よみもの|聞くトリビア(読む編)

罰金を払ってもサッカーの監督を続けるワケがアツい!
テンションが上がる雑学【朗読雑学動画"聞くトリビア"】

『東京タワーのかっこいい色名って?』

『カラオケで高得点を連発できる裏ワザ!?』

聴くだけでスカッとする! 胸アツな雑学の数々を、フリーアナウンサー大橋俊夫氏の朗読とともにお楽しみください。


こちらは動画の内容の書き起こし記事です。

音声と一緒にお楽しみください。

新幹線で楽しみなこと1位は「景色」

子どもの頃はもちろん、大人になっても新幹線に乗る前はワクワクしませんか。出張などで多少慣れていても、乗車中の楽しみを見出している方は少なくないはず。

では、実際に乗客は何を楽しんでいるのか。2021年に「正(まさ)モバイル株式会社」がアンケートをとったことがあります。それによると、「車窓から景色を眺める」が最多でした。

普段とは違う場所をハイスピードで駆けていく様子は確かに新鮮味があります。また、区間次第では富士山が見えたり、四季折々の姿を楽しむことができます。実際、このアンケートでも日本一の山については1位でした。

それに次ぐのは駅弁。東京駅などでは各地の駅弁を仕入れてから乗車できますが、普段あまり食べないメニューも心が躍る一因になるのは想像しがたいことではありません。それに伴うビールを楽しむというのも上位に見られた項目です。いずれにしろ、数時間の小旅行は各々の楽しみ方をするのが一番でしょう。

プロ野球で「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」を打った選手がいる

野球で劇的な勝利といえばサヨナラ。中でもホームランが絡んだり、代打がきっちり仕事をしたりすると、インパクトはより大きくなります。

日本に野球が入ってきて150年ほど、プロ野球の歴史となるともう少し短くはなりますが、その中で最強の印象を与えた記録といえば「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」という、あらゆる要素を詰め込んだミラクルでしょう。

時は2001年9月26日。大阪ドームでの近鉄対オリックス戦。近鉄のマジックは1で、この試合に勝利すれば優勝という場面ではありましたが、9回裏の時点で2対5とビハインド。敗色濃厚の状況でした。しかし、そこから無死満塁となると、代打の切り札、北川博敏が送り出されました。そこで見事満塁ホームランを放ったのです。しかも、きっかり6対5とお釣りなしでの逆転になる一発でした。

彼は阪神でプロ生活をスタートしたものの、なかなか1軍に定着することができませんでした。その6年間で放ったホームランはゼロ。しかし、この年、近鉄からの申し入れでトレードされると、最後にきっちり結果を残すという離れ業をやってのけました。

何かをやりだすと段々やる気も出てくるのは人間の性質

勉強などをしようと思ってもなかなかスイッチが入らない。こんな経験は誰しもあると思います。逆に、何とかスタートを切ると、意外に乗ってきていいペースで進められるということも身に覚えはありませんか。

これは「作業興奮」といい、れっきとした脳のメカニズムです。人は勉強などをやりだすと、つまり「何か動き出したとき」に指先や視覚などから刺激を受けます。それに脳の「側坐核」という部分が反応し、やる気を引き出したり、集中力をアップさせる神経伝達物質の「アセチルコリン」を多く分泌するようになります。嫌々でも動き出せば、5分から10分もするとこの物質のはたらきでやる気がでてくるのです。

また、「目標としていたテキストの半分程度まで進んだ」などといった達成感を感じると、同じく脳から「ドーパミン」というものが分泌されます。これにより快感などを覚えるわけです。

なので、何か仕事があるのにやる気がでないというときは、頑張って5分だけでも動いてみてください。そうするとエンジンが温まってくるように、段々とのってくるはずです。これは散歩などといった普通に体を動かすことも効果があるようです。ぜひ取り入れてみてください。

恐竜の天下は1億年以上

恐竜に心躍らされる人は老若男女問わず。日々研究も進んでいます。

恐竜が誕生したとされるのは、地質年代でいう三畳紀。今からおよそ2億3000万年前にあたります。そして、ジュラ紀、白亜紀を経て6600万年前に大量絶滅するまで繫栄していたため、地球の歴史では1億6000万年ほども恐竜の天下だったというわけです。

絶滅の原因については巨大な隕石衝突とされていますが、これは確定的ではありません。まだ研究が進む中で有力な説というだけのことです。実際、恐竜以外にも絶滅した生物はいるわけですが、逆に哺乳類などは生き残っているため、まだ検証が必要なテーマなのです。

