よみもの|聞くトリビア(読む編)

ライバル関係の雑学
【聞くトリビア 読む編part.13】

青森県にキリストの墓がある。

青森県三戸郡(さんのへぐん)新郷村(しんごうむら)大字戸来(へらい)野月(のづき)。

ここにキリストの墓とされるものがあります。

ゴルゴダの丘で磔刑になったのは弟のイスキリで、イエス・キリストは日本にまで逃れ、この地で没したという伝承もあります。

旧村名の戸来もヘブライに由来するものとされ、この地域の旧家の家紋は六芒星(ろくぼうせい)に似ている、産まれた赤ちゃんを初めて外に出す時、額に十字を描いたなど、その関連を匂わす習慣もありました。

なお、この史跡はトンデモ扱いで相手にされていないわけではなく、エルサレム市から「友好の証」として石碑が寄贈されています。

 

タイには日本軍の隠し財宝がある。

かつては徳川家の埋蔵金伝説など、日本にも埋蔵金に関する都市伝説があり、中には実際に掘り起こそうとするテレビ番組もありました。

その手の伝説がいまだに人気なのがタイ。

タイでは第二次世界大戦中の日本軍が隠した財宝があるという都市伝説が一部で信じられており、現在も実際に掘る人がいるそうです。

 

口裂け女の都市伝説は、中国や韓国でも出回った。

インターネットにより、多くの情報が得やすい世の中になりました。

その影響か、SNSなどを経由して都市伝説も広がりやすい傾向にあります。

中には日本では過去のものでも、外国に渡って再び注目を浴びるものもあります。

そのうちのひとつが口裂け女。

韓国や中国などに広まり、さらには国や地域にあったアレンジが加えられました。

そのうちのひとつは曲がり角を曲がれないというもの。

これは、中国などでは魔物は直進しかできないという伝承の影響によると考えられます。

 

口裂け女の犯人は、研ナオコだった。

岐阜県から噂が広まり、ついには警察まで動くことになった「口裂け女」騒動。

マスクの下は耳まで裂けた口という恐ろしい形相が伝わりましたが、これにより風評被害を受けた人もいます。

そのうちのひとりが研ナオコ。

口が大きいためか、この騒動の犯人という噂が流れました。

当然のことながら、本人は大いにご立腹だったようです。

 

石川県には、十戒を授かったモーゼがたどり着いた山がある。

石川県羽咋郡(はくいぐん)宝達志水町(ほうだつしみずちょう)に能登半島の最高峰・宝達山(ほうだつさん)があります。

ここにあるのが「モーゼパーク」。

神から十戒(じっかい)を授かったモーゼが、宝達山の山麓の古墳に葬られているという伝説に基づく公園です。

全国の市町村に1億円を配ったふるさと創生事業を活用して整備されました。

 

アメフト・スーパーボウルのハーフタイムショーがド派手なのは、視聴者が一斉にトイレに行かないようにするためである。

スーパーボウルのハーフタイムショーは例年豪華なアーティストが出演します。

2020年はジェニファー・ロペスやシャキーラがパフォーマンスを見せました。

実はこのハーフタイムショー、視聴者がハーフタイムに一斉にトイレに行くことで、水道に負荷がかかるのを防ぐため、豪華になったという説があります。

今ではスーパーボウルは、スポーツのみならず、エンタメの祭典にもなっています。

 

競馬でディープインパクトがGIで勝った2着馬は、次々に故障した。

JRAの当時のタイ記録となるG1・7勝を達成した名馬ディープインパクト。

そのディープインパクトが勝ったG1レースの2着馬7頭のうち、6頭は1年以内に故障しました。

また、国内で唯一ディープインパクトに勝利したハーツクライも、有馬記念を制した翌年に病気が原因で引退。

さらに、凱旋門賞でディープインパクトを破ったレイルリンクも翌年骨折しました。

これらは「ディープインパクトの呪い」として話題になりました。

 

ヤクルトスワローズは、「コンドルズ」という名前になりかけた。

東京ヤクルトスワローズの前身は、1950年に誕生した国鉄スワローズです。

その名は、当時の国鉄の特急「つばめ号」にちなんでいるとされます。

実は、国鉄職員から公募したチーム名には「コンドルズ」という案もありました。

しかし、「鳥のコンドルは電車が『混んどる』につながる。座席に『坐わろ』の方がいい」などと議論が交わされ、スワローズになったと言われていますが、真相はどうなのでしょうか。

 

童謡『サッちゃん』のモデルは、阿川佐和子である。

「サッちゃんはね サチコっていうんだほんとはね」という歌詞でおなじみの『サッちゃん』。

芥川賞作家の阪田寛夫(さかたひろお)が作詞しました。

その阪田の家の近所に住み、娘さんとも友達だったのが阿川佐和子です。そのため、阿川佐和子は『サッちゃん』は自分のことではないかと思っていたそうです。

しかし、のちに阿川佐和子は阪田寛夫と対談し、「サチコ」という名前のモデルの少女が別にいたことを明かされ、がっかりしたのだとか。

 

江戸時代にも人面犬が噂になった。

江戸時代の書物によると、1810年に人間そっくりの顔を持つ子犬が江戸で生まれました。この犬を興行師が見世物にしたところ、大人気になったそうです。

また、1819年に日本橋でも人面犬が誕生しており、この犬、前足も人間のものだったというのですが、さて・・・。

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