「日本一」の雑学
【聞くトリビア 読む編part.14】
日本一狭い県道の幅は、1.2メートルしかない。
大分県津久見市の保戸島にある県道612号長目中ノ島線は日本一狭い県道といわれています。
ここは全長256メートルしかなく、もっとも狭いところは幅1.2メートル、通っている場所の中には普通の民家の間の路地のようにも見えるところがあります。
2014年に県道の表示がされましたが、その際は地元住民すらこれが県道なのかと驚いたそうです。
日本一小さい新幹線の駅で、ジャズコンサートが開かれたことがある。
日本一小さい新幹線駅といわれるのが北海道新幹線・奥津軽いまべつ駅。
所在地の今別町も人口およそ2400人という小規模な自治体です。
しかし、2020年、逆にこの狭さを利用してジャズコンサートが構内で行われました。
その際、適度な面積が良い効果を及ぼし、コンサートホールのような音響が生まれたといいます。
京都駅には、34番ホームがある。
京都駅には0番ホームから、34番ホームまであるのですが、実際に34本も線路があるわけではありません。
実際のホームの数は19で、欠番も多数あります。
最も番号が大きい31番から34番までは山陰線のホームです。
これは「サンインは31」という語呂合わせから決まった番号だとされています。
日本一大きい砂時計は、1年測ることができる。
この砂時計は、島根県大田市(おおだし)仁摩町(にまちょう)の仁摩サンドミュージアムにあります。
ここは、「鳴り砂」で知られる琴ヶ浜(ことがはま)にちなんでつくられた、全国でも珍しい砂の博物館です。
砂時計の名は「砂暦(すなごよみ)」。全長5.2メートル、直径1メートルという大きな容器を使い、1トンの砂を一年かけて落とす世界最大の砂時計です。
ふるさと創生事業による1億円を使い、3年かけて完成させました。
北海道の幌加内町(ほろかないちょう)には、日本一が3つある。
幌加内町は旭川市に隣接する、北海道中央部の町です。
1つ目の日本一はそば畑の面積。
2つ目は日本最大の人造湖「朱鞠内湖」(しゅまりないこ)。
そして、3つ目は最も寒い気温の記録であるマイナス41.2℃です。
ただし、気象庁の最低気温の公式記録は旭川市のマイナス41℃です。
幌加内町は気象庁の公式記録の対象からは外れているのですが、1978年に、旭川市より0.2℃低い気温を記録しました。
日本一長い駅名は、仮名にして32文字ある。
日本一長い駅名は、路面電車の停留場で、2021年1月に改称された富山地方鉄道の「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)」(とよたもびりてぃとやま じーすくえあごふくまえ(ごふくすえひろちょう)」です。
記号を抜いた文字数が23文字、仮名では32文字となり、それまでの1位だった、京福電気鉄道・嵐電北野線の「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」の仮名26文字を抜きました。
この「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」の駅名は2020年3月に改称されたばかりで、わずか9か月あまりの日本一の座でした。
日本一のバンジージャンプの高さは、215メートルである。
日本一高いバンジージャンプは、2020年の夏にオープンした「岐阜バンジー」です。
岐阜県加茂郡(かもぐん)八百津町(やおつちょう)にある丸山バイパスに掛かる「新旅足橋(しんたびそこばし)」にジャンプ台は設置されています。一番下に到達するまでおよそ7秒かかります。料金は通常価格で3万6000円と、こちらも破格です。
横浜ランドマークタワーのエレベーターには、2つの日本一がある。
1つ目は「日本一速いエレベーター」。
これは、展望階に行くエレベーターで、毎分750メートルの速度で動きます。
2つ目は「日本一動く距離の長いエレベーター」。
荷物を運んだり、非常用にも使われているエレベーターで、地下3階から70階まで、289.8メートルの距離を動きます。
平均身長が一番高い都道府県は、秋田県である。
秋田県は中学2年生の男子の平均身長が162.5センチ、女子の平均身長が156.0センチで、ともに日本一です。
秋田県に限らず、東北地方の県はいずれも平均身長で全国の上位に入っています。
実は人間に限らず、動物も寒い地域に住んでいる種の方が体が大きくなる傾向があります。
また、魚介類の消費量が多い地域の方が平均身長が高くなるという調査結果もあります。
長野県佐久市には、日本一海から遠い場所がある。
佐久市と群馬県南牧村(みなみまきむら)との県境付近に位置する地点が、日本一海から遠い場所です。
この地点は、1996年に国土地理院の調査で特定されました。
標高およそ1200メートルの山中にあり、海岸線までは115キロほどあります。
特に景色が良い場所というわけではありませんが、現地で写真を撮影すれば「海から一番遠い地点へ到達した証明書」を佐久市が発行してくれます。
京都市の東福寺には、日本一古いトイレがある。
京都の東福寺にある、通称「百雪隠(ひゃくせっちん)」というトイレは、日本最古のトイレとして国の重要文化財にも指定されています。
このトイレの建物は30メートル×10メートルほどの大きな木造建築です。
中には土間の通路を挟んだ両側に、直径およそ30センチほどの穴が並んでいます。大と小では場所が分かれています。
なお、このトイレが使われていた当時は、木や竹のヘラでお尻を拭いていたのだそうです。
日本一の積雪記録は、およそ12メートルである。
積雪記録日本一の場所は、意外なことに滋賀県にあります。
1927年に滋賀県の最高峰・伊吹山(いぶきやま)で記録した1182センチというのが、その記録。
これは山岳での積雪量世界一として、ギネスブックにも載りました。
伊吹山の岐阜県側のふもとには、あの関ヶ原もありますが、実は関ヶ原も豪雪で有名な場所。
毎年雪のシーズンになると、よく関ケ原付近での積雪のため、東海道新幹線が運転を見合わせるということが起きます。
日本一貯水量が多い徳山ダムでは、フェリーが運航されている。
日本一貯水量が多い徳山ダムは、岐阜県の揖斐川上流に2008年に完成しました。このダムには「とくまる」という名前のフェリーが運航されています。5月から11月にかけての時期は、このフェリーに乗って、ダムの周りの自然を観察するイベントも開催されています。
日本一透明な湖・摩周湖の透明度は、徐々に下がっている。
摩周湖の透明度は1931年に41.6メートルと当時の世界一を記録しました。
しかし、その後透明度は低下し、最近では25メートル前後で推移しています。
透明度が下がっている原因ははっきりしていないのですが、浮遊している細かな粒子が蓄積したり、植物プランクトンの量が増えたり、またその種類が変化したりといったことが考えられています。
必ずしも環境汚染が原因というわけではないようです。
「日本一(にっぽんいち)ソフトウェア」というゲーム会社がある。
日本一ソフトウェアは、岐阜県各務原(かかみがはら)市に本社を置くゲーム会社です。
『魔界戦記ディスガイア』シリーズなどで知られています。
2012年に「最も多くのシミュレーションRPGを発売した会社」としてギネス世界記録に認定され、「日本一」どころか「世界一」になりました。
社名の由来は、それぞれが誰にも負けない才能を持ち寄ることで、今までにない面白いゲームを作りたいという理念からきています。
掲載日時 | 2021/3/12 18:20 |
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