なお、恐竜については羽毛を持っていたといったこともわかるようになってきています。また、鳥は恐竜から生まれた生きものであることなども確定的となっています。1億年以上も繫栄した生物ながら、研究についてはまだまだ新発見がありそうです。

江戸時代には円周率が3.14とわかっていた

「π(パイ)」、すなわち円周率といえば3.14。小学校でさんざん出てきたことなので、数学が苦手でも頭には残っているに違いありません。

では、この円周率、いつから3.14なのでしょうか。割り切れる数値ではないのであくまで近似値ではありますが、これは江戸時代中期には既にわかっていたようです。日本で独自に発展した数学「和算」というものがあります。これの教本などにその記述が見られます。

ただ、中には円周率を3.16としているものもあります。これは古い時代の話で、先ほどの通り江戸中期頃には既に3.14の数値を割り出してはいたのですが、慣習的に前者を使った計算も行われていたようです。

文書の中には数学の問題が記されたものも残っています。興味ある方はチャレンジしてみてください。かつての日本人の数学能力の高さを垣間見ることができるでしょう。

ダイエットは冬のほうが向いている

ダイエットを志す方へ、おそらく夏が効果的と思っていませんか。確かに暑ければ少し運動するだけで汗をかきますし、ハードなトレーニングをつめると思うのは当然です。

しかし、実のところ向いているのは正反対の冬。これには明確な理由があります。それは基礎代謝。これは何もしていない状態でも生命維持のために行われる自然な活動なのですが、冬のほうが高くなります。

人の体は寒いと体温を維持するため、内臓や筋肉が熱を発しカロリーを消費します。そして、1日の消費カロリーは基礎代謝が圧倒的に多く、成人女性であれば全体の6割ほどにも。なので、1日の消費エネルギーは冬のほうが大きくなるので、これに運動を加えればさらに効果が期待できます。

とはいえ、当然食事などに気をつける必要もあります。代謝アップのためにタンパク質を多めにとることなども重要です。何かと言い訳せずに、薄着になる夏を目指して冬からダイエットスタートは悪くないチョイスです。

日本一長いソフトクリームは一升瓶くらい

お店によっては10段ほどのソフトクリームを盛ってくれるところもあります。そうしたインパクト抜群の「デカ盛り」系の食べ物はインスタなどでもよく見かけます。

では、その中でも日本一のものはどこにあるのか。大阪ミナミ、アメリカ村の「ロングソフトクリーム」という店のものがそれとされます。ここでお目にかかれるソフトクリームは40cmもあり、だいたい一升瓶と同じサイズ。コーンも入れれば55cmにもなるため、かなりの大きさです。これだけ大きいと重さもそれなりで、コーンが割れて落ちてしまうということもあったようです。

しかも、値段は300円とかなりのコスパ。普通のものとさほどかわりません。肝心な味はというと、さっぱりしていて甘すぎず、最後まで飽きずに食べられます。暑い季節には体を冷やし、お店巡りの助けになりそうです。

1個3000円のアボカドがある

スーパーのアボカドをチェックしてみてください。おそらくはほぼすべてがメキシコなどからの輸入品で、価格も100円から200円ほどとお手軽なはずです。

しかし、最近は1個3000円もする高級品が存在します。なかなか目にする機会はないかもしれませんが、それは国産品。国内流通の1%ほどしかありませんが、メイドインジャパンのものも出てきています。

熊本県などで、耕作放棄地を利用したアボカド栽培が少しずつ始まっています。中南米原産のため、比較的温暖なところで行われます。国産のメリットとしては完熟のものを提供できること。輸入品は未熟状態で収穫し、輸送中に常温で追熟させます。そのため、品によってばらつきがあり、切ってみたらまだまだだったということも珍しくありません。一方、国産は熟したものを提供でき、当然、味のほうも良くなります。

国産アボカドが広まり価格も抑えられるようになれば、高級品もお手頃価格になるかもしれません。その日を願うばかりです。

東京タワーの色名がかっこいい

スカイツリーができたとはいえ、東京タワーといえばいまだ東京のシンボル的存在といえるでしょう。

その東京タワーですが、色を思い浮かべてみてください。赤でしょうか。オレンジでしょうか。それともその中間という線もあります。実はその3つはすべて不正解。「インターナショナルオレンジ」という少しカッコイイ色名が正解で、公式サイトの「Towerpedia」というコンテンツでもタワーは白とこの色の2色と記載されています。

