モミジ院長のリカバリー日記第66回

（続き）クイズ大会に出るが、さて何から始めるか。出場経験のある方なら、みんな悩むところであろう。まずはその大会の雰囲気とか癖のようなものを見抜き、対策と傾向をたてる。そして、ひたすら過去問を解く。
ところが、すぐに飽きてしまうタイプの僕はこれができない。
問題集に一度目を通せば頭に入るのであれば、こんな簡単なことはないのだが、自分の頭では無理である。しかも、新しい機器は苦手なので、僕がとった方法は、「単語カード」であった。アナログ人間なので仕方がない。
比較的大きめの単語カードを探し、ひたすらわからない問題をうつしまくった。例えば、
表に「その創設に尽力した小野義真、岩崎/～」と書き、
裏には「小岩井農場」と書く。そして、問題の残りと解説を補充しておく。
12年たっても、結局僕にはこの方法しかないようだ。
一度、スタートすると作るのが楽しくなり、どんどんはかどる。
ふと気が付くと、70個の単語カードを作っていた。一つ80枚のカードがあるので、5600問を書き込んだことになる。
たくさん作ったのはいいが、まったく復習することもなく、「第2回クイズ王カーニバル」を迎えることになった。（続く）

【今週のテーマ「マラソン」】

スポーツの分野から「マラソン①」
なぜ、マラソンをテーマに選んだかと言うと、仲良しのクイズプレーヤーが次々とマラソンランナーへと変貌していくのを見て「置いてけぼり」の感覚があるので、せめてマラソンの知識だけでも置いてけぼりにならないようにしようと思ったのでした。
月・木で8問ずつ、難易度別に出題の予定。
（月）　基本　　　（木）　上級者向け

問題1　マラソンで使う言葉で「サブスリー」といえば「3時間以内で走ること」。では、「サブテン」と言えばどんな状況を指す？
問題2　マラソンと言えば「42.195ｋｍ」の距離。ではハーフマラソンの距離は？
問題3　マラソンなどの長距離競技で前半ペースメーカーとなる選手を、ドッグレースで使うある動物を模した機械に例えて何と言う？
問題4　2018年9月16日にベルリンマラソンに出場し、歴代世界記録となる2時間1分39秒で走ったケニアの選手は誰？
問題5　2020年3月1日に東京マラソンに出場し、歴代日本記録となる2時間5分29秒で走ったNike所属の選手は誰？
問題6　1996年アトランタ五輪女子マラソンで銅メダルを獲得した有森裕子が残した名言は？
問題7　2000年のシドニー五輪での活躍によりマラソン選手として初めてとなる国民栄誉賞を受賞したのは誰？
問題8　マラソンコースで、最初に給水地が設置されているのはスタートから何ｋｍの地点？

正解【マラソン①】
問1　2時間10分以内でゴールすること（そのほか、「サブフォー」や「サブエイト」など。）
問2　21.0975ｋｍ（クォーターマラソンは「10.54875ｋｍ」）
問3　ラビット
問4　エリウド・キプチョゲ
問5　大迫傑（おおさこ・すぐる、3000m、5000ｍの歴代日本記録をも持っている）
問6　「初めて自分で自分を褒めてあげたい」（アトランタ五輪での銅メダルの前にバルセロナ五輪で銀メダルを獲得。しかし、バルセロナの時は簡単に出場できたわけではなく、記録の良かった松野明美との選考に際し、世間を騒がすことになった。松野の記者会見「私を選んでください」と言う言葉もまた名言である。）
問7　高橋尚子（愛称Qちゃん。シドニー五輪女子マラソン金メダリスト）
問8　11㎞（それ以後、5㎞ごとに設置。自分が用意したスペシャルドリンクと主催者が用意したゼネラルドリンクがある）