モミジ院長のリカバリー日記第22回
(続き)9月上旬に行われるウルトラ第二次予選に参加する準備は整った。
では、あとわずかな時間、何をやって過ごすべきか。
アメリカの歴史やチェックポイントになりそうな町については丹念に調べ、アメリカの旅行書も読み込み、歴代大統領も州都も50州それぞれの上位3番目までの都市も名所も覚えた。
この1年間の時事も『イミダス』『新聞ダイジェスト』『地理統計』や雑誌『ダ・カーポ』(ウルトラ問題の宝庫と言われた)や『SPA』(FNS問題の宝庫と言われた)から対策問題を作成した。
早押しの練習は十分とはいえないが、広島の仲間が毎日のように下宿に来てくれて練習会をしてくれた。
あと、何ができるだろう、と考えたとき、過去のウルトラのビデオをもう一度チェックしてみようと思った。
何かヒントがあるかもしれない。
そして、過去のビデオを観ると、各回の面白さを再び体験し、ついついのめり込んでしまう。あっという間に時間が経ってしまう。その当時のテレビガイド資料によると、第7回大会の第4週は視聴率34.5%で、いかに当時ウルトラクイズの人気が凄かったかが分かる。
本来の目的を忘れてしまいそうになるが、第二次予選に備えるためには、なにか対策をしなくては。
そうだ、二次予選のメインといえば「じゃんけん」。
過去のじゃんけんのデータをとってみよう(続く)
【今週のテーマ「西洋美術」】
芸術の分野から「西洋美術①」
月・水・金で8問ずつ、難易度別に出題の予定。
(月) 初級 (水) 標準 (金) 上級者向け
問題1 フランスの彫刻家オーギュスト・ロダンの代表作『考える人』において、あごをついている手は右手、左手のどちら?
問題2 主に合成樹脂が使われることが多い、絵を描くときに絵の具を混ぜ合わせるための板のことをフランス語で何と言う?
問題3 ゴルフでは観客を意味する言葉で、美術では作品を展示する画廊を表す言葉と言えば何?
問題4 ルーブル美術館に展示されている「ミロのビーナス」。さて、「ミロ」の意味は次のうち、どれ?① 人の名前 ② 島の名前 ③ 会社の名前
問題5 上海、サンパウロ、ヴェネツィアなどが有名な、2年に1度開催される国際美術展のことをイタリア語で何と言う?
問題6 16世紀末、ルネサンス時代の後に誕生した、「ゆがんだ真珠」という意味がある美術様式と言えば?
問題7 代表作に『記憶の固執(やわらかい時計)』『内乱の予感』がある、シュールレアリズムを代表するスペインの画家は誰?
問題8 19世紀に栄えた印象派絵画やアカデミズム絵画を多く収蔵したパリ7区にある美術館で、元々は駅舎を改良したことで知られるのはどこ?
正解【西洋美術①】
問1 右手(右ひじは左の膝についている。当初は『詩人』というタイトルであったが、鋳造職人のリュディエが「考える人」と命名したと言われる。はじめ、装飾美術博物館の入口の門を制作し、『地獄の門』と名付けた。『考える人』は、その門の上に置かれる予定であった。また、『考える人』は、ロダン美術館や国立西洋美術館をはじめ、全世界で26か所にある)
問2 パレット(合成樹脂のほか、油彩画用に大理石や御影石が、水彩画用に金属や陶器が使われる)
問3 ギャラリー(ギャラリーを用いた有名な美術館としては、ロンドンのナショナル・ギャラリー、テート・ギャラリー、フィレンツェのガレリア・ディ・ウフィッツィ(ウフィッツィ美術館)、ガレリアは、イタリア語で「回廊」を意味する言葉)
問4 ② 島の名前(「ミロのビーナス」は、1820年4月8日、エーゲ海に浮かぶミロス島で小作農ヨルゴス・ケントロタスによって発見された。作者は紀元前130年ごろのアンティオキアのアレクサンドロスと言われている)
問5 ビエンナーレ(ヴェネツィア・ビエンナーレは100年以上の歴史を誇る。英語圏では「バイエニアル」と呼ばれる国際展もある。日本では、神戸、牛久などが有名。3年に一度はトリエンナーレ、4年に一度はカドリエンナーレ、5年に一度はチンクエンナーレ、1年に一度はアニュアル、1年に二度はバイアニュアル)
問6 バロック(ローマのジェズ教会のファサードは初めてのバロック建築作品と言われる。バロック期の代表的な画家としては、ルーベンス、レンブラント、フェルメール、ベラスケスなど)
問7 サルバドール・ダリ(スペイン・フィゲラス出身。数々の奇行とカイゼル髭で有名。また、商品チュッパチャップスをデザインしたことは有名。映画『アンダルシアの犬』をルイス・ブニュエルと共同制作した。ポール・エリュアールの妻ガラと強く惹かれ合い、のちにダリはガラと結婚する。シュールレアリズムであったが、アンドレ・ブルトンの逆鱗に触れ、除名。ブルトンからはサルバドール・ダリのアナグラムを使い、「ドルの亡者」と呼ばれた。ダリ自身は、史上最高の画家はフェルメールと評している
問8 オルセー美術館(1900年パリ万博開催に合わせ、ヴィクトール・ラルーの設計によりオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルとして建設された。のちに駅の用途としては終了したが、フランス政府によって買い上げられ、ガエ・アウレンティ設計により美術館として生まれ変わった。旧印象派美術館(ジュ・ド・ポーム)の収蔵品はすべてオルセーに引き継がれた。有名な作品としてアングルの『泉』、ミレーの『晩鐘』『落穂拾い』、クールベの『オルナンの埋葬』『画家のアトリエ』、マネの『草上の昼食』『オランピア』『笛を吹く少年』、モネの『サン・ラザール駅』、ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』、セザンヌの『サント=ヴィクトワール山』、ゴッホの『アルルの女』『自画像』、アールヌーボー工芸品としてエミール・ガレ、ルネ・ラリック、エクトール・ギマールの作品が多数、ロダン、クローデル、ブールデル、マイヨールの彫刻作品多数)
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2020/4/27 16:00 |
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