配色にも理由があります。その根拠となるのは航空法で、60m以上の高さの鉄塔は「昼間障害標識」の設置が定められています。難しい言葉ですが、これはパイロットから見えやすいように決められた色で塗装することです。その色として定められているのが赤かインターナショナルオレンジと白色の塗りわけで、東京タワーでは後者を採用したというわけです。

ちなみに、1986年までは150mの大展望台の上から11等分で塗分けていたのですが、現在は7等分に変わっています。年配の方の中には色合いが違うななどと感じる人もいるかもしれませんが、それは実際に変化しているためです。

ICチップの材料の名前の由来はお菓子

「シリコンウェハ」という言葉をご存じですか。これはICチップ、つまり、半導体集積回路の材料で、シリコンの単結晶でできた円形の薄い板です。それ以外を単純に「ウェハ」ともいいます。

作る過程はかなり精密。高純度の原材料物質を円柱状に加工した「インゴット」を、0.5mmから1.0mm程に薄くスライスしていきます。それに配線や素子などの回路パターンを形成していくという、気が遠くなるような細かさです。

この「ウェハ」の語源はというと、実はお菓子の「ウエハース」です。薄い板状ということに由来します。このお菓子、知っての通り「ウエハス」「ウエハー」など様々な表記がありますが、英語の音でいうと「ウェイファー」のような感じです。しかし、既に「ウエハース」の言葉が定着しているため、日本では「ウエハ」と呼ぶのが一般的なようです。

中国では「竜の化石が見つかる」という伝承の地がたくさんあった

ファンタジーものなどの定番モンスターとして「竜」がいます。夢がある存在ですが、ユニコーンやペガサスと同様、この世にはいないというのはいうまでもありません。

しかし、中国では違います。実在の生物と考えられていました。干支に「辰」があるのもそれが由縁です。さすがに生きている竜を見たことある人はいないはずですが、「かつて存在したもの」とされているのです。

その根拠は、古代から「竜の骨」とされるものが見つかっていたこと。中国では各地で出土したといいます。何となく予想がつく方もいると思いますが、これは恐竜の化石。今でも中国は化石が多く見つかる地域ですが、これは今に限った話ではなかったようです。しかし、現存しない謎の生きものの骨を見て、ドラゴンに違いないと思うのはおかしなことでもありません。

なお、長江などに生息するワニも竜のモデルだったのではという説があります。巨大で強いワニがそのように思われるのもわからない話ではありません。

雷の温度は太陽より高くなる

雷が落ちるとそれに伴う火災が発生することもあります。そのことから、落雷時の温度はそれなりのものとは想像がつくと思いますが、実際にはそのイメージをはるかに超えています。

雷が落ちたとき、周囲の温度は一瞬で3万度にまで熱せられます。これは太陽の表面のおよそ5倍。いかに高いエネルギーかわかることでしょう。そして、圧力を高めて一気に膨張します。そのときの衝撃が周囲の空気に伝わり振動させ、「バリバリ」などと大きな音を発生させます。

なお、雷の電圧はおよそ1億ボルト。これは一般家庭の電圧の100万倍にも相当します。このエネルギーをすべて家庭用に換算すると50日分はまかなえる計算となります。電気代も高まる一方の昨今、これをうまく転用できれば大きな助けになりそうなものですが、まだその技術は確立されていません。しかし、研究は進んでおり、人工的な雷により電気を発生させて、キノコを育てるような試みがあるようです。早い段階での実用化が期待されます。

カラオケで高得点を連発できる技がある

気持ちよく歌えればそれでいいとはいうものの、カラオケの採点は少し気になってしまうのは人間の心理。良いスコアがでれば尚更心地よくなることでしょう。

そんな人に少しだけ役立つ裏技があります。「接待モード」に設定すると、必ず高得点が出るようになります。やり方は機種によって違いがありますが、DAMなら「8000‐02」を、JOY-SOUNDなら「8000‐99」を選曲するだけ。以後は90点台やら100点も連発できるかもしれません。

ちなみに、この手の隠しモードは他にもあり、ランダム選曲、自分の歌声を異性のものに変える、ネタ曲チョイス用に予約曲を見えなくするといった小技があります。これらを駆使して一層楽しいカラオケタイムを楽しんでください。

