モミジ院長のリカバリー日記第201回「ウクライナ②」
(前々回からの続き)
2003年11月9日、「PRIDEグランプリ2003決勝戦」で、ミルコはアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(以下ノゲイラ)と戦うことになった。本来ではエメリヤーエンコ・ヒョードル(以下ヒョードル)とタイトルマッチを戦う予定であったが、ヒョードルの怪我で急きょ「暫定王者決定戦」となった。
このマッチメイクの際に感じたのは、ヒョードルは当時のミルコを最も不気味な選手と感じていたはずで、これは試合を避けたな、と。
2003年後半、PRIDEは「ヘビー級三強時代(ノゲイラ、ヒョードル、ミルコ)」に突入するのだが、それまでの各陣営はどうだったのか。
2000年~2003年3月まではノゲイラが他を寄せ付けず圧倒していた。2001年に新設された{PRIDEヘビー級初代王座}も獲得。ところが、2003年3月16日に行われた「PRIDE25」で初防衛戦を行うも、ノゲイラの寝技を研究しつくしていたヒョードルに判定負けを喫した。
この結果、ノゲイラ<ヒョードルという評価が下された。
そのころのミルコはどうか。2003年3月30日に行われた「K1ワールドグランプリ2003」で人気絶頂のボブ・サップと対戦。体格差で押されるシーンもあったが、左ミドルからのワンツーで危なげなくKO勝利となった。このときのミルコは珍しく、コーナーポストに上がり雄たけびを上げた。そして、これを最後にK1から離れ、PRIDEに専念することになったのだった(続く)
テーマ問題「ウクライナ②」
問題 9 ロシアの作曲家チャイコフスキーの作品で、『交響曲「ポーランド」』といえば第3番、では、『交響曲「ウクライナ(小ロシア)」』といえば第何番?
問題10 ウクライナ出身のアメリカの女優で、映画『バイオハザード』シリーズのアリス役で知られるのは?
問題11 黒海に面したクリミア半島南西部に位置する軍港都市で、元々はウクライナの特別市であったが、2014年以降ロシアの実効支配となっているのは?
問題12 19世紀末から20世紀前半にかけてウクライナで起こったものが有名な、ユダヤ人に対する集団的な暴力行為のことをロシア語の「破壊」という意味から何と言う?
問題13 「アナテフカ」というウクライナの架空の村が舞台となっているショーレム・アレイヘムの短編小説で、戯曲『屋根の上のヴァイオリン弾き』の元になった作品として知られるのは?
問題14 義父に名指揮者のトスカニーニがいるウクライナ出身アメリカのピアニストで、指を伸ばして演奏する独特の演奏法で知られるのは?
問題15 メンデルの法則に対し、「遺伝は遺伝子のみならず環境にも影響される」説を唱えたウクライナの生物学者で、春化処理農業で知られる「ヤロビ農法」を確立したのは?
問題16 1975年、ディナモ・キエフ在籍中にエースフォワードで活躍したウクライナ出身のサッカー選手で、現役時代、そのスピードある突破力から「ウクライナの矢」と呼ばれたのは誰?
正解【ウクライナ②】
問 9 第2番(交響曲第1番は「冬の日の幻想」、第6番は「悲愴」)
問 10 ミラ・ジョヴォヴィッチ
問 11 セヴァストポリ(元々、軍港として知られ、一時期は外国人が入ることのできない閉鎖都市であった。ギリシャ語で「気品のある都市」という意味があり、トルストイの作品でも有名)
問 12 ポグロム(フメリニツキーの乱、ヘプヘプ・ポグロム、オデッサ・ポグロムが有名)
問 13 『牛乳屋テヴィエ』(1964年~72年にかけてニューヨークの「インペリアル劇場」で3000回以上にわたって公演された。日本ではテヴィエ役を森繁久彌が演じたことで有名)
問 14 ウラディミール・ホロヴィッツ(1983年来日演奏した際に音楽批評家の吉田秀和によって「ひびの入った骨董品」と酷評されたことで話題となった。しかし、1986年にも来日しているが、このとき吉田は賛辞を送っている)
問 15 トロフィム・ルイセンコ(ミチューリン交配理論を支持し、メンデル遺伝学を排斥した。)
問 16 オレグ・ブロヒン(1972年から4年連続リーグ得点王。1975年バロンドール受賞)
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2022/3/3 16:00 |
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