よみもの|コラム|モミジDr.のリカバリー日記
vol.175

モミジ院長のリカバリー日記第175回「夏目漱石①」

クイズを始める動機は各人それぞれだろうが、共通して言えるのはテレビによる影響の強さだと思っていた。

例えば、昭和30年~50年代は視聴者参加型のクイズ番組が目白押しであった。

『ベルトクイズQ&Q』『アップダウンクイズ』『クイズグランプリ』など。番組を観て、「自分もクイズで旅行に行けるかも」と考えて応募する人が多かったように思う。

昭和60年代になり、気楽に参加できるクイズ番組は極端に減った。

『アメリカ横断ウルトラクイズ』『高校生クイズ』はどちらかというと、年に一度のお祭りに近い感覚だったし、『FNS1億2000万人のクイズ王決定戦』『TBS史上最強クイズ王決定戦』はガチで取り組む人間向きであった。その後、視聴者が参加できる番組はさらに減り、クイズ番組は芸能人が出演するものが主流になった。『マジカル頭脳パワー』での所ジョージさんや『平成教育委員会』での辰巳拓郎さんらが活躍するのを見て、なんと賢い芸能人の方がいるのだろうと驚愕したのを覚えている。

21世紀になり、『ミリオネア』や『タイムショック21』などが始まり、視聴者参加型が再び増えるのかな、と思ったが、それ以上のブームにならなかった。2005年以降は『ヘキサゴンⅡ』などでおバカブームが到来した。

画期的なのは、芸能人が普通の早押しクイズを行ったり、毎回50問のペーパークイズを解いたりと、僕たちクイズプレーヤーが行っているクイズを芸能人が行うスタイルがこの番組から定着したのだった。

時を経て、『Qさま第1回学力王決定戦』では、芸能人に紛れてクイズドクターとして僕や仲西君、内藤先生が呼ばれた。

また、『東大王』での伊沢君や水上君らスターが生まれ、『クイズサバイバー』で、徳久君や横田さんらクイズ王10人に立ち向かう芸能人50人のような、クイズプレーヤーと芸能人の戦いという斬新なクイズも登場した。2015年くらいからクイズプレーヤーと芸能人クイズ王がともに戦う時代となっていた(続く)

 

【今週のテーマ「夏目漱石」】

 

文学の分野から「夏目漱石①」

月・木で8問ずつ、難易度別に出題の予定。

(月) 初級   (木) 上級者向け

 

問題1 文豪・夏目漱石の本名は何?

問題2  昭和59年11月1日から夏目漱石がお札になった額面はいくら?

問題3 文豪・夏目漱石が明治40年に教職を去って入社した新聞社はどこ?

問題4 夏目漱石の小説『三四郎』の主人公・三四郎の苗字は何?

問題5 冒頭の「山路を登りながらこう考えた。智に働けば角が立つ、情に掉させば流される~」が有名な夏目漱石の小説は何?

問題6 1905年1月、夏目漱石の処女小説『吾輩は猫である』が連載開始となった雑誌は何?

問題7 夏目漱石の『坊ちゃん』で、坊ちゃんが松山で食べた天ぷらそばは何杯?

問題8  夏目漱石の小説『こころ』で、「先生」とお嬢さんを奪い合う友人は誰?

 

正解【夏目漱石①】

問1 夏目金之助

問2 1000円札(その前の肖像は伊藤博文)

問3 朝日新聞

問4 小川(三四郎のモデルはドイツ文学者の小宮豊隆、三四郎に「ストレイシープ」と言ったのは里見美禰子)

問5 『草枕』

問6 『ホトトギス』

問7 4杯

問8 K

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いしい記念病院 副院長
森隆徳

学生時代、クイズ番組の出場経験があり、広島でクイズサークル「モミジQ楽部」を友人と立ち上げた。精神科医になり、元祖クイズドクターとしてテレビ番組への出場、自身の大会を開催するなどクイズ活動を行う傍ら、医療の中でクイズを使った活動を行い注目を集めている。

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