鉛筆1本で東京から湘南くらいまでほどの線が書ける

鉛筆を1本下ろすと使い切るまでにそれなりの期間があると思われます。使用頻度などによっては数か月でようやく使い切るほどかもしれません。

では、実際にどれくらいの量を書けるのでしょうか。まず、鉛筆はJIS(日本産業規格)によって172mm以上とされています。あまり長すぎるものをわざわざ探す人もそうはいないはずなのでこれを基準としましょう。仮に芯を一切削らずにずーっと一本の線を引いていったとすると、これを使い切るまでにはおよそ50km、具体的な例でいうと東京から神奈川県の湘南ほどまでの距離となります。5本もあれば箱根駅伝コースを完走できます。

現実的に考えると削ったり短くなりすぎると書きにくくなるためすべては使いきれないのですが、油性ボールペンなら1.5km、シャープペンシルなら240mと、1本の距離は比較にならないレベルです。コスパを考えると非常に優れているのはわかると思います。

野人岡野の高校サッカー生活はまるで漫画

サッカー日本代表のスピードスターといえば誰を思い浮かべますか。カタールで活躍した三苫薫や伊東純也かもしれませんが、ワールドカップ初出場を見届たサポーターにとっては野人こと岡野雅行も印象深いのではないでしょうか。

「ジョホールバルの歓喜」の際に決勝ゴールを決めたこの選手、代表に選ばれるくらいだからエリートなのかと思いきや、真逆の雑草系。特に高校時代のエピソードは他の選手とは大きく異なります。

彼の母校は門限が夕方の全寮制。決して強豪校ではありませんでした。サッカー部員も寮から出られる機会が増えるからと、とりあえず入っている人もいるくらいで、入学当初は経験者であった岡野選手が色々教えていたようです。

ヤンチャな生徒は運動神経は悪くないため上達は早かったようですが、試合で実力を発揮することはできませんでした。理由はちょっとした小競り合いでケンカになってしまうため。そんなこともあり、ある日、岡野は「こんなものはサッカーじゃない」と泣きながら寮へ帰ってしまいました。すると、反省した先輩たちが謝りに来て、その後は熱心に練習をするようになり、彼が3年時には地区ベスト4にまで進出することとなったのです。

色黒のほうが筋肉が映える

ジムなどでトレーニング中、凄い筋肉の人がいるとつい目が行ってしまいがちです。そうした人にありがちなパターンとして、やけにいい色に焼けていることが挙げられます。あまり色白でムキムキという人は少ない印象です。

みんな画一的にこんがりしているのにはちゃんと理由があります。それは「映え」。色白の人だと、日光やライトを受けると筋肉の陰影がぼやけてしまい、あまりいい体に見えません。一方、黒い場合は筋肉の凹凸が見えやすくなります。

実際にボディビルの大会を見てみるとわかりますが、ステージは強い照明によって照らされているため、色黒のほうが筋肉が際立って見えるのです。他にも「若く見える」「健康的」といったポジティブな印象もあるため、マッチョ以外にも日焼けを好む層はいるようです。

また、太陽光を浴びることで免疫力がアップするといったプラス要素もあります。あまり過剰にするのはよくない面もありますが、適度な日焼けはあなたの魅力もアップさせるかもしれません。

世界一でかいキノコの重さは600トン

どんなものにも大小の差異はあります。クジラなどを見てみれば、シロナガスクジラとスナメリでは同一の生きものと思えません。キノコで考えてみても、種類によってサイズの違いがあることは想像できると思います。

しかし、そのサイズ違い、おそらくイメージをはるかに超えています。1992年にアメリカのオレゴン州で発見された「オニナラタケ」の大きさは2200エーカー、およそ9平方kmで、大阪府の藤井寺市くらいの面積となります。そして、総重量も605トンほどもあるそうです。

これは同州の山中に生えています。さらに、その山のキノコはすべて同一個体。およそ2400年前から存在しているのですが、動物と違って寿命がないため、現在もその範囲を広げています。現在も記録更新中というわけです。

人体のDNAの総延長は地球一周どころではない

我々の体は多数の細胞から成り立っています。その数は現代ではおよそ37兆個と推計されています。そして、その細胞ひとつひとつに核があり、中にはDNAが入っているわけです。

当然、ひとつの細胞は目視できるレベルの大きさではありません。しかし、そんな微細なものの中のDNAは引き延ばすと2mほどもあるといいます。それを全細胞分と考えれば2m×37兆の74兆メートル、すなわち74億kmほどになります。地球一周を4万kmとしても、185万周にも達するほどの長さとなります。一人分でこれなのですから、人類全員分と考えたら途方もない話になります。

そんな人体の設計図にあたるヒトゲノムDNA。細胞が分裂する際に数十分ほどで染色体に凝縮されます。体の中ではつねに莫大な情報処理が超スピードで行われていることを考えると、何とも不思議な気分になってしまいます。

