「日本一」の雑学
【聞くトリビア 読む編part.14】
福島県に「日本一(にっぽんいち)」という地名がある。
「日本一(にっぽんいち)」という地名があるのは、福島県郡山市湖南町(こなんまち)です。
もともと二本松藩(にほんまつはん)の領地で、あるとき殿様が、この場所でとれた米を食べたところ「日本一うまい」と喜んだことから、「日本一」の地名が与えられたとされています。
この日本一という場所には、「日本一観音堂」や「日本一山(にっぽんいちやま)」などもあります。
日本一短いトンネルは、8.7メートルしかない。
広島県にあるJR呉線の安登(あと)駅と安芸川尻(あきかわじり)駅の間にある川尻トンネル。
その全長は実に8.7mと日本一短いトンネルとして鉄道ファンに知られています。
8.7mという長さは車両1両分よりも短く、乗っている途中に果たしてトンネルを通ったのかどうか気づかないぐらいのものだそうです。
しかも上には県道248号線が通っているために一見ただの車が通る橋ではないかと思われるかもしれませんが、山をくり抜いて作られているため立派なトンネルなのです。
鉄道ファンにはこのトンネル見たさに訪れる人も多いそうで、ちょっとした観光名所にもなっています。
日本一長い校歌は、歌い終えるのに13分もかかる。
日本一長い校歌は長野県諏訪清陵(すわせいりょう)高校のものです。
第一校歌、第二校歌の2つがあり、第一校歌が8番まで、第二校歌が10番まであります。
始業式や卒業式では2曲通しで歌われます。
伴奏はなく手拍子をしながらおよそ13分かけて歌います。
明治時代に作詞された歌詞には難しい表現もあり、スマホで歌詞を見ながら歌う生徒もいるそうです。
岐阜県高山市は、東京都と同じぐらいの大きさがある。
高山市は「平成の大合併」の一環で、平成17年に周辺の町村を合併して大きくなりました。
その結果、東西およそ81キロ、南北およそ55キロ、面積2178平方キロという日本最大の市になりました。これは東京都とほぼ同じぐらいの大きさで、香川県や大阪府を上回ります。また、高山市は飛騨山脈を含み、市内の標高差は2700メートルを超えます。
年に2日しか列車が停まらない駅がある。
香川県三豊(みとよ)市にあるJR予讃線の津島ノ宮駅。
ここは1年に2日と、日本一営業日数が少ない駅として、鉄道ファンに有名です。
というのも、ここは近くにある津嶋神社という神社が毎年夏に2日間行うお祭りのために作られた駅なのです。
このお祭りには全国から10万人近くが集まるそうなのですが、周囲には駐車場がほとんどないため、自動車で来るお客さんに対応仕切れないということから、年に2日だけこの駅が開業されることになったそうです。
200mもの幅のボウリング場がある。
愛知県稲沢市にある稲沢グランドボウルの面積は、東京ドームに匹敵するほど。
その2階は1面がボウリングレーンになっていて、その数なんと116レーン。端から端まではおよそ200メートルもあります。
ギネスブックにも掲載されている世界で最も幅が広いボウリング場です。
日本一大きいジャングルジムの高さは、13メートルである。
広島県呉市豊浜町(とよはまちょう)にかかる豊浜大橋の近くには日本最大のジャングルジムがあります。
豊浜大橋の開通を記念して1993年にできた架橋記念公園にあるもので、その幅は15.5m、高さは13.2mとちょっとした要塞のような外観です。
普通のジャングルジムのようにパイプを伝って登ることもできますが、さすがにこれだけの高さがあるので間には階段も用意されています。
そしてそのてっぺんからは瀬戸内海の絶景を楽しむこともできます。
公営ギャンブルの史上最高額の配当金は、9億円である。
競輪で7レースすべての1着を的中させるという「チャリロト」で、2010年に公営ギャンブル最高の配当金が誕生しました。
舞台となったのは神奈川県の平塚競輪場。
2008年6月から2年以上キャリーオーバーされており、いつ誰が高額賞金を手に入れるか注目されていました。
そして2010年10月21日、ついに的中者が現れました。
