あやかし、もののけ、ホントにいるの?
~未確認生物・ネッシーはどこに?!~
地球・あやかし紀行
不思議な現象、幽霊、妖怪、未確認生物をまとめて、親しみやすく“あやかしさん”と呼び、様々な“あやかしさん”情報を紹介しています。
今回は時を越え謎のベールに包まれた未確認生物(UMA)「ネッシーとその仲間たち」です。
イギリス・スコットランドのネス湖に住むという未確認生物(UMA)ネッシー。
世界的なUMA人気に先駆けとなったのはこのネッシーです。
2023年8月末、約半世紀ぶりに最新鋭の機材やドローンを使いネス湖で未確認巨大生物の大調査が行われました。
ネッシーの正体は古代生物の生き残りか?はたまた巨大ナマズやウナギ、サメ、ワニ?もしくは新種の生物か?長きに渡りその正体について論議されています。
目撃談や撮影された写真から推測すると確かに水中に生息する全長約14m前後の首長竜の姿にも見え、もし古代生物であるとすればプレシオサウルスやエラスモサウルスの生き残りではないかと言われています。現代の人々は未知の生物、特に古代恐竜の生き残りということに夢とロマンをかきたてられ魅了されます。正体は知りたい、でも正体が判明したらもうUMAではなく現存生物です。証明できるものが見つからないからこそUMAはいつまでもUMA=夢の生物です。
ネス湖の謎の巨大生物の目撃情報で最も古いものは西暦565年スコットランドの聖職者の伝記です。おそらく残っていないだけで、それ以前にもあったと思われます。
それから1500年近く経った今も謎の姿の目撃情報は後を絶ちません。
ネッシーを世界的に有名にしたのは1933年にある外科医が撮影したネス湖の写真。湖面から長い首を出し泳ぐ首長竜のような姿…ネッシーを語る上で誰もが一度は目にしたことがあるはずの有名な写真です。
後にこの写真が世界中に公開され“恐竜の生き残りか?”と話題となりました。すると、ネス湖に限らずこの広い海や大陸にどこかに恐竜の生き残りがいても不思議はないと世界中あちこちの水辺で未確認生物「〇〇シー」の噂や目撃情報が報告されました。
1972年、ネス湖で初の大調査が行われました。あんなにも長い期間、何度も人間に姿をチラ見させておきながら、まるでUMAが人間の技術を嘲笑うかのように姿どころか存在を裏付ける痕跡すら見つかりませんでした。
1970年代半ば日本でもこの外科医の写真と共にネッシー調査が紹介されネッシーブームが到来。メディアでのネッシー特集、ネッシーグッズ、ネッシーソングはもちろん、とうとう日本の海や湖沼にもネッシーの仲間「〇〇シー」が現れます。その一部を紹介しましょう。
<日本のネッシーの仲間たち>
名前 | 生息地 |
クッシー | 北海道 釧路湖 |
アッシー | 神奈川県 芦ノ湖 |
イッシー | 鹿児島県 池田湖 |
モッシー | 山梨県 本栖湖 |
チュッシー | 栃木県 中禅寺湖 |
トクシー | 鹿児島県 徳之島母間沖 |
ハッシー | 岐阜県 長良川 |
トッシー | 北海道 洞爺湖 |
コッシー | 鹿児島県 甑島鍬崎池 |
他にも「ウチの地元にもいる」「湖のキャンプ場で」「貯水池で」と池や湖、人工池至るまで続々“〇〇シー(?)”が出現。水面で得体のしれない影を見たら“とりあえず、〇〇シー”です。実際はUMAではなく正体が判明してしまったものもいれば、単なる見間違えや願望、ジョークだったものさえありました。このようにすべてがUMAとは言えませんが、これも多くの人がUMAの存在に夢と憧れ抱いているからでしょう。
現在確認されている地球上の生物は約175万種で、それはほんの氷山の一角とされています。だとすれば、ネッシーやその仲間に限らず、地球上にはまだまだ未確認生物(UMA)だらけということになります。
まずは2023年のネス湖の大調査の結果が気になるところです。
ジャンル | エンタメ・カルチャー |
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掲載日時 | 2023/9/12 16:00 |
タグ | 妖怪 ネッシー |
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