よみもの|聞くトリビア(読む編)

どんでん返しの雑学
【聞くトリビア 読む編part.11】

胸が大きいことが証拠となって無罪になった女性がいる。

2006年、東京のある女性が知人の家のドアを蹴破ったとして器物損壊で逮捕されました。

目撃者である住人いわく、その蹴破った穴からその女性が侵入したとのことだったのですが、裁判でその女性がその穴から部屋の中に入れたかということが争点になりました。

その女性はかなりの巨乳の持ち主。普通の女性であれば通り抜けられる穴でしたが、胸が邪魔で抜けられないということが判明したのです。

結果、目撃者の証言が信用できないということとなり、2008年に逆転無罪となりました。”

 

「どんでん返し」が広まったのは、とんねるずのおかげである。

今では当たり前のように使われている言葉「どんでん返し」。

昔からあった言葉ですが、1987年から1994年にかけて放送されたとんねるず出演の『ねるとん紅鯨団』で使われるようになってから、世間一般にも広まりました。

この番組は恋愛をしたい男性と女性が集団お見合いをし、最後に男性が女性に告白をするという内容で、その中でお見合いの場ではうまくいっていたにも関わらず、最後の告白で男性が振られてしまう思いもよらない展開が多々ありました。そのときに司会の石橋貴明が使ったフレーズが「大どんでん返し」だったのです。

 

ダーツの名人が、ダーツ禁止の法案を無効にさせた。

20世紀初頭のイギリスで、パブで運に左右されるゲームをすることは禁止という法律ができ、ダーツもその槍玉に挙げられました。

そのことで、パブのオーナーであるフット・アナキンという人物が裁判に出頭するように命じられました。

その際、彼はダーツは運に左右されるゲームではないということを訴えるため、法廷にダーツを持ち込み、実際に裁判官の前でプレイすることに。

結果はというと、6回連続20点のトリプルという難しいところに矢を命中させることに成功。

おかげでダーツは運で左右されないことが証明され、禁止令は解除されたのでした。

 

プロ野球で、14.5ゲーム差をまくって優勝したチームがある。

1963年のプロ野球パ・リーグ。

7月7日時点で1位の南海と2位の西鉄のゲーム差は14.5と、この時点でもう南海の優勝は揺るぎないものと思われていました。

しかし、オールスター明けから西鉄はそれまでと見違えるような強さで勝利を重ねていきます。

8月は17勝、9月は19勝を挙げ、そして10月に近鉄との4連戦4連勝で、大逆転優勝を果たしたのです。

この14.5ゲーム差を逆転しての優勝は、プロ野球史上最大の逆転劇として現在も語り継がれています。

 

ケネディが大統領になったのは、テレビ写りのおかげである。

1960年のアメリカ大統領選挙では民主党からケネディが、共和党からニクソンが出馬し争うこととなりましたが、実はこの選挙で初めて候補者によるテレビ討論会が行われました。

この討論会に出演するにあたり、ニクソンは直前まで各地を遊説しており疲れが見えていたものの、テレビ映りを一切気にせずに出演しました。

対するケネディはテレビ出演に向けてじっくり休養を取り、格好良く見えるようにファッションやメイクにも気を使っていました。

テレビを見た視聴者は疲れて頼りなさそうに見えるニクソンより、しっかりと引っ張ってくれそうに見えたケネディを応援するようになり、結果ケネディが当選したのです。

 

サッカーの「ドーハの悲劇」。韓国では「ドーハの奇跡」と呼ばれている。

1993年、翌年に控えたサッカーワールドカップのアジア地区最終予選の最終戦で日本がイラクと引き分け、本大会出場を逃したいわゆる「ドーハの悲劇」。

この裏で韓国が大喜びしたというのはご存知でしょうか?