肉眼で人工衛星を見ることができる

都会では街の明かりが邪魔して、星を眺めて楽しむ機会はなかなかないかもしれませんが、何となく夜空を見上げてみると、色々な天体を見ることができる日もあります。

そんな中、少し変わったものを見つけることもできます。それは人工衛星。日の入り後や日の出前の数時間、よく注意して空を見上げると、微妙に動く光を見つけることができます。全部というわけではないですが、これらの一部は人工衛星です。

時間が限られている理由は太陽光が届くタイムラグ。地上には太陽の光が届かなくなっても、上空にはまだ太陽の光が届いている時間帯はあります。そうしたタイミングでは人工衛星が反射した太陽光の一部が地上に届き、我々には人工衛星が光って見えるのです。なので、人工衛星自体が光っているわけではありません。

他の星と違い動いているのが特徴なのですが、そうすると流れ星と勘違いする方もいるかもしれません。判別のポイントは、流れ星よりは移動速度が遅い、見えている時間が数分間ほどと長いこと。夕方の帰り道、動く星を見かけたら人工衛星かもしれません。

人間が目で見ることができる物質は全宇宙の4%ほど

人類の宇宙進出から半世紀以上が経過しています。国際宇宙ステーションの建設など、順調に事業も進んでおり、様々な謎も解明されてきつつありあります。

しかし、思いあがることはできません。人間が観測できている陽子や中性子などは全宇宙の4%ほど。その5倍から6倍は「暗黒物質」、つまり「ダークマター」という未知の物質が占めているといわれます。

それでも100%には足りないと思うところでしょうが、残りはダークエネルギーと呼ばれている正体不明のものです。つまり、7割ほどは「何なのかまったくわからない」という状況なのです。

「ダーク」という名がついているのは何やらかっこいいですが、理由は光やX線、赤外線などの電磁波での観測で見ることができないため。また、何やらわからないならどうでもいい存在なのかというと、そうもいえません。宇宙の成り立ちに、非常に密接な関わりを持つ物質と考えられています。すべての謎の解明にはまだまだ時間がかかりそうです。

37mもの触手をもつクラゲがいる

現存する地球最大の生物といえばシロナガスクジラ。その体長は30mほどもあります。ところが、同じ海の生きものとして、それ以上のリーチを持つものがいます。それはキタユウレイクラゲ。クラゲというと水族館などでもおなじみの生き物で、そこまで巨大とは思えないでしょうが、この種のクラゲは触手の長さが37mという個体も観測されたことがあるのです。

寒さに強く暑さに弱い生きものなので、北極海などに多く分布しますが、日本沿岸でも北部では冬季に観察できることもあるようです。飼育することもできるそうですが、あまり暑い日が続くと溶けてしまうこともあるとか。一方で寒さには強いため、夏場には冷蔵庫に入れて飼育するといったことも可能です。そのことからわかるよう、常に30mオーバーの触手が伸びているわけではありません。珍しい生きものに興味がある方はチェックしてみてください。

セミがめちゃめちゃ増える年がある

都心部では減っている傾向があるようですが、夏の風物詩といえばセミの鳴き声が挙げられます。そして、年によってはそれがちょっとうるさいほどということもあります。

大抵の方は今年は暑いから多いのだろうくらいに思うかもしれませんが、そうとも限りません。アメリカでは「ジュウサンネンゼミ」や「ジュウシチネンゼミ」という種類のセミがおり、これは文字通り13年あるいは17年という長い期間をかけて幼虫が育ちます。

これらは「周期ゼミ」と呼ばれ、サイクルにあたる年は必ず大発生となり、外での会話がままらないほどにまでなるそうです。これはちょっとした事件ともいえる現象で、セミ料理レシピが公開されたり、Tシャツが販売されたりすることもあるのだそうです。

周期については小鳥のような捕食者に対する防衛策として進化したためと考えられています。正確に17年や13年を計れるのは冬季の休眠の回数によるなどともいわれます。

コーヒーは飲んでから寝るとよい

眠気覚ましにコーヒーを飲んでから仕事にかかる。間違いではありませんが、より効果を高める方法があります。

それは飲んだ後に軽く寝ること。「コーヒーナップ」といい、仮眠をとる15分から20分前にコーヒーを一杯。そして、その後に眠ってから活動すると、かなりシャッキっとなるはずです。これは睡眠による休養のみではありません。

