元気になる雑学
【聞くトリビア第32話 読む編】
背筋を伸ばすだけで、元気になれる効果がある
よく疲れたら背筋を伸ばせと言いますが、果たしてこれは医学的に効果があるものなのでしょうか?
ある実験によると、背筋を伸ばしてない人よりも伸ばしている人のほうが決断力や積極性に影響を与えるホルモンの量が多く分泌されているそうです。
また、背筋を伸ばした人たちはストレスを感じるホルモンが低下していることもわかっています。背筋を伸ばすと元気になるというのはちゃんと医学的にも立証されているのです。
とはいえ、さすがに背筋を伸ばし続けるのはしんどいと思う方も多いのではないでしょうか。実はずっと姿勢をキープしていなくても、短時間伸ばすだけでこのような効果が現れるのです。仕事中に疲れたら1分だけでも背筋を伸ばしてみたら、いい気分転換になるかもしれませんよ。
血液検査で、うつかどうかがわかる
最近調子が悪い、気持ちが前向きになれない、などと思っていても、それがうつ病が原因であるかを判断するのは非常に難しいものがあります。ところが血液検査で、自分がうつ病かを判断できるという画期的な診断方法が開発されていました。
これは血液中にあるリン酸エタノールアミン(PEA)という物質がどれぐらいの濃度で存在するかを調べるもので、これが一定以下であればうつ病と診断されます。
もともと問診でしか判断できなかったうつ病を客観的な視点で判断できることは非常に大きな進歩です。薬もどんどん改良されているようですので、簡単に治すことができる時代も来るかもしれませんね。
毎日コーヒーを3杯飲めば、長生きできる
コーヒー好きな人にとって嬉しいニュースがあります。ヨーロッパの国際がん研究機関の発表によると、コーヒーをまったく飲まない人よりも、1日3杯コーヒーを飲む人のほうが長生きするということがわかったのです。
また、コーヒーを飲んでいると循環器や消化器系の病気に対する死亡リスクが低くなり、かつ肝臓にも効果があり、血液中の糖分の調整能力が高くなるという報告もあります。
後にアメリカの研究チームも同じ調査をしたところ、同じ結果にたどり着いたそうです。コーヒーの飲み過ぎはどうかと思いますが、コーヒー好きには安心できるお話でした。
ロシアでは風邪をひいたとき、ボルシチを食べてウォッカを飲む
日本では風邪をひくと生姜湯や卵酒を飲んだり、ネギを首に巻いたりと様々な民間療法がありますが、ほかの国でも地域に根差した独特の治療がなされます。
たとえばロシアではスープ料理のボルシチを食べてウォッカを飲むといいと言われています。ボルシチは冬野菜が多く使われており、ウォッカはアルコール度数が高いので、両方を取ることで身体を芯から温めることができるのです。ただ、ウォッカは子どもが飲むことができませんので、代わりに温めた牛乳にはちみつを加えたものを飲ませるそうです。
他にも韓国ではキムチチゲを食べたり、アメリカではチキンスープを飲んだりするそうです。お粥などに飽きたときには一度試してみてはいかがでしょうか。
ポルトガルでは、やけどをするとワインで冷やす
やけどをしたら素早く患部を冷たい水で冷やすのが日本では当たり前ですが、世界では変わった方法で応急処置をする国があるようです。
ポルトガルではやけどしたとき、患部を水ではなく白ワインで冷やすのだそうです。そのため料理店などでは普通の白ワインだけでなく、やけど対策用の白ワインを置いているところもあるとか。ワインがやけどに効く効能があるわけでもなく、なぜこうするかという詳しい理由はわかってませんが、アルコールということで消毒の意味合いがあるのかもしれません。
ただ、大きなやけどをしたらすぐにでも冷やして病院へ行くのが一番なので、あまり真似しないほうがいいのかもしれません。
目が疲れたときは、魚の目玉を食べるといい
パソコンを使う仕事が多くなってきている現代、目の疲れを訴える人も増えてきました。そんな人にオススメの食材があります。それは魚の目玉です。
魚の目玉には、目の疲れに効果があるビタミンB1が豊富に含まれています。またDHAやEPAといった頭の活性化や生活習慣病の予防に効果がある成分も含まれているため、目以外にも様々な効果が期待できます。
また、ビタミンB1だけで言うと、豚の生姜焼きや玄米、枝豆などでも取ることができるので、最近目が疲れ気味という方はこれらの食材を積極的に取ってみてはいかがでしょうか?
