モミジ院長のリカバリー日記第11回
(前号の続き)毎年のことであるが、第1問目に関しては、いくら時間を与えてもらっても、正解にたどり着くのは難しい。100%の確信を持つことはできない。しかし、番組スタッフはよくこういった悩ませる問題を毎年のように考えるな、と思う。考えれば考えるほど、泥沼にはまる感じだ。
第1問目についてはあまり対策しなかったのだが、とはいえ、アメリカに関する書物はたくさん読んでいたし、自由の女神について書かれた『自由の女神物語』という本が直前に出版されていたので、これだけは読み込んでいた。しかし、もちろん、そこに答えはなかった。
それにしても自由の女神と国旗の複合問題かぁ。国旗については少しだけ調べて次のような問題を作成し、一応対策していたのだった。
「日本で日米の国旗を併用して掲揚するとき、アメリカの国旗は向かって左側である」
「アメリカの国旗を縦に掲揚するとき、カントンが来るのは向かって左側である」
(答えはいずれも○)
広島の仲間と第1問について討論した。当時、クイズプレイヤーのバイブルとなっていた第13回チャンプ・長戸勇人氏の『クイズは創造力(理論編)』による○×問題の考え方から入ると、これは「×」かな、とか。○×のバランスから言って、今年は「○」ではないか、とか。みんな、適当なことを言っていた。
恒例の予想演出では、鈴木健アナが第1回から第14回までの第1問の正解を見せ、さらに「第1、第4回の正解が、第11、第14回の正解と一致している」という情報を流し、我々を混乱させた。こういう扇動に惑わされてはいけない。
そして、運命の決断が近づいてきた。
第1問目に関しては、「〇」を選択した人は三塁側へ、「×」を選択した人は一塁側へ行かねばならない。運命の分かれ道である。今年は参加できる最後のウルトラになるかもしれないので、後悔がないように仲間の意見が割れたときは迷わず、自分の直感で動こうと思ったのだった。(続く)
本日のテーマ問題「お菓子・スイーツ②」
(昨日の問題8でミスがありました。大変申し訳ありません。訂正した問題を掲載します。
問題8 端午の節句に食べられる餅菓子で、童謡『せいくらべ』では兄さんがこれを食べながら背丈を計ってくれたと歌われているのは?(正解 ちまき)
童謡『せいくらべ』のところを、『こいのぼり』としてしまいました。)
問題9 香川、徳島が主な産地である上質の砂糖で、結晶が細かく高級和菓子の原料として重宝されるのは何?
問題10 それを手にしたものは幸福が訪れ子宝に恵まれるというヨーロッパの言い伝えにより、結婚式・披露宴で来賓退場の際に配られるアーモンドのお菓子は何?
問題11 「今まで自社で販売していた商品と比較した結果」という意味である、スナック菓子を増量したときによく使われる漢字三文字の言葉といえば何?
問題12 「偽りのない真心を持って素直に他人の幸せを喜ぶ」という意味のある四字熟語で、伊勢の銘菓「赤福」の言葉の元になったのは?
問題13 サクッとした食感が人気のフランス生まれの焼き菓子で、古いブルトン語で「バターを塗ったパン」という意味を持つのは何?
問題14 博多を代表する銘菓「鶴乃子」で知られる製菓業者で、「ホワイトデー」を命名したことでも有名なのは?
問題15 洋菓子を作るときに材料として使われる、フキの砂糖漬けのことを何という?
問題16 石屋製菓の名菓「白い恋人」で、パッケージに描かれている標高1721mの山は?
「お菓子・スイーツ②」の正解
問9 和三盆(「盆の上で砂糖を三度研ぐ」という意味がある)
問10 ドラジェ
問11 当社比
問12 赤心慶福(赤福の表面の筋は五十鈴川の流れを意味している)
問13 クイニーアマン
問14 石村萬盛堂(洋菓子の「ポンサンク」も販売)
問15 アンゼリカ(ヨーロッパではセイヨウトウキの蜜煮のこと)
問16 利尻岳(日本百名山リストで第1番の山)
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2020/4/1 16:00 |
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