そのカラクリは何なのか。確かにコーヒーに含まれるカフェインには交感神経を刺激し、眠気をなくす効果があります。しかし、それを発揮するのは20分から30分程度かかります。そのため、その時間に軽く眠ると、カフェインと睡眠の効果両方が得られるわけです。

注意事項としては、20分程度の短時間睡眠に限ること。これ以上かけてしまうと眠りが深くなり、だるさなどが増してしまいます。午後の仕事がキツい日こそ、このコーヒーナップを取り入れてみてはいかがでしょうか。

スポンジにも正しい使い方がある

近年は食洗器も普及してきていますが、スポンジで食器洗いも珍しくありませんし、シンクなどの掃除では現役の家も多いはずです。

では、その正しい使い方はご存じでしょうか。固い面と柔らかい面を持つスポンジがありますが、どのように使っていますか。普通は柔らかい面、頑固な汚れには固い面と使い分ける方もいるかもしれませんが、それは実のところ間違い。

正解は汚れを落とすにはすべて固い面を使うこと。お皿でも鍋でも同様です。では、柔らかい面の役割はというと、泡立て。洗剤をつけて泡がでてきたら、それを固いほうへ移して洗っていきます。

当然、洗い物に使うということは雑菌が繁殖しがち。そのため、ケアも必要です。お湯をかけて済ます人も少なくないと思いますが、これはスポンジの劣化にもつながるのであまりオススメできません。除菌効果がある洗剤をつける、漂白剤につけるといった対策を定期的に行いましょう。

ため息は体にいい

「ため息をつくと幸せが逃げる」などとよくいわれます。確かに、ため息が出るような局面は疲れていたり、何かネガティブな気分であることが多いといえます。

しかし、それは悪いことではなく、むしろ体にとってはよいともいわれます。参っている状況だと呼吸が浅くなり体に酸素が減ってしまいます。さらに、お腹などの筋肉が緊張して固まってしまい、体が硬くなります。また、浅い呼吸が続くとその解消のために交感神経が優位にはたらくようになります。そうすると体の動きを活性化させようとするため、心拍数などが上がる傾向にあります。

そんなときにいいのが「ため息」。深呼吸より吐く息が多く、その緊張状態や酸素不足を緩和する効果があるとされます。さらに、先とは逆の副交感神経を刺激してリラックスすることができます

ちょっと気を張りすぎているななどと思ったときは深呼吸でもいいですが、大きくため息をついて力を抜くのも実はいいことなのです。

ボーっとしているときのほうがアイデアが出るのには理由がある

DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)という言葉をご存じですか。これは脳が無意識的に活発になる機能です。

これだけいわれてもピンとこないかもしれませんが、仕事中に何とかアイデアを出そうとしてもなかなかうまくいかなかったものの、一息入れている最中や、夜寝る前などにいきなりポンポンとわいてくるようなことです。誰しも経験があると思いますが、まさにこれがDMNです。

これが過剰になると、過去のどうしようもない失敗を思い出したり、未来への言いようのない不安などが出てきます。これは脳が「危機への備え」をしているためだそうです。脳は人体のエネルギーの半分以上を使用しています。気づけば疲弊して、いつの間にかこのような不安な気持ちに陥ることもあるといわれます。

このコントロールとしてマインドフルネス、つまり瞑想などが提唱されています。意識的に今この瞬間にのみ注意を向けて雑念を払うことで、脳のエネルギー消費を抑制する効果があるとされます。その結果、ストレス軽減や集中力向上などが期待できるとか。Googleなど有名企業でも導入されており、効果は実証済みです。

濡れた本は冷凍すると復元する

雨に降られて鞄の中の本が濡れてしまった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。やっぱり紙の本でないとという人であっても、これが紙の弱点と悩ましいところでしょう。

しかし、誰でもできる復元方法があります。まず、本をサイズに合ったジップロックにいれます。そして、封をせずに冷凍庫に入れ1日程度放置します。その後、取り出して上に重しを置いて5日程度放置。すると、元の状態に戻っています。

濡れた紙を普通に乾かすとシワになってしまいます。これは紙の「乾く瞬間に繊維が縮む性質」によるもので、あらかじめ冷凍してある程度の水分を飛ばすことで、縮みにくくするというのがこの手法の理屈です。

ただし、失敗することもあります。なので、吸水性の高い紙をはさんでアイロンをかける、といった別の手段もあります。ただ、いずれにしろ手間はかかるので、注意して扱うに越したことはありません。

