珍スポットの雑学
【聞くトリビア 読む編part.22】
愛知県には、桃太郎の神社がある
愛知県犬山市には桃太郎神社という神社があります。というのも犬山市の木曽川周辺には桃太郎に関する伝説があり、神社の奥にある桃山という山で桃太郎が姿を隠したと言われていたことから信仰対象となっており、神社を建設して祀っているのです。
この神社の見どころは、桃太郎を題材にした様々なカラフルな人形です。静かな雰囲気とは不釣り合いな人形は我々を不思議な世界へといざなってくれます。
青森県には、駅の壁に巨大土偶が貼り付いた駅がある
青森県つがる市にあるJR五能線の木造(きづくり)駅。この駅の外観を見ると誰もがあっと言わされるのではないでしょうか。というのも外壁に巨大な土偶が貼り付けてあるからです。
これは同じ市内にある亀ヶ岡遺跡から発見された遮光器土偶をモチーフにしたもので、周囲の人からは「しゃこちゃん」という愛称で親しまれています。
しかもこの土偶、かつては鉄道が近づくと目が光っていたのです。しかし夜になると怖いと苦情があったことから現在は自粛中だそうです。ただし希望があれば光らせてくれるとのことなので、もし見てみたい人がいたら駅員さんに尋ねてみてはいかがでしょうか。
静岡には、「怪しい少年少女博物館」という名前の博物館がある
静岡県伊東市。温泉も多く、観光地として人気のこの町に世にも不思議な博物館があります。その名も「怪しい少年少女博物館」。名前を聞いただけでも危ない雰囲気が出ています。果たしてどのような博物館なのでしょうか?
まず1階はレトログッズを展示したコーナーで、大正から昭和にかけて日本で流行した様々なグッズが展示されています。これだけ聞くと普通と思われるかもしれません。
しかし2階に行くと統一感のない多くのフィギュアやオカルトグッズが所狭しと展示されているのです。まさに怪しい雰囲気で充満している空間なのです。
さらに奥にはお化け屋敷まであるというなんでもありの博物館です。もし興味がある方がいたら、伊東に行った際には訪れてはいかがでしょうか。
CMで知られる岩下の新生姜のミュージアムがある
会社名が歌われるCMでもおなじみの岩下の新生姜。その博物館が栃木市にあるのはご存知でしょうか?
様々な展示物を通じて新生姜の魅力を伝えようと2015年にオープンしたこの施設。単なる商品などの展示だけではなく、非常に風変わりなものも多く見ることができます
。
たとえば、ピンクの新生姜と同じ色をしたグランドピアノや、高さ5メートルと世界一大きいという新生姜のかぶりもの、狛犬ならる狛鹿が見守るジンジャー神社など、単なる企業博物館と思ってくるといい意味で裏切られます。
そのため、来館者に非常に好評で、「プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」にも何度も選ばれるほどの人気の施設となっています。
長崎県には、フルーツの形をしたバス停がたくさんある
長崎県諫早市から国道207号線を通って佐賀に向かっていると、途中巨大なフルーツが道端に置かれているのが見えます。実はこの正体はフルーツバス停なるもので、諫早市小長井町内にイチゴ、メロン、ミカンなど全部で5種類、16基が設置されています。
このバス停、1990年に長崎旅博覧会が開催されたとき、観光客に和んでもらおうということで町で設置したもので、実に30年以上、訪れる皆さんを和ませているわけです。
この地域は夏はヒマワリ、秋はコスモスなどが周囲に咲き乱れるため、SNS映えするスポットとして現在も多くの観光客が訪れています。
ヤマザキのランチパックの専門店がある
JR山手線の秋葉原駅と池袋駅。ここには山崎製パンの人気商品ランチパックだけを並べた専門店があるのです。たまごやピーナッツといった定番商品はもちろん、地方でしか売られていないご当地ランチパックも販売されていることもあり、人気の店となっています。
また、池袋店に関しては買ったランチパックをトーストして提供してくれたりもします。牛乳などのドリンクも販売しているので、ちょっとした食事に便利なスポットですね。
石川県には、忍者屋敷のようなお寺がある
