怖い雑学
【聞くトリビア 読む編part.20】
「地震 雷 火事 親父」の「親父」は、「台風」という説がある
怖いものをまとめた言葉に「地震、雷、火事、親父」がありますが、よくよく考えてみると、地震、雷、火事はもちろん怖いのですが、親父というのは人それぞれなのではないか?と思われるかもしれません。
実はこの親父というのは、一節では台風を意味する言葉「山嵐(やまじ)」がなまって「おやじ」になったと言われています。
ただ、この説はあくまで一説でしかなく、正しいかどうかはわかっていません。もしかしたら昔はどの家庭でも怖くてたまらない存在だったのかもしれませんね。
ホラー映画 『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子は、映画で共演している
日本のホラー映画の2大キャラクターである『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子。彼女たちが同じ映画作品に出演したことがあるというのはご存知でしょうか?
その映画とは2016年公開の『貞子vs伽椰子』。貞子と伽椰子、それぞれの呪いを受けた2人の女子大生を救うために霊媒師が貞子と伽椰子の霊を戦わせてともに消滅させようとするストーリーです。
実はもともとエイプリルフールで冗談として発表されたものだったのですが、思ったより反響がよかったためにファンサービスとして作品化が実現しました。DVDも発売されているので、興味のある人はどうぞ。
ヒッチコック映画『サイコ』は、初めてトイレを映した映画
ヒッチコック監督の名作映画『サイコ』。この中の1シーンが実は映画界にとって画期的なものだったのです。そのシーンとは、登場人物がメモをトイレに流すシーン。
このシーンのどこが画期的なのか?と思われるでしょうか、実はそれまでに公開された映画にはトイレを登場させるシーンはひとつもありませんでした。というのも当時の映画界でトイレそのものを映像として流すこと自体タブーとされていたからです。
しかし、ヒッチコックはこのシーンは重要で絶対にカットできないということで検閲官を説得した結果、そのまま上映させることに成功。映画界初の快挙となったのです。
映画『ジョーズ』でなかなかサメが姿を見せなかったのは、機械が故障したから
サメが海水浴客を襲うシーンで人々を恐怖に陥れたパニック映画『ジョーズ』。なかなか姿を現さず、サメからの視線で人に襲いかかるシーンは多くの人に衝撃を与えました。
しかし、これは単に演出ということだけでなく、撮影用のサメのロボットが海の水に浸かったことにより故障したからなのです。
撮影されたのは1973年。当時はまだCGの技術もなかったので、このようなロボットを使わなければならず、しかもそれ自体もかなり高額だったため、もう一度作り直すのも難しかったそうです。そして苦肉の策として生まれたのがあのような演出でした。
海外のタバコのパッケージには、棺桶や血を吐く人の写真が使われている。
「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」。タバコのパッケージにはこのような警告文が書かれていますが、一部海外のタバコはこんな生易しいものではなく、恐ろしい写真が貼られているものがあるのです。
たとえばデンマークのものは、実際に吸いすぎにより血を吐き出した人や、死体や棺桶、肺がんでただれてしまった肺などの写真が使われています。また、パキスタンでは口の中にできたがんによりグロテスクにただれてしまった顔を写した写真が貼られていたりも・・・。
こう考えると日本のものはまだ生易しいのかもしれませんね。
寝てくれない子供を「寝ないとお化けが来る」と脅すのは、逆効果
いつまで経っても寝てくれない子どもに「寝ないとお化けが来るよ」といっておとなしく寝させようとしたお父さんお母さんは多いのではないでしょうか?
実は心理学の世界ではこのような注意をすることで、子どもが暗闇やお化けが本気で怖くなってしまうという実験データがあるのです。このプロセスは「恐怖条件づけ」と呼ばれ、このような恐怖心を相手にインプットさせることで、相手はずっと怯えるようになるのです。こうなるとなかなかこの恐怖心は取り除くことができません。
このような脅しは成長に悪影響となってしまいますので、もっと別の方法で寝かせることを考えたほうがいいと思われます。
歯医者で聞く「キーン」という音は、圧縮された空気の音
歯医者に行くのが嫌という人は多いと思います。原因のひとつとして「キーン」という歯医者ならではのあの音があるのではないでしょうか。さて、この音は何から来てるものでしょうか?