ダメといわれたことをやりたくなるのにも理由がある

小さい頃、どんなに危険だからやめろといわれても高いところに登ってみたり、学校に遊び道具を持ってくるなといわれたところでこっそり持ち寄って隠れて遊ぶ。このような経験は世代を超えてお持ちでしょう。

ダメといわれて理屈ではわかっていても、ついついやってしまう。心が弱いなどと気に病む方もいるかもしれませんが、ちゃんと理由があるのです。

これは「カリギュラ効果」といい、禁止されたことに対し、逆に興味を持ち逆の行動に走ってしまうことです。この「カリギュラ」とは映画のタイトル。同名の古代ローマ皇帝を題材にした作品なのですが、過激な内容であったため一部の地域では上映が禁止されました。しかし、逆にそれが関心を引き、ヒット作となったのです。

昔話でいえば『鶴の恩返し』で機織りを覗いてしまうことや、『浦島太郎』で玉手箱を開けてしまうのもこれにあたります。これはもはや人間の性といえるのかもしれません。

シャチは芸を覚えるのがイルカより早い

水族館でのイルカショー。子どもは大喜びなのはもちろんのこと、大人から見ても見事なもので、楽しみにしている方は多いはずです。

イルカはこのような賢さに加え、実に愛らしいビジュアルも含め人気ですが、「海のギャング」ことシャチも似ているフォルムです。獰猛なことでも知られるこちら、芸を仕込んだらどうなるのでしょうか。

結論からいうと、物覚え自体はシャチのほうが早いとされます。ジャンプや小道具を使ったネタを仕込むにあたり、記憶力、理解力、応用力といった面はシャチのほうがまさっているなどとされます。

これには賢さというより生物としての性質が影響しているようです。シャチは先にいったように捕食者側です。なので、恐怖心などが薄く、狩りをするためのテクニック的な応用力などに優れていると考えられます。一方、イルカは未知のものを恐れる傾向があります。たとえば、棒を飛び越える芸を仕込む場合には棒が怖くないということから教えます。これらは賢さの差異というより捕食者や被食者としての本能的な性質です。なので、単純にシャチのほうが賢いなどといえるわけではありません。

承久の乱のときの幕府軍の動きが早すぎる

1221年に起こった承久の乱。小学校でも習いますし「北条政子の演説で御家人集が団結して上皇方に勝利した」などのエピソードもよく覚えている方は多いはず。これも重要ですが、細かく見てみると幕府軍の動きがなかなかのものというのがわかります。

この頃は源頼朝の実子であった2代・3代将軍がともに暗殺され、北条氏が実権を握っている最中でした。権力争いもあり、後鳥羽上皇は幕府を倒す好機と考えます。そして、この年の5月15日、全国の武士に恩賞を好きなだけとらすから味方につくようにと使者を送りました。

ところが、幕府寄りの使者はその知らせを超スピードで鎌倉へ届け、先に情報を伝えます。そして、上皇の使者を捕え、御家人の掌握に成功。この後も速やかに幕府は対応を進めます。

そのまま、幕府は御家人を鎌倉へ集め、京都側と戦うという意思を表明します。かの有名な演説があったのは19日。22日には準備を整え進軍を開始。各所で敵軍を破り、のんびり構えていた上皇方は慌てて防衛線を構築するものの、6月14日には鎌倉軍は京都へ侵入し、15日には大勢が決します。移動距離や召集のスピードなどを考えると、とてつもない電撃戦といえるでしょう。

カピバラはかなり素早い

カピバラというと温泉に浸かっていたり、ボーっとしていたり、どこかのっそりした印象が強いのではないでしょうか。

「癒し系」などといわれ、のんびり屋なイメージのある彼らですが、本気を出すと時速50kmほどで走ることができます。ただし、日本の動物園でそのような姿は見られません。目撃するとしたら野生の個体です。外の世界にはアナコンダやジャガーなどの天敵がいるため、それらから逃げるときにはかなりのスピードを出します。

時速50kmというと100mのタイムに換算すると7秒台。ボルトよりはるかに速いこととなります。高さ60cm、体長1m以上のカピバラがこのスピードで走ると考えると、なかなかの迫力です。

この速度を支える重要なポイントはお尻の筋肉。動物園のカピバラは脂肪もそれなりについたぽっちゃり系ですが、野生のものはもっと筋肉質で、お尻の部分の筋肉は特に発達しています。それを利用して自分の体長を超える幅のジャンプができ、スピードを出すことができるというわけです。