いつもポジティブな松岡修造は、かつてネガティブだった
元プロテニスプレイヤーの松岡修造。彼のポジティブな発言は多くのメディアに取り上げられ、彼の言葉をまとめた日めくりカレンダーもヒット商品となってます。ところが、本人は自身のことを「本心はネガティブで消極的」と評しているのです。
というのも、普段がネガティブだからこそ、いざとなったときにポジティブな考えに切り替えられるスイッチを増やすことができ、また弱さを受け入れることで自分の状況を把握し、今何ができるかを判断して、新しい自分をポジティブに変化させることができると考えているとのこと。
彼の発言に見られる熱さは、そんな自身の弱さから来ているものだと思うと、我々もちょっと勇気づけられますね。
最近の目覚まし時計は実は健康的
かつての目覚まし時計はジリジリと大きな音で起こすものが目立ちましたが、最近のものは小さい音から段々と大きくなっていくものが主流です。いきなり大きな音が鳴った方が、目覚ましの効果がありそうですが、実は危険をはらむものでした。
朝起こしに行ったら心停止していたという、子どもの突然死の事例がありますが、これは遺伝性QT延長症候群によるの可能性が高いという報告があります。この症候群は遺伝性不整脈の一種なのですが、その遺伝子型の持ち主が、目覚まし時計の音での覚醒などをきっかけとして発作を起こすことがあるというのです。
そのため、急に大きな音が出てびっくりするようなタイプの目覚まし時計はその原因となりうるため、段階的に大きくなる音のものに変わってきています。人を起こすときも、急に大きな音で驚かせるようなことは避けた方がいいでしょう。
バラの香りは様々な良い影響を与える
クレオパトラやマリー・アントワネットなど、歴史上の美女も愛したバラの香り。確かに良いものではあるのですが、健康などの面で見ても非常に良い効果を持つとされています。
バラの香りはストレス軽減効果を持つそうで、さらに香り成分が体内に入ると若返りホルモンであるエストロゲンの分泌が促進されるといいます。さらには口臭や加齢臭といった嫌な体臭の抑制効果もあるとか。
意外にも、バラは美女たちの優美さを陰で支えていたのかもしれません。
コレステロール対策は年末年始
すべてが悪いものというわけではありませんが、コレステロールというとあまりいいイメージはありません。実際、血管に悪影響を与えるものがあるのも事実です。
そんなコレステロール対策。時期に重要なポイントがあります。血圧やコレステロールの値は特に冬に上昇することが多いとされ、夏場には適正でも、冬になると適正値を超えてしまうことも。1月第1週の高コレステロール血症リスクはふだんの約6倍ともいわれます。
さらに年末年始といえば忘年会・新年会はじめ、食事の量は多くなりがちですし、寒さから外に出て運動する機会も減ってしまいます。これも当然良くありません。
ちなみに、ブロッコリーやキャベツといったアブラナ科の野菜には悪玉コレステロールを下げる効果を持つS-メチルシステインスルホキシドというアミノ酸が含まれます。特に冬場、こうした野菜を積極的に食べるのは有効かもしれません。
腸内環境と全身の健康はそれなりに関係がある
「腸活」などという言葉も耳にしますが、人間にとって腸はそこまで重要な器官なのでしょうか。
近年、腸内環境を検査する技術進歩により、その大切さがわかってきました。たとえば、高齢認知症患者には「バクテロイデス」という腸内細菌が少ないことが分かったそうです。バクテロイデスとは免疫系の活性化作用などを持つ、人体に良い作用を持つ菌のひとつです。
なお、主に水溶性食物繊維をエサにしている菌なので、食物繊維の摂取は重要といえるでしょう。
人間の体内リズムは25時間
人間には覚醒と睡眠のタイミングを司る体内時計というものがあります。これは起床直後の太陽の光を浴びることでリセットして1日のサイクルを作ります。
ところが、この体内時計、我々の1日のイメージの24時間ではなく、およそ25時間というやや長いものになっています。このリズムの都合もあり、休日も大幅な寝坊をしないほうが良い睡眠や生活スタイルにつながります。
掲載日時 | 2021/11/5 18:00 |
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