モミジ院長のリカバリー日記第2回
(前回からの続き)私のクイズとの出会いを少しご紹介させて頂けたらと思う。
広島生まれの55歳。現在、精神科病院の院長をしている。
広島大学を卒業して、30歳で医者になったのだが、賢明な読者なら、すでに違和感を覚えるであろう。ストレートで医者になれば、年齢は24歳のはず。この男、6年間も何をやっていたのか?と考えてくださればありがたい。
中学生の時に父親を突然失い、母親と姉と三人暮らし。医学部に進むことは中学1年の時に決めていたので、学費的に地元の国立大学に行くしかない。地元の医学部であれば、(金銭的にも)自力(奨学金やアルバイト)で行ける。
卒業後も地元病院に就職しやすいし、最終的に地元にも貢献できる。当たり前ではあるが、医者になったら、最優先すべきは仕事と考えていたので、遊びは就職するまでと決めていた。
しかし、自分の計画以上にモラトリアムが長すぎたかな、と今となっては反省している。
当時、のらりくらりとアルバイト(主に塾の講師と家庭教師)をしながら生計を立て授業料を払い、大学生活を送っていたが、あるとき、麻雀友達と「第14回アメリカ横断ウルトラクイズ」に挑戦しようということになった。
ここから私のクイズ人生が始まった。
応募してから3か月、クイズの勉強というものに初めて取り組んでみた。当時、持っていたクイズ本は、『第1回~12回アメリカ横断ウルトラクイズ』『第1回~6回高校生クイズ』『TVクイズで10倍儲ける本~オレだけの秘密の戦略/道蔦岳史』であった。なかでも、道蔦さんの本は自分にとってのバイブルとなった。
持っているクイズ本で、分からない問題をメモ帳にまとめ、ひたすら覚える作業。また、当時のテレビ番組は広島で映るのは『アタック25』と『クイズハンター』のみ。
第13回アメリカ横断ウルトラクイズのビデオを繰り返し友達と観て、録画した『アタック25』と『クイズハンター』のビデオを止めながらひたすら問題をメモする日々。一緒に頑張る仲間がいなければ、到底続かなかったであろう。
8月中旬、18切符を使って仲間と東京に向かい、第14回アメリカ横断ウルトラクイズに挑んだ。しかし、東京ドーム第1次予選〇×の2問目であっさり脱落した。我々のウルトラの夢は儚く散った。
本日の問題「麻雀②」
問9 英語では「ストレート」、略して言うと「イッツウ」となる、麻雀の役は何?
問10 中国の官吏登用試験「科挙」では全てにおいて最優秀の成績をとることを意味し、麻雀ではハク・ハツ・チュンを用いた役満といえば何?
問11 役満を除き、面前で最高の6翻をもつ麻雀の役は何?
問12 忙しい時や心が一杯一杯の時に使われる言葉で、麻雀において、あと一枚来れば、役が完成する状態のことを何という?
問13 麻雀で、左側に座る人は「上家(かみちゃ)」、右側に座る人は「下家(しもちゃ)」というが、向かい側に座る人のことを?
問14 麻雀の役を英語で言うとき「セブン・ペアー」といえば「七対子(チートイツ)」を指すが、「ナイン・ゲート」といえば何?
問15 寺沢大介の漫画のタイトルにも使われた麻雀用語で、チーやポンをしてさらした状態のタンヤオのことを何という?
問16 昭和4年、麻雀の基本ルールを定め、日本麻雀連盟初代総裁を務めた作家は誰?
正解
問9 一気通貫(イッキツウカン、三色同順と並ぶ人気役)
問10 大三元 (最後になかせ確定させると責任払いとなる場合もある)
問11 清一色(チンイツ、チンイーソー、面前の場合、メンチンという)
問12 テンパる
問13 対面(トイメン、対家(トイチャ)も可)
問14 九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
問15 喰いタン
問16 菊池寛(芥川賞、直木賞の制定、『父帰る』『恩讐の彼方に』など)
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2020/3/11 16:00 |
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