よみもの|イラスト雑学

空に向けて撃った銃で…。
【イラスト雑学part.12】

人間の歴史は、石の投擲から始まり、投石器、弓矢、火薬銃、大砲、ロケット砲、大陸弾道ミサイル…など遠距離攻撃の歴史でもある。

腕と武器があれば簡単に獲物を、あるいは敵に害をなすことができるこれらの兵器。

所持しているだけでも敵意があるとみなされかねないが、武器を手放すことはできない。

 

 

そういうことで、友好の証として、古来から空へ向けての礼砲は行われてきたのだ。

一度発射してしまえば、大砲の場合次の発射までに時間はかかる、つまり攻撃の意思はないと証明されるからである。

 

と、ここまで語ったが、近年で儀礼的な空砲を行っているのは国家単位の話であろう。

最近では徳仁天皇即位の際、自衛隊が21発の礼砲を行ったことで話題になった。

 

しかし銃火器が身近な地域では、祝いの席では空へ向けての礼砲、あるいは祝砲として、まるで花火か爆竹のように使用されている。

その結果として…

死亡事故は多発しているのだ。

イラクではフセイン政権が倒れた時やアジアカップの際、フィリピンやアメリカでも結婚式の際の上空への祝砲での死亡例がある。

 

銃弾でなくとも、2階のベランダに置いていた植木鉢に当たって死亡するなんて事故も日本では起きている。

重力をなめてはいけないのだ。

 

 

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イラスト
栗林 拓司

1980年生まれ・神奈川県出身

編集プロダクション、映像制作会社勤務を経て、

2011年よりフリーランスのライター・イラストレーターとして活動。

近年は児童向け小説やコミックイラストにも携わる。

趣味はワインを飲むことと食品サンプルの収集。

 

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