映画の主人公の雑学
【聞くトリビア 読む編part.15】
映画『ジョーズ』の主人公ともいうべきサメは、故障だらけだった。
スピルバーグ監督のパニック映画『ジョーズ』。
いまだに作られているサメ映画のルーツともいえるでしょう。
この作品で使われたサメの模型ですが、4体もありました。
しかし、故障が相次いだため、撮影に支障をきたすほど。
そのため、苦肉の策として、サメの姿をほとんど映さないカット割りで乗り切る必要に迫られたところ、これが逆に恐怖を煽る演出につながりました。
怪我の功名といったところでしょう。
映画『タイタニック』に出てくるヌードの絵は、ジェームズ・キャメロン監督が描いた。
映画『タイタニック』で、レオナルド・ディカプリオが演じた主人公ジャックは、画家を目指す青年です。
映画には、ケイト・ウィンスレット演じるローズのヌードを描くという有名なシーンがあります。
実はこのヌードは、ジェームズ・キャメロン監督自らが描いたものでした。
ただ、キャメロンがこの絵を描いた時は、さすがにウィンスレットにヌードは頼めなかったのか、水着を着てもらったそうです。
『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で主人公の「カルバン・クライン」の下着は、フランスでは「ピエール・カルダン」に変えられた。
『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で、タイムスリップした主人公のマーティは、若き日の母親ロレインと会います。
そのロレインは、マーティの下着に書かれていたブランド名から、マーティの名前を「カルバン・クライン」だと思い込むというシーンがあります。
このシーン、フランスで公開された時には、フランスを代表するブランド「ピエール・カルダン」に変えられたのでした。
映画『ロッキー』で、ランニング中のロッキーがオレンジをもらうシーンは、撮影中のハプニングだった。
『ロッキー』では、果物屋のおじさんが、ランニングをしていたロッキーにオレンジを投げて渡すというシーンが登場します。
実はこのおじさんは俳優ではなく、本物の果物屋さんでした。
撮影中のシルヴェスター・スタローンを本物のボクサーと勘違いして、いたずらでオレンジを投げたのだとか。
『ロッキー』は低予算の映画だったため、値段が安い小型のカメラが撮影に使われ、スタッフも少人数でした。
そのため、映画の撮影だと気付かれずに、このようなハプニングが起きたのでした。
ミッキーマウスとミニーマウスを演じた声優は、結婚した。
このカップルは1977年からミッキーマウスの声を演じたウェイン・オルウィンと、1986年からミニーマウスの声を演じたルシー・テイラーです。
仕事で出会った時は二人とも既婚者でしたが、それぞれ離婚した後に愛を実らせ、再婚に至りました。
2008年には、ディズニーに対して功績のある人に贈られる「ディズニー・レジェンド」という賞を夫婦で受賞しています。
『ファインディング・ニモ』の主人公ニモは、カクレクマノミではない。
『ファインディング・ニモ』の主人公ニモは、一般にはカクレクマノミだと思われています。
しかし、ダイバーにとって、ニモは違う魚だというのは常識なのだそうです。
では何かというと、「イースタンクラウンアネモネフィッシュ」という魚。
カクレクマノミより、少し黒い縁取りが多いという違いはあるものの、見た目はよく似ています。
それよりも大きな違いは生息する海域。
『ファインディング・ニモ』はオーストラリアのグレートバリアリーフを舞台としているのですが、カクレクマノミはグレートバリアリーフに生息しないのだそうです。
レオナルド・ディカプリオ主演の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』には、モデルになった人物も出演している。
スピルバーグ監督の映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』で、レオナルド・ディカプリオはフランク・アバグネイルという実在の天才詐欺師を演じました。
この映画には、モデルになったアバグネイル本人も少しだけ出演しています。
演じたのはディカプリオを逮捕する警察官の一人で、追われる身だった実際の人生とは正反対の役どころでした。
往年の名画『カサブランカ』で最初に発表されていた主演俳優は、ロナルド・レーガンだった。
モロッコを舞台にした映画『カサブランカ』にはハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンが主演しました。
「君の瞳に乾杯」という名セリフでも知られています。
しかし、映画が制作されたときに、最初に発表されていた俳優は、のちに大統領となるロナルド・レーガンでした。
ただし、レーガンは実際に主演候補だったわけではなく、本当の主演をマスコミに隠す目的で、制作発表時に仮に名前が使われただけとも言われています。
映画『エイリアン2』で主人公の娘は、主演シガニー・ウィーバーの実の母が演じた。
映画『エイリアン』シリーズでは、シガニー・ウィーバーが主人公のエレン・リプリーを演じました。
そのシガニー・ウィーバーの母親エリザベス・イングリスも女優で、『エイリアン2』に、エレン・リプリーの娘アマンダ役で出演しています。
実の母が、映画では娘役を演じるというのは奇妙な話ですが、映画の中で娘アマンダは年老いた姿で登場していたのでした。
『ティファニーで朝食を』の主人公は、マリリン・モンローが演じる予定だった。
1961年公開の名作映画『ティファニーで朝食を』。原作者であるトルーマン・カポーティは主演女優にマリリン・モンローを推薦していました。
しかし、マリリン・モンロー側がそのオファーをキャンセルしてしまったことにより、その計画は倒れてしまい、当時の人気女優であったオードリー・ヘップバーンにその座が回ってきました。
カポーティは、このキャストに対し、終始不満だったと伝えられています。
『男はつらいよ』は、「ギネスブック」に掲載されている。
1969年から1995年にまで公開された映画『男はつらいよ』シリーズは、実は同じ俳優が演じた最も長い映画シリーズとしてギネスブックに掲載されています。
その作品数は特別編を除き48作品。1996年に新作の準備中に主演の渥美清が亡くなったために残念ながら中断してしまったこの作品。
享年68歳とまだこれからも期待されていた中で亡くなられたということで、おそらくご存命であれば記録もまだまだ伸びていたのかもしれません。
『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックは、撮影中に差し歯をずっとつけていた。
クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描き、2018年に世界的に大ヒットした映画『ボヘミアン・ラプソディ』。
その主演俳優であるラミ・マレックはマーキュリーの特徴的な歯を真似るために撮影ではずっと差し歯をつけていたそうです。
この歯をつけたことによって特徴的な歌い方やしゃべり方が再現でき、クイーンのファンも違和感なくこの映画にのめり込めたようです。
ちなみに撮影後、マレックはこの歯に金の装飾をほどこして、大事に保管しているそうです。
掲載日時 | 2021/4/9 18:00 |
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