モミジ院長のリカバリー日記第119回「自転車」
コラムを書く際、その時に思い付いたものをクイズのテーマにすることが多い。計画的でないので申し訳ないが、そのほうがやっていて楽しい。(クイズのジャンルについてはなるべく分散するように心がけている。)
今日は、ふと「自転車」についてまとめてみたくなった。
二十歳までは生活必需品であった自転車。しかし、原付や車と出会ってからは全く乗ることはなくなった。
自転車に乗れるようになったのは小学二年生で、周りの友達にやや出遅れた感じであった。母親のお古のママチャリからスタートしたのだった。小学四年生になると、友達は流行りの「ロードマン」や「ユーラシア」に乗るようになった。うらやましくて仕方がなかったが、当時、5万円以上するような高級自転車をおねだりできるような家計の我が家ではなかった。父は朝から牛乳配達をして、昼は跳び箱づくりの職人で、月収も5万円くらいだったと思う。母はヤクルトおばさんや貯金局のパートなどでやりくりをする家庭で、僕も時々牛乳配達を手伝っていた。そういう状況なので、なかなか自分からは言い出せなかった。小学六年生の頃、友人たちと自転車で野球場のグラウンドに出かけたとき、僕の自転車だけママチャリであることに気づいた母が父と相談してくれた。その週末、誕生日のプレゼントに高級な自転車を買ってくれた。ただ、僕の欲しかった「ロードマン」でも「ユーラシア」などの人気商品ではなく、無名の会社の自転車であった。もちろん、僕にとって宝物であったことに変わりはないが、買ってもらったときはそのことが引っかかって素直に喜びを表せなかった。父や母に悪いことをした。父はその3年後、何の前触れもなく突然死した(当時47歳であった)ので、僕にとって自転車は父からの最初で最後のプレゼントであった。買ってもらった時素直に喜べなった自分を今でも後悔している。(続く)
【今週のテーマ「自転車」】
社会「交通」、スポーツ「自転車競技」の分野から「自転車①」
月・木で8問ずつ、難易度別に出題の予定。
(月) 初級 (木) 上級者向け
問題1 自転車で足を乗せる部分を「ペダル」というのに対し、お尻を乗せる部分を何と言う?
問題2 頑丈なフレームや直線状のハンドルが特徴の、野山や荒れ地を走るのに適した「MTB」を省略せずに言うと?
問題3 軽井沢などの避暑地でよく見かける二人用の自転車を何と言う?
問題4 1903年7月にはじまった自転車の国際ロードレースを、その開催国から何と言う?
問題5 自転車の車輪を支えるために、中心から放射状に伸びている細い棒を何と言う?
問題6 目的地や走る距離を定めずに自転車でのんびりと散歩することを英語で何と言う?
問題7 プロスポーツ選手として日本人初の年間1億円を稼いだ人物で、1977年から自転車世界選手権10連覇を果たしたのは誰?
問題8 運転する人の体格に合わせて高さを上下に調節できる自転車のハンドルを何と言う?
正解【自転車①】
問1 サドル(最近では「シート」と呼ばれることも多い。以前は金属製フレームに革を張ったものが主流。最近は合成樹脂でできている。)
問2 マウンテンバイク(「シクロクロスバイク」とともに「全地形対応二輪車」である。)
問3 タンデム(これは、クイズ作家の日高君のコラムにもあるように、クイズでは超ベタ問として知られたフレーズ。元々は「直列二頭立ての馬車のこと」)
問4 ツール・ド・フランス(第1回のチャンピオンはモーリス・ギャラン。優勝者には黄色のジャージ「マイヨ・ジョンヌ」が贈られるのが有名。また、「FIFAワールドカップ」「オリンピック」とともに世界三大スポーツと呼ばれることがある。)
問5 スポーク(「輻(や)」とも呼ばれる。
問6 ポタリング(「ぶらつく」という意味の英語から命名。)
問7 中野浩一(1977年サンクリストバル大会~1986年コロラドスプリングス大会まで世界選手権個人スプリント10連覇を達成。競輪選手として初の紫綬褒章受章。6度の賞金王など。)
問8 チルトハンドル(チルトステアリングともいう)
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2021/3/8 16:00 |
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