モミジDr.のリカバリー日記 第317回「松尾芭蕉」
松尾芭蕉の『おくのほそ道』。
20代以下の方は違和感がないかもしれないが、我々は何か違うと感じる。
それは『奥の細道』と表記してないからだ。
以前は必ず、上記のように表記されていた。最近の教科書では『おくのほそ道』と書くことになっているらしい。
長らく生きていると、こういうことによく遭遇するのだが、子供の頃からなじんでいる事象が変わるたびに、なんだか切ない気持ちになる。
その時代その時代で、正しい基準に合わせているのだから仕方ないのだけど。
【今週のテーマ「松尾芭蕉」】
文学の分野から「松尾芭蕉」
問題01
(四択)芭蕉の発句である「古池や蛙飛び込む水の音」。さて、「蛙」の季語は?
① 春 ② 夏 ③ 秋 ④ 冬
問題02
(四択)芭蕉とともに『おくのほそ道』に同行したのは?
① うみ ② そら ③ かぜ ④ なみ
問題03
(四択)芭蕉の紀行文の中で、最も早い時期に書かれたのは?
① おくのほそ道 ② 野ざらし紀行 ③ 更科紀行 ④ 笈の小文
問題04
(四択)芭蕉の有名な句「閑さや岩にしみいる蝉の声」。さて、このセミとはどんな種類?
① ヒグラシ ② ニイニイゼミ ③ アブラゼミ ④ ツクツクボウシ
問題05
(四択)芭蕉にゆかりのある記念館で、「山寺芭蕉記念館」があるのは山形市、では、「芭蕉翁記念館」があるのは?
① 池田市 ② 大垣市 ③ 大津市 ④ 伊賀市
問題06
(四択)『おくのほそ道』は誰の500回忌を記念して芭蕉は旅に出た?
① 西行 ② 親鸞 ③ 日蓮 ④ 最澄
問題07
(四択)芭蕉の隣の墓に眠る武将とは?
① 楠木正成 ② 藤堂高虎 ③ 木曽義仲 ④ 織田信長
問題08
(四択)芭蕉の紀行文『おくのほそ道』。江戸から大垣までの600里の旅程は全部で何日くらい?
① 約50日間 ② 約100日間 ③ 約150日間 ④ 約200日間
問題09
(四択)蕉門の中で最古参であり、所有する別邸を「芭蕉庵」として提供していたのは誰?
① 宝井其角 ② 向井去来 ③ 志太野坡 ④ 杉山杉風
問題10
(四択)名句「荒海や 佐渡のよこたふ 天の河」を詠んだのはどこ?
① 象潟 ② 柏崎 ③ 出雲崎 ④ 市振
正解【松尾芭蕉】
問題01
① 春
(1686年の「蛙合」が初出。同年8月の『春の日』に収録された)
問題02
② そら
(河合曾良)
問題03
② 野ざらし紀行
(1684年の紀行文。門人・苗村千里を伴っての旅)
問題04
② ニイニイゼミ
(1926年、歌人の斎藤茂吉が「アブラゼミ」と主張したが、小宮豊隆の主張する「ニイニイゼミ」に結論付けられた。「ツクツクボウシ」は夏の終わりに鳴く。「ヒグラシ」は初夏から晩夏にかけて「カナカナ」と鳴くことで知られる。)
問題05
④ 伊賀市
(芭蕉は、伊賀出身であったことから「忍者」だったのではないかという都市伝説もある)
問題06
① 西行(さいぎょう)
問題07
③ 木曽義仲
(きそよしなか、大津市の「義仲寺」に墓がある。門人・島崎又玄の句「木曽殿と背中合わせの寒さかな」も有名。)
問題08
③ 150日間
(約5か月間の旅。旧暦元禄二年3月27日、江戸・深川を出て9月6日、美濃大垣に至る)
問題09
④ 杉山杉風
(すぎやまさんぷう、「蕉門十哲」は諸説あるが、一般的には、宝井其角、服部嵐雪、向井去来、内藤丈草、森川許六、杉山杉風、各務支考、立花北枝、志太野坡、越智越人)
問題10
③ 出雲崎
(いずもざき、道中最北の地「象潟」で有名な俳句は「象潟や 雨に西施が ねぶの花」)
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2024/8/29 16:00 |
タグ | 松尾芭蕉 おくのほそ道 |
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