モミジ院長のリカバリー日記第155回「夏の風物詩」
今日は映画の話をしてみようと思う。
子供の頃からテレビで映画を観るのが日課であったせいか、1960年代の作品が好きだ。スティーブ・マックイーンやユル・ブリンナーら多くの人気俳優が出演する『大脱走』、ヒッチコック監督の『鳥』、オードリー・ヘップバーン主演の『ローマの休日』などの作品は何度観たことだろう。おそらくテレビで放送されるたびに観ていたように思う。
また、1970年代の作品ではトレイシー・ハイド、マーク・レスター、ジャック・ワイルドが出演した『小さな恋のメロディ』。ビージーズの音楽もいい。先の三人は映画公開と同時に映画雑誌『ロードショー』や『スクリーン』で上位を独占した。その頃の上位は男性ではブルース・リー、アラン・ドロン、ロバート・レッドフォードが定番だったが、『小さな恋のメロディ』が流行ったとき三強を崩した。女性はカトリーヌ・ドヌーブ、ジャクリーン・ビセット、イザベル・アジャーニらが上位を占めていたが、トレイシー・ハイドが登場してからは常に1位となった。その後、『スター・ウォーズ』の登場により、ハリソン・フォード、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャーが、海外ドラマ『チャーリーズ・エンジェル』が登場してから、ファラー・フォーセット・メジャース、シェリル・ラッドが上位を占めた。個人的には、ソフィー・マルソーが好きだったが。
好きな映画を一つ挙げよ、といわれると少々困るのだが、二つ挙げよ、と言われると、
メル・ブルックス監督の『ヤング・フランケンシュタイン』とアラン・パーカー監督の『ミッドナイト・エクスプレス』と答える。
メル・ブルックス監督は“コメディ映画の重鎮”として知られる監督であるが、アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞、トニー賞を全て受賞した数少ない人物の一人である。チャップリンの面白さとは一味違った面白さが全編みられる。
また、『ミッドナイト・エクスプレス』は世界一厳しいトルコ刑務所に政治的背景から理不尽に収容された主人公の心情を描いた脱獄映画で、自分でもなぜこの苦しい映画が好きなのかよくわからない。一つ言えるのは、中学2年生当時の自分自身の背景と重なるからかもしれない。
この年齢になって思うのは、映画は内容も大切であるが、観ている当時の自分のおかれた状況や心境、そして誰と一緒に観たのかなどが大いに関係してくるような気がする。自宅で一人、ゆっくり観るのも好きだが、映画館でワクワクしながら観るのはもっと楽しい。
【今週のテーマ「夏の風物詩」】
グルメ・生活の分野から「夏の風物詩①」
月・木で8問ずつ、難易度別に出題の予定。
(月) 初級 (木) 上級者向け
問題1 室町時代には「索餅」と呼ばれていた、夏によく食べる麺類といえば?
問題2 神道的な意味合いでは「場を清める」目的である、庭や道などに水を撒く行為を何と言う?
問題3 高校野球。春のセンバツ優勝旗を「紫紺の旗」というのに対し、夏の大会優勝旗を何と言う?
問題4 多くのセミが一斉に鳴く声を、雨の音に例えて何と言う?
問題5 夏によく食べる「ところてん」。さて、ところてんを押し出す道具を何と言う?
問題6 夏休みの由来ともいわれる習慣で、かつて奉公人が実家へ帰ることを許された日のことを何と言う?
問題7 夏といえば「入道雲」。さて、この雲の正式名は何?
問題8 夏といえば「花火」。江戸の花火で「玉屋」といえば、ライバルは「何屋」?
正解【夏の風物詩①】
問1 そうめん
問2 打ち水
問3 深紅の旗
問4 蝉時雨
問5 天突き
問6 藪入り
問7 積乱雲
問8 鍵屋
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2021/8/16 16:00 |
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