実はこれは歯を削るときに使う「エアタービン」から発せられる音で、歯より硬い物質であるダイヤモンドが先端についた機械で、その先端を回転させることで歯を削るのです。その回転にはモーターではなく空気を使います。というのもそのほうが早く先端部を回転させることができるからです。その時の空気が圧縮されて出された時の音が我々を悩ませているあの音なのです。
ただ、最近は音があまりない製品も開発されています。我々の悩みも、もしかしたらもうすぐ解決するかもしれませんね。
幽霊が頭につける三角形の布の名前は、「天冠」
幽霊の絵には頭に白い三角形の布がついていたりします。お葬式の際には遺体の頭につけられることもあるあの布は「天冠」といいます。
なぜつけているのかは定かになっていませんが、閻魔大王の前で失礼にならないようにするために正装としてつけている、地獄のたたりを防ぐためにつけている、身分を高く見せるためにつけているといった様々な説があります。
実は、雛祭りにお雛様が頭につけている冠も同じく「天冠」といいます。もしかしたら身分を高く見せるなどといった意味でつながってるのかもしれません。
「高所恐怖症」ならぬ、「高所平気症」が増えている
「高所平気症」という症状をご存知でしょうか?これはその字の通り高いところが全然平気という症状のことで、最近は生まれてからずっと高層マンションで育った人が増えてきたことにより、多くなってきているのです。
この「高所平気症」。本人にしたらいいことなのかもしれませんが、このような子を持つ親としたら非常に恐ろしいものなのです。ベランダなどの高いところが平気になってしまうので、好奇心にまかせてそのような場所で遊んでいて、結果落下して死亡するという例も出てきているのです。
子どもがそうならないようにするためには、公園にあるジャングルジムなどの高さのある遊具で遊ばせて、その危険性を身体に覚えさせるのが大事だそうです。
タランチュラは、哺乳類を捕まえて食べる
蜘蛛を好きという人はなかなかお目にかかれません。特に毒を持つと言われるタランチュラと聞けば、ゾっとする人も多いのではないでしょうか。
そのタランチュラ、実は肉食で哺乳類を食べたという報告がされているのです。場所は南米のアマゾンの奥地。胴体が野球のボールほどの大きさのタランチュラが有袋類のオポッサムを食べていたというのです。
野球ボールほどの大きさとはいえ、哺乳類を殺して食べてしまうのですから恐ろしさが伝わってきます。ちなみにペット用として売られているタランチュラのえさとしては、コオロギが定番だそうです。
世界最速のジェットコースターは、時速240キロ
新幹線と同じくらいのスピードで走るジェットコースターが世界にはあります。アラブ首長国連邦の遊園地フェラーリ・ワールド・アブダビにある「フォーミュラ・ロッサ」というマシンがそれ。
ジェット戦闘機と同じ加速システムを使い、出発からわずか5秒で時速240キロの最高速度に到達します。その衝撃はF1マシンなみだそうです。
もちろんこのスピードは世界一。他では体感できないこのマシン。遠い国ではありますが、ジェットコースターが好きで好きでたまらない人は行ってみる価値はあるかもしれません。
「クワバラクワバラ」とは、雷を避けるおまじない
桑の原っぱと書いて「桑原」。これを「クワバラクワバラ」と2度唱えることで雷を避けることができるといわれています。
その由来としては、死後に雷の神様となった菅原道真が住んでいた桑原という場所には雷が落ちることがなかったから、という説と、雷の神様が桑の木が嫌いだから「桑原」と唱えれば二度と雷を落とさない、と約束したからという説があります。
どちらにせよ、雷が近くに落ちたときはこの呪文を唱えると避けられるかもしれません。あくまで迷信ですが。
掲載日時 | 2021/6/15 16:30 |
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