「眠れなくなる」雑学
【聞くトリビア 読む編part.18】

円周率暗記の世界記録は、10万桁以上。

現在の円周率暗唱のギネス記録は、インド人の大学生が2015年に達成した7万桁です。

しかし、ギネスブックには認定されていないものの、これを上回る記録を持つ人物が日本にいました。

千葉県に住む元技術者・原口證（あきら）さんは、何と10万桁以上記憶しているそうです

その記憶方法は、独自の語呂合わせで、物語を100桁や200桁ごとに作るというもの。

原口さんはお寺の家に生まれたこともあり、円周率に宇宙のような無限の広がりを見出したのだとか。

 

コーヒーを一気に25杯飲むと、カフェインの致死量を超えてしまう。

専門家によると、カフェインを短時間で摂取した場合の致死量は3グラムほど。

これは、200ミリリットルのコーヒー25杯分のカフェインの量に当たります。

 

コーヒーを25杯一気に飲むということはないかもしれませんが、市販の眠気覚ましの錠剤には、1回の服用分にコーヒー数杯分相当のカフェインが含まれているケースもあります。

 

実際に急性カフェイン中毒による死亡事故も稀にあるので、こうした薬の飲みすぎには注意が必要です。

 

眠らなかった世界記録は、およそ11日。

ずっと眠らない状態を続けた世界記録は、1964年にアメリカの男子高校生が達成した11日と12分です。

実験には、スタンフォード大学の睡眠学者も立ち会いました。

 

不眠状態を続けていた最中は記憶力が低下したり、イライラしたりと、様々な脳の異常が出たそうです。

 

しかしながら、実験が終わった後は、わずか半日寝ただけで復活し、その後も何の障害も出ませんでした。

 

どうやら人間は徹夜しても、そのあと深く眠れば、睡眠不足をきちんと補うことができるようです。

 

岐阜では、24時間寝ずに行うソフトボール大会がある。

温泉で有名な岐阜県下呂市の上原地区、ここでは4年に1度、ソフトボールを24時間やり続けるというイベントが行われます。

もともとは1995年に地元の若者が面白そうだからやろうという軽いノリで始めたもので、地元の人たちが300人ほど集まり、交代しながらソフトボールを楽しみます。

そのイニング数は実に100イニング以上。

スコアも両チームとも数百点を稼ぐ大乱戦となります。

ちなみに参加者に応じた得点も加算されるとのことで、70代の人には2点、80代の人には3点が入るそうです。

当初は軽い提案から始まったこのイベント、今ではみんなが真剣に参加する、この地区にとって無くてはならないものとなっています。

 

マグロは眠らずに泳ぎ続ける。

マグロはずっと眠ることなく泳ぎ続けています。

これはマグロはエラを通る水から酸素を取り込むという性質が原因です。

すなわちずっと動き続けて常にエラに水を取り込まないと呼吸ができなくなるのです。

ということで夜の間も眠ることができません。

ただ、夜になると泳ぐスピードは遅くなります。

こうすることで体を少し休ませて睡眠の代わりにしているのです。

 

しゃっくりが68年間止まらなかった人がいた。

アメリカのチャーリー・オズボーンさんは、1922年からずっとしゃっくりが止まらなくなるという謎の症状におちいりました。

何をしても止まらず、原因も何もわからないまま、毎日大変な生活を過ごしていたのですが、1990年のある日、突然出なくなります。

止めるために特に何をしたというわけでももなく、彼のしゃっくり生活は終わりました。

このオズボーンさん、特に生活面での問題はなかったようで、普通に働き、結婚もして幸せな人生を過ごしていたようです。

 

地球が誕生した当時、1日はわずか5時間しかなかった。

地球が誕生した46億年前、地球の自転は今の数倍ほどの速さでした。

そのため、太陽が昇ってから沈むまでの時間も短かく、当時の1日はわずか5時間ほどしかありませんでした。

では、なぜ現在のような24時間になったのかというと、様々な摩擦が影響しているのです。

海水が満潮・干潮を繰り返すことで海底面との間に起こる摩擦、大気と地上の摩擦、地球内部のマントルと核の摩擦など、様々な摩擦により自転はどんどん遅くなり、現在のように24時間で1周するようになったのです。

1億8000万年もすると、1日は25時間になってしまうそうです。

 

銀河系には、無数のブラックホールがある。

光さえも逃げ出すことができない天体ブラックホール。

みなさんはこのブラックホールは1つしかないというイメージがあるかもしれませんが、実は銀河系には多くのブラックホールがあると考えられているのです。

現在、発見されているブラックホールの数は数十個。

近くにあるガスの雲を吸い込んでいる様子が発見されたことからわかったというのですが、研究者たちの間では発見されていないというだけで、銀河系には数億個あるのではないかと考えられています。

もし、その1つが地球の近くにあったらと考えると、非常に背筋が寒くなってしまいます。

 

京都には恐ろしい伝説がある縁切り神社がある。

京都市東山区にある安井金比羅宮は縁切り神社として地元で有名な神社ですが、一時インターネットで怖いご利益があるということで話題となりました。

たとえば、嫌な職場と離れたいと祈ったらリストラに遭ったとか、痩せたいと祈ったら体調を崩し嫌でも痩せざるを得なくなった、など。

ここでお祈りするにはかなりの覚悟が必要とのうわさも立つ始末です。

しかし、相手の不幸を願ったり妬みなどを出さずにすれば、何も嫌なことが起こらず願いを叶えてくれるらしいので、そこまで怖がる必要はなさそうです。

そういう話が出てくるということは、それだけご利益があるという証明なのでしょう。

 

鎖骨は、囚人が逃げ出さないようにこの骨に鎖を通していたから。

漢字で鎖の骨と書く鎖骨。

なぜ鎖という字が使われているのでしょうか？

そこには様々な説があるのですが、そのひとつに古代中国で行われていた恐ろしい風習によるものがあります。

それは、犯罪者を捕まえたとき、鎖骨の部分に穴を開けて鎖を通すことで逃げられないようにしていたから鎖という字がついたというものです。

しかし、鎖骨は非常に弱い骨であるので、鎖をつないで少しでも引っ張ったら簡単に折れることや、その部分に非常に太い血管があるので、そこから出血するとすぐに死んでしまう、などということからこの説は間違いではないか、とも言われています。

 

眠ている時に体がビクッとする現象のメカニズムは、未だに解明されていない。

そろそろ寝れそう、というときに身体がびくっとすることはありませんでしょうか？

この現象、「ジャーキング」という名前がつけられています。

非常に眠りが浅く疲れていたり、寝る姿勢が悪かったりしたときに起こりやすいとされている現象ですが、なぜ起こるかはいまだにわかっていません。

ただ、この状態が頻繁に起こるのであれば、周期性四肢運動障害という病気が原因なのかもしれません。

その場合は病院へ行って医者に相談したほうがいいでしょう。

 

失恋のときにはチョコレートを食べると良い。

もしも、あなたが失恋をしたとき、とりあえずチョコレートを食べて気分を落ち着けましょう。

というのも、チョコレートには失恋すると不足する物質を補ってくれるからです。

その物質の名前はフェニルエチルアミン。

これは恋をすると脳の中で大量に分泌されるのですが、失恋すると分泌されにくくなるのです。

そんな物質がチョコに含まれているというわけです。

寂しくなって辛くなった気持ちはチョコレートで補って、新しい恋を探すのがおすすめです。