実はこの試合の結果、得失点差で韓国が本大会出場を果たすことができたのです。

韓国は歓喜し、この出来事を「ドーハの奇跡」と呼んでいます。”

 

韓国の「ドーハの悲劇」は野球で起きた。

韓国で「ドーハの悲劇」というと、野球を思い浮かべる人が多いそうです。

2006年にドーハで開催されたアジア競技大会の野球競技に韓国はプロ選手を中心に固めたメンバーで参加しました。

ところが初戦の台湾戦、続く日本戦でも破れ、3位という結果になってしまいました。

韓国は過去2連覇しており、その年に開催されたワールド・ベースボール・クラシックでも活躍していたことから、その敗退は非常にショックだったようで、次の日の新聞には「ドーハの悲劇」という見出しが見られました。

同じ「ドーハの悲劇」でも国によって色々と意味合いが違うようです。

 

歌舞伎の演出「どんでん返し」は別名「がんどう返し」といい、「強盗返し」と書く。

「どんでん返し」という言葉は、もともと歌舞伎で使われている大道具の背景を変える装置からきています。急に場面が変わることから、物事の展開が変わるという意味で使われるようになりました。

さて、この「どんでん返し」、もともとは「がんどう返し」といい、「がんどう」は漢字では「強盗」と書かれていました。なぜ「強盗」という字が使われれのかというと、強盗提灯(がんどうちょうちん)という、昔の強盗がよく使っていたという提灯に仕組みが似ていたからだそうです。

そしてこの「がんどう返し」が「どんでん返し」に名前が変わったのは、使われるときの太鼓の音、もしくは大道具を倒す音が由来だといわれています。

 

プロ野球で、優勝を決める代打逆転サヨナラ満塁ホームランが飛び出したことがある。

2001年9月26日のパ・リーグ、近鉄対オリックス戦で、近鉄は奇跡の逆転勝利を収めました。

近鉄は勝てば優勝という試合で、8回を終え5対2とオリックスに3点ビハインド。

9回裏、ノーアウト満塁まで持ち込むと、代打に北川博敏(きたがわ・ひろとし)が送り込まれました。

1ボール2ストライクまで追い込まれた後、次の一球を思い切り打ち抜くと、ボールはバックスクリーン左横のスタンドへ。

プロ野球史上初、優勝を決定する代打逆転サヨナラ満塁ホームランが決まった瞬間でした。

 

高校野球で15点差を逆転して勝ったチームがある。

1994年の夏の高校野球の東東京予選の1回戦、大島南(現・大島海洋国際)高校対羽田(現・つばさ総合)高校の試合で、実に15点差をひっくり返すという逆転劇が見られました。

3回終了時に4対19と羽田がリード。大島南がその後追い上げ、7回にとうとう逆転。最終的なスコアは30対22、7回コールドで大島南高校が勝利しました。

この15点差の逆転が地方大会、決勝大会含め最大得点差からの逆転記録となっています。

 

『ファイナルファンタジー』第1作のラスボスは、最初の敵である。

1987年に1作目が発売された『ファイナルファンタジー』。

ストーリーは4人の光の戦士が世界の闇を払うというものです。

最初の敵は、コーネリアという国の元騎士で、その国の姫をさらったガーランドというキャラクターでした。

ガーランドは主人公たちに討伐されるものの、黒水晶の力により2000年前にタイムスリップし、ラスボスのカオスとして蘇ります。

そして、カオスは世界に闇を広め、またいずれガーランドに転生し、再び倒されるという無限ループに入ってしまうのです。

この連鎖をたつべく、主人公たちも2000年前にタイムスリップし、カオスを倒してハッピーエンドとなります。

 

リンカーンは、大統領になるまで8回選挙に落ちている。

アメリカの歴代大統領の中でも人気の高い第16代大統領リンカーン。

しかし彼は大統領になるまでに州選挙や国政選挙の落選を経験しているのです。

というのも彼は農民の子として生まれたため十分な資金も人脈もなかったために、選挙活動で相当苦労をしいられていたから。

しかし、彼は独学で政治を勉強し努力を続け、イリノイ州議員、上院議員を経て1860年、51歳のときにとうとう大統領にまで上り詰めたのでした。

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