめぐらされ、その下部などに本棚が並んでいます。さらに、天井を見上げると鏡が張られ、店内の様子を万華鏡のように映しています。
中国には他にも防空施設を改造した南京の先鋒書店、福建省の廈地(かち)村の水田の中に建つ空き家を利用した水田書店など、書店だけで見てもユニークなものが複数見られます。観光のポイントに織り込んでも面白いことでしょう。
中国では、男性がビキニのようにへそを出すファッションがあった
北京ビキニなる言葉をご存知でしょうか?これはかつて中国で見られた、夏に男性が上着を胸のあたりまでたくし上げるファッションのことで、北京では街のいたるところで見ることができました。しかし2019年、北京市はこの北京ビキニで外を出歩くことを禁止する法律を出したのです。さすがに街中で男性がへそを出した状態で歩くのが見苦しいという声があったのでしょう。
このような日常あったものが無くなっていくのは残念ですが、外国人も多く訪れる大都市である以上、仕方ないのかもしれません。
竹の中に入れて熟成させるお酒がある
中国福建省。この地で竹の中に入れて熟成させたお酒が発売され話題となりました。作り方は、まず若い竹に特殊な高圧技術を使いお酒を注入します。そしてそのまま数年間竹を育て、そこに穴を開けて直接グラスに注いで出来上がりです。竹の樹液が混ざることで爽やかな味を楽しめますし、解毒作用もあることから体にいいと人気です。
このお酒、大ヒットしたものの、実際に生えている竹を使うため生産がなかなか追いついてないそうです。そのうち高級で簡単に手を出せなくなってしまうかもしれませんね。
日本でおせちを食べるように、中国では旧正月に餃子を食べる
世界では様々なお正月の風習があります。日本ではおせち料理とお雑煮を食べて過ごしますが、中国では旧正月の大晦日に家族で餃子を包んで、翌日に食べて新年祝うのです。
なぜ餃子を食べるのかというと、中国では餃子は家族の喜びや団らんを表す縁起のいい食べ物として考えられているからです。さらに形が昔のお金に似ていることから、お金に困らないようにという意味合いも含まれています。
また、中国ではこの餃子の中に、ひとつだけコインを入れて包む風習があります。それに当たった人は1年間幸せに過ごせるとのこと。おみくじのような楽しみ方もされているのです。
パンダの糞から作られるお茶がある
中国四川省で栽培されているパンダ茶。なぜパンダという名前がつけられているかというと、なんと栽培にパンダの糞を使っているからです。といっても肥料として使っているだけなので、それほど汚いというわけではありません。
しかもパンダは野生の竹を食べるのですが、そのうち栄養として吸収されるのが3割ほどで、残りの7割が糞として排出されるので、栄養価は非常に高いのです。
味も美味しく、健康にもいいということで注目を浴びているのですが、価格がなんと100g60万円ほどだそう。そう簡単に飲めるものではありませんね。
乗ってから降りるまで約18分かかる世界最長のエスカレーターがある
中国の湖北省(こほくしょう)、湖南省、重慶市にまたがる大峡谷、恩施(おんし)グランドキャニオン。断崖絶壁から見る雄大な景色が人気で多くの観光客が訪れます。
ここでは景色以外の名物に、長さ約688m、乗ると終点につくまで18分もかかる世界最長の下りエスカーレーターがあるのです。大峡谷にエスカレーターなんて場違い、と思われる方も多いかもしれませんが、屋根の部分は木で作られているなど、周囲の環境を考慮した作りになっており、違和感なく風景に溶けこんでいます。
これができるまでは山を降りるのにも相当大変だったそうで、多くのお客さんの疲労を軽減させる存在となっています。ただ、昇りのエスカレーターはないので、山に登る体力は必要となります。行かれる方はご注意を。
掲載日時 | 2021/12/3 18:00 |
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