よみもの|イラスト雑学

うなぎの体が黒いのは…?
【イラスト雑学part.18】

 

最近、某ソロキャンプアニメで、お正月からうなぎを食べていましたね……。

実はうなぎの旬って、秋から冬にかけての冬越えの栄養を蓄えている頃だとか。

まあ、最近は養殖技術の向上であんまり関係ないとも言います。

 

うなぎの養殖は、卵から育てることではなく稚魚を捕獲してそれを生簀で育てることを指します。

稚魚をとっているから、自然のうなぎはどんどん減って絶滅が騒がれているのです。

しかし近年、今までは難易度が高すぎた卵から孵化そして育成する技術が確立しつつあるので、また何も気にせずうなぎを食べられる日がくることでしょう。

 

さて、そんなうなぎを卵から育成するのが難しかった理由のひとつに、うなぎの生態がまったくわかっていなかったことがあります。

2009年の調査で、なんとうなぎは世界一深いと言われるマリアナ海溝で産卵することが分かってきました。

そしてわざわざ日本の河川まで登ってくるのです。

 

稚魚のころは深海で透明な姿のうなぎですが、成長するにつれて体は真っ黒になります。

つまり、深海から浅瀬に出る過程で黒くなるのですがその理由は……?

矢印

 

そう、日焼けなのです。

といっても厳密には人の日焼け(日光による軽度のやけど)と違って、うなぎは太陽の紫外線から内臓を守るために自ら黒くなっているのです。

 

長い旅路に思いを馳せながら、うなぎを食すのも浪漫があるかもしれませんね。

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イラスト
栗林 拓司

1980年生まれ・神奈川県出身

編集プロダクション、映像制作会社勤務を経て、

2011年よりフリーランスのライター・イラストレーターとして活動。

近年は児童向け小説やコミックイラストにも携わる。

趣味はワインを飲むことと食品サンプルの収集。

 

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