一口200円で、手にした額はなんと9億598万7400円。大卒サラリーマンの生涯賃金の実に3倍以上の額を一瞬で手に入れたわけです。
ちなみにこの配当金を決定づけたレースで勝利した選手の生涯獲得賞金は当時およそ7億5千万円ほどだったそうです。
日本一短いお祭りは、わずか数秒で終わる。
長野県岡谷市で毎年6月と10月に行われるお祭り「塩嶺御野立記念祭(えんれいおのだちきねんさい)」は日本一短い時間で終わるお祭りです。
このお祭りは午前10時に始まります。
記念碑の前に全員が立ち「一同、礼」の掛け声でその記念碑に向かい礼をするだけという、その間わずか数秒。お神輿や屋台などは一切登場しない質素なものです。
この場所は岡谷市と塩尻市の境にあるため、両方の市の市長や関係者が多く参加します。
お祭りというよりはどちらかというと交流会としての側面が強いようです。
日本一入場料が高い美術館にある展示物は、全部偽物である。
徳島県鳴門市にある大塚国際美術館は、同県の大塚グループが開設しました。
大塚グループといえば、オロナインでおなじみの大塚製薬、ボンカレーの大塚食品などが含まれる一大企業体です。
実はこの美術館、日本で一番入場料金が高い美術館なのです。
その額大人3300円。
しかもここにある美術品はすべて偽物。
本物はひとつもないにもかかわらず、大変な人気を誇ります。
その理由は、レプリカだからこそ触ったり写真撮影もできるから。
このような体験ができるということから、これだけ高額でも多くのお客さんが訪れているのです。
日本一のボールペンを決める「OKB48選抜総選挙」というものがある。
2011年から日本一のボールペンを決定する「OKB48選抜総選挙」なるイベントが開催されていることをご存知でしょうか?
この「OKB」とは「お気に入りボールペン」の略で、主催者側が選抜したボールペンの中から消費者の投票でナンバー1を決定するというものです。
過去10回開催されていますが、10回とも三菱鉛筆のジェットストリーム スタンダードがナンバー1に選ばれています。次回はこの牙城を崩すボールペンは現れるのでしょうか?
ヒョウ柄の衣類購入ランキング1位は、大阪ではない。
ヒョウ柄の服といえば大阪のおばちゃんのユニフォームのようなイメージすらありますが、実際のところ、大阪のヒョウ柄購入はそこまでではないようです。
2017年に楽天市場が出した「楽天市場での41才以上の女性のヒョウ柄アイテム購入額」では、1位は青森県、2位徳島県、3位宮崎県と続き、大阪府はなんと23位となっています。
ZOZOTOWNが2016年に発表したデータでも、1位は埼玉県で、大阪府は2位です。
しかし、これはあくまでインターネット上の話。大阪のおばちゃんは、地元の洋服屋でヒョウ柄をもっと買っているのかも知れません。
世帯の納豆購入額1位は、茨城ではなく福島。
納豆といえば水戸納豆のイメージも強いかも知れませんが、2019年のデータでは世帯での納豆購入額1位は少し北の福島県です。
しかし、福島県も首位奪還は2012年以来ということで、突出したものではありません。
西日本はイメージ通りランクが低くなりますが、東日本で納豆は広く受け入れられていることがうかがえます。
真珠生産量1位は、三重でなく愛媛。
真珠の生産量1位は、養殖真珠発祥の地である三重県と思われがちですが、実は愛媛県です。
愛媛県内でも特に宇和島近辺が最大の生産地となっています。
また、真珠の養殖に必要な貝の生産量も愛媛県が1位となっています。
日本一狭い駅の立ち食い蕎麦店は、ふたりで満員になる。
日本一狭い、駅ナカの立ち食い蕎麦店は中央本線・篠ノ井線の塩尻駅にある「桔梗」です。
入り口も横幅50センチメートルほどで、中にも2人分のカウンターしかありませんが、実は調理場を隔ててこの裏にもスペースがあります。
裏のカウンターは改札外にあり、ここでは立ち食いのほか、近くにある待合スペースのベンチに座って食べることも可能です。
掲載日時 | 2021/3/12 18:20 |
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