珍スポットの雑学
【聞くトリビア 読む編part.22】
金閣寺・銀閣寺のほか、銅閣寺もある
金閣寺・銀閣寺といえば説明不要、京都でも屈指の人気スポットです。金、銀ときたら銅はないのかと思ってしまう方がいるかも知れませんね。実は、銅閣寺も存在するのです。
その正体は東山区にある大雲院。織田信長、信忠親子を弔うために建立された由緒あるお寺です。何度か移転しているのですが、現在の立地は、元は大成建設や帝国ホテルの創始者・大倉喜八郎の別邸でした。彼は金閣・銀閣に加わる京都の名所のひとつとして、祇園祭の山鉾をモチーフにした銅板葺き屋根の銅閣を作らせました。
そして、後に大雲院が移転してきたことにより、この銅閣を持つ寺となったのです。銅閣内部は特別公開以外では拝観できませんが、折角なので時期を狙って金・銀・銅を制覇するのはいかがでしょうか。
トーテムポールだらけの公園がある
ネイティブアメリカンの作ったトーテムポール。独特のカラーリングなどに魅せられた、愛好家もいるようです。そんなトーテムポール、日本で、しかも大量に見ることができる場所があるのです。
そのスポットとは、千葉県流山市にある流山市総合運動公園です。ここには先のネイティブアメリカン風味なものの他にも、金太郎のような日本的なデザインも立ち並びます。
なぜこのようなインパクト抜群の公園になったのかというと、1991年に流山トーテムポール国際大会が行われたから。そのときに建てられた80基ほどのトーテムポールが今も残っているというわけです。
アスレチックなども人気の公園ですが、疲れたらトーテムポール巡りで一息つくのもいいかも知れません。
ロケット型のビルがある
ビルといっても様々な形のものがあります。そんな中でも、さいたま市大宮にあるロケットビルは独創的です。名前の通り、形はロケットそのものでしかも金ピカ。
胴体の円形や、両脇の翼の部分も再現されており、そのまま飛んでいってもおかしくなさそうなフォルムです。部屋の作りも独特で、円形部分はそのまま丸い部屋となっています。
大宮駅西口から徒歩5分の好立地。まだテナントは空きがあるようなので、珍しいもの好きのオーナーさんは見学に行ってみてはいかがでしょうか。
拷問器具の博物館がある
アイアンメイデン(鉄の処女)に代表される拷問器具。実におどろおどろしい見た目をしています。その使い方を想像すると身の毛もよだつ思いです。
そんな拷問器具を集めた博物館が日本の、しかも大学にあります。東京都千代田区にある明治大学博物館の「刑事部門」には、拷問や刑罰に使われた道具が展示されています。日本国内ではりつけに使われた道具から、海外のギロチンなどまで揃っており、中にはここでしか見られないものもあるそうです。
なお、博物館内の他のコーナー「商品部門」では陶磁器などの伝統工芸、「考古部門」では石器などの資料が展示されています。これらは至って平穏ですので、おどろおどろしいのが苦手な方にはこちらをオススメします。
人魚のミイラを保存する寺がある
日本古来の人魚は童話の姫君とは違い、上半身は何となく人間ですが、もっと妖怪じみた、薄気味悪い姿をしています。しかも、この人魚のミイラが存在するというのです。
場所は滋賀県東近江市の願成寺というお寺です。ここにある言い伝えが残されています。
かつてここに住んでいた尼僧のもとに、いつしか3人の少年が手伝いにくるようになりました。村人が彼らがどこから来るのか不思議に思い、後をつけたところ、付近の川に住む人魚だということがわかったのです。かわいそうなことに彼らは捕まってミイラにされ、見世物として人の手から手に渡ることとってしまいました。
由来からすれば当然ですが、夜な夜な泣き声が聞こえる、持ち主が不幸になるなどの現象が起こり、ミイラはお寺で供養されることに。なお、3人のうちもう1人もミイラにされ、こちらは高野山の苅萱堂に残されており、拝観も可能です。
境内を電車が通過する神社がある
神社の中には、境内に踏切があり、電車が通過するという、特に珍しいものがあります。
それは佐賀県有田町にある陶山神社。
有田らしく磁器製の鳥居や狛犬があり、焼物の神様としても大事にされています。そんな神社に線路が走ってしまった背景は何でしょう。
JR佐世保線の博多駅から佐世保駅を開通する際、用地がなかなか見つかりませんでした。
困っていたところ、当時の宮司さんが町の発展のためならと、敷地内に線路を通すことを許可してくれたのです。
そして、現在のような石段と一の鳥居の間に列車が通る珍スポットとなりました。なお、車が通過しない踏切には遮断機設定義務はないので、ここにも遮断機はありません。警報音はなりますが、注意は必要です、見学の際はお気をつけ下さい。
佐賀県にエッフェル塔がある
パリの名物エッフェル塔。実は日本の、しかも、佐賀県にもあるのはご存知でしょうか。佐賀市から県道48号線を走り、神埼市に入った、田園風景の中に突如出現します。
本家とは違い22mのミニチュア版になりますが、再現度はなかなかのもの。地元の板金塗装業の社長さんが作りました。かつてフランスで見たエッフェル塔の美しさに感動し、自分でも作ってみたいと思ったそうです。
1982年に5年間掛けて完成させたのですが、工場移転のために解体の憂き目に。しかし、めげることなく2代目を1999年に完成させました、それが現在のものです。
なお、佐賀のエッフェル塔には脇に2本の小さな塔がついています。これは一見オリジナルですが、本家パリのほうの改造計画としてつけられる案がかつてあり、それを取り入れたものだそうです。
福島県にはUFOの里がある
夜空を見上げてUFOを探した経験はあるでしょうか。宇宙人や未知の存在は、いまだに多くの人を魅了するテーマです。
ところで、日本にはUFOがよくみられる地域があるのをご存知でしょうか。
そのひとつ、福島市飯野町の異名は何と「UFOの里」。古くから謎の発光物体が多く観測されているそうです。
当然、研究もなされており、UFOをはじめミステリーに関する資料を広く集めた「UFOふれあい館」もあります。付近には謎の巨石群などもあり、ミステリー好きにはたまらないスポットとなっています。
掲載日時 | 2021/7/2 18:00 |
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