石川県金沢市にある妙立寺。ここは別名「忍者寺」と呼ばれます。というのも、隠し扉、隠し階段など、敵を欺く仕掛けがたくさんあり、まるで忍者屋敷のようだからです。
このお寺が建立された当時、加賀藩は徳川幕府と緊張状態にありました。そこで万が一幕府が襲撃してきたことを考えてこのような造りとなりました。
まるで迷路のような構造であるため、何も知らずに入ると出ることは困難であり、見学するにはガイドによる案内が必要だそうです。
神戸には、軍歌専門の酒場がある
神戸の繁華街、三宮のとある雑居ビルにある酒場「散兵線」。この店に入ると軍服を着たマスターが出迎えてくれます。店内には戦争中のスローガンが書かれた張り紙や旗などが飾られており、ちょっとしたタイムスリップ感を味あわせてくれます。
この店は軍歌専門の酒場で、戦争中は結構見られたそうですが、現在ではほぼ残っていません。マスターが軍歌というジャンルを語り継ぐべく2011年にオープンしました。
ここでは有名な曲から、カラオケに入っていないマニアックな曲まで歌えます。また、マスターに頼めば軍服を着て歌うこともできるそうなので、当時の雰囲気を味わいたい人は一度行ってみてはいかがでしょうか。
千葉県では海の中に、電柱が立っている
千葉県木更津市にある江川海岸。ここは潮干狩りのスポットとしても人気ですが、ほかに幻想的な景色が見られるということでも注目を浴びています。
というのも、海の浅瀬の上に電信柱が何本も立っているからなのです。この様子が映画『千と千尋の神隠し』のワンシーンにそっくりということで話題となりました。
実はこの電信柱、アサリの密漁を監視するための小屋に電気をつなぐために建てられたものなのです。小屋自体はもう使われていませんが、電信柱だけ残されて現在の形となりました。
夕暮れの時間帯は特に絶景だそうですが、注意しなければならないのが、潮が引いたときでないとあまり感動的な風景ではありません。もし行かれる方がいれば、潮の満ち引きの時間も要チェックです。
高知県にある水族館は、廃校をリノベーションしている
日本では少子化が続き、廃校せざるを得ない学校も増えてきています。高知県室戸市には、そういう廃校となった小学校の校舎を利用した水族館があります。その名も「むろと廃校水族館」です。
この水族館、単に校舎内に水槽を置いて魚を展示しているのではなく、かつて使われていた跳び箱を水槽にしたり、25メートルプールを利用した大型水槽を作ってサメを飼育したり、細長い手洗い場をヒトデやナマコなどを直接触れるタッチプールにしたりなど、廃校ならではの工夫された展示で見る人を驚かせます。
また、かつて使われていた机や椅子もそのまま置かれており、ノスタルジックな気分にもなれる、魅力的な水族館なのです。
江戸時代のお金・寛永通宝が巨大な砂絵になっている
江戸時代に流通した寛永通宝。香川県観音寺市の有明浜には砂で書かれたこれの巨大な絵があります。琴弾公園内にあるこの寛永通宝は、最大直径122メートル。周囲の距離は345メートルにもなるもので、全体像を見ようと思えば近くにある展望台に登らなければいけません。
この絵を見ると健康で長生きすることができ、お金に困ることがなくなると言われており、多くの観光客が訪れています。また夜になるとライトアップされるので、その絶景も見ものです。
徳島県の祖谷渓には、断崖絶壁の上に立つ小便小僧がいる
徳島の景勝地・祖谷渓。その中でも特にV字型に深く広がる谷が絶景である七曲という地には、断崖絶壁の上に1体の小便小僧が立てられているのです。その場所は高さはなんと200メートルほど。なんでこんなところに小便小僧が立てられているのでしょうか。
その昔、祖谷街道の工事を請け負っていた職員や子どもたちが、ここの絶壁を使って度胸試しをしていたそうです。そのことを聞いたある彫刻家が1968年にこの像を立てたのが由来となっています。
昔の人はこんな場所で度胸試しをしていたんだと思い浮かべるとゾッとせずにはいられません。
掲載日時 | 2021/7/2 18:00 |
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