モミジ院長のリカバリー日記第18回
(続き)次に越えなければならない課題は、
「来年入局予定先の教授への説明と了解を得ること」
である。
当時の医学部六回生は卒業後の自分が何科の医者になるのかを決め、卒業後はそのまま大学に入局するのが通例であった。(現在は卒業後マッチングシステムを利用して所属病院を決め、その後、2年間の研修後に所属する診療科を選択)
そのため、その科が開く説明会に学生のうちから何度か参加するのが通例であった。
自分の場合、広島大学を卒業後はそのまま医局に入局することを決めていたので、説明会で精神科のY教授に顔を覚えてもらっていた。
当時、Y教授は36歳という若さであった。毎年、精神科へはわずかしか入局する医者がいなかったのだが、Y教授は就任以来毎年10名以上の入局希望者がいるくらい人気があった。
Y教授のもとを訪ねた。
元々、説明会などで、Y教授の中学の後輩であることや、クイズを趣味としていることなどを話していたので、思いを伝えることはできた。
もし、ニューヨークへ行くような事態になったときは留年する可能性があるため、1年か2年入局が遅れるリスクがあることなどを話した。
Y教授は
「ここに相談に来る時点であなたの腹は決まっているのでしょう。人生は1度なので、自分の思うようにやってみなさい。私のところはいつでも待っています。」
と、仰ってくださった。(続く)
【テーマ「台所・調理器具③」】
問題17 「一難去って、また一難」という言葉を、英語を用いて表現するときに使われる台所用品と言えば?
問題18 タンドリーチキンのような肉料理やローティーやナンなどのパン料理には欠かせない、インドやアフガニスタンで使われるかまどを何と言う?
問題 19 最近の台所でよく使われる「IHクッキングヒーター」や「IH炊飯器」の「IH」とは、何の略?
問題 20 クリームなどの食材を混ぜたり、練ったり、裏ごししたりするのに使うシリコン製のヘラのことを、英語で何と言う?
問題 21 昭和を代表する「4T」と呼ばれる女流俳人の中で、生活に密着したその素朴な作風が「台所俳句」と呼ばれたのは誰?
問題 22 1948年のアニメ映画『台所戦争』のなかで、キッチンで追いかけっこしながら戦う主人公のネコとネズミといえば、誰と誰?
問題 23 1926年、オーストリアの建築家マルガレーテ・リホツキーがドイツの公営住宅用に設計したデザイン性の高い台所で、近代システム・キッチンの先駆けと言われるのは?
問題 24 第二次世界大戦前後、家の台所仕事を担っていた女中たちの日々を描いた谷崎潤一郎の小説で、昭和38年、豊田四郎監督により映画化されたのは何?
テーマ「台所・調理器具③」の正解】
問17 フライパン(「Out of the frying pan into the fire」)
問18 タンドール(古い例としては、ハラッパやモヘンジョダロの遺跡で使用した跡がある)
問19 インダクション・ヒーティング(電磁誘導の原理を利用して金属などを加熱すること。これを利用した調理器を電磁調理器(IH調理器)という。調理などで、金属を加熱したい場合は有効だが、変圧器のコアなどに誘導加熱が生じた場合、損失となる(ヒステリシス損)。)
問20 スパチュラ(最近では、ステンレス製も人気。絵の具や化粧品にも使用。アイスクリームをすくのは、ディッシャー)
問21 中村汀女(なかむら・ていじょ、汀女の第一句集は『春雪』、戦後、俳誌『風花』を創刊・主宰。作品に「たんぽぽや日はいつまでも大空に」「咳の子のなぞなぞあそびきりもなや」など。熊本市名誉市民。「4T」とは、中村汀女、星野立子、橋本多佳子、三橋鷹女)
問22 トムとジェリー(ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラ監督、1948年のアカデミー短編アニメ賞を受賞)
問23 フランクフルト・キッチン(ドイツの建築家エルンスト・マイによる公営住宅「レーマーシュタット」向けに設計)
問24 『台所太平記』(『サンデー毎日』に連載された。戦後、民主化に伴う封建的な「家」制度の解体と、失われていく存在の共感・哀惜が描かれている。映画では森繁久彌が主演)
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2020/4/17 16:00 |
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