日本刀は免許なしで保有できる

日本には「銃砲刀剣類所持等取締法」いわゆる「銃刀法」があります。これにより日本では個人がむやみに拳銃などを持てませんし、それが治安の高さに一役買っているのはいうまでもありません。

とはいえ、日本人の魂ともいえる日本刀。これに魅せられる人もいるはずです。展示品を眺めるだけで満足できれば安く済むのですが、中には自分の手元に置いておきたいなどと思う人が出てきてもおかしくありません。

とはいうものの、これを簡単に購入できるのかよくわらかないはず。刀を扱っているお店から買う場合、所持自体には、資格や登録は不要です。店で販売されている日本刀は、すでに銃砲刀剣類登録証を取得しているものなので、所有者の変更手続きのみが必要となります。

ただし、蔵の整理をして出てきたなどのものについては登録がされていない場合があります。その場合はまず自宅の管轄の警察署に連絡し、刀剣類発見届出済証を発行。そして、それから教育委員会へ連絡して審査を受け登録証を得ます。これをしないと売却や所有ができませんので注意してください。

定番中華には日本生まれのものが意外と多い

日本人でも中華料理が一番好きという人は少なくないはずです。国民食であるラーメンも元をたどれば中国に行きつくわけで、我々の食生活には切っても切れない関係になっています。

ところが、定番といわれる中華料理を見てみると、実は本場には存在していなかった、日本生まれのものがそれなりにあります。たとえば、天津飯。天津と中国の地名を冠しているにも関わらず、発祥地は東京説と大阪説がありますが、日本生まれです。

酸っぱさがクセになる「酸辣湯麺(サンラータンメン)」も中国語のようですが、日本発。とはいっても酸辣湯自体は中国のもので、それに麺を入れるというアレンジを加えたという形です。

他にもエビチリは料理人・陳建民さんが辛さに慣れていない日本人向けに四川料理をアレンジしたもの。このような工夫を加えたものも入れればかなり日本産中華料理が見られます。美味しく食べる前に少しルーツも探ってみてください。

シューマイのトッピングのグリーンピース、イメージは実はショートケーキ

中華料理の点心といえば何がお好きでしょうか。日本でもなじみのある料理はたくさんありますが、その中でシューマイを挙げる人も少なくないでしょう。

近頃はあまり見なくなっていますが、かつてのシューマイといえば頭にグリーンピースが乗っているのが定番でした。確かに彩り的には悪くないのですが、わざわざトッピングされていたのには理由があります。

時代は戦後まもなくまでさかのぼります。当時の給食は今のようにバリエーション豊富ではなく、味もあまりいいとはいえませんでした。しかし、メニュー開発者としては子どもたちに少しでも楽しんで食べてほしい。そんな時期、人気があったのは甘いもの。イチゴの乗ったショートケーキなどはキッズのハートをわしづかみにするものでした。しかし、それを給食に出すのは難しかったので、見た目をまねてグリーンピースのトッピングを行ったそうです。

これを最初に始めたのは今のニチレイで、昭和30年ころのことといわれます。当のニチレイのシューマイにはグリーンピースはもはや乗っていませんが、どこかで昔ながらのシューマイを見つけたら、少しほほえましい気分で食べてみてください。

毎試合罰金を払うサッカー監督がいる

カタールワールドカップでは日本代表の両サイドは見事な活躍を見せました。三苫薫はイングランドのブライトン、伊東純也はフランスのスタッド・ランスでも主力選手となっています。

ところで、後者、ランスの監督には史上唯一といっていい特徴があります。それは毎試合罰金を科せられていること。ウィリアム・スティルは30歳という若い監督。彼は選手経験がない上にUEFAプロライセンス未取得のため、本来は指揮を執ることができません。監督と並行して免許取得の勉強をしてはいるものの違反は違反。そのため、毎試合指揮するごとにおよそ350万円の罰金がクラブに科せられているのです。

財政的に痛手なのは当然なので、そのような監督を使うべきではないのかもしれません。しかし、彼は2022年10月に前監督のオスカル・ガルシアが解任され、アシスタントコーチから昇格すると、公式戦でほぼ負けなしという驚異的な成績を残しています。これが勉強してライセンスを得るまでになったらどうなるのか。稀代の名監督になるかもしれません。

髪の毛からダイヤが作れる

ヘアーダイヤモンドというものをご存じでしょうか。ダイヤの一種ではあるのですが、これは鉱山などからとれるものではありません。なんと人の髪の毛を原材料とした宝石なのです。

髪の毛にはダイヤと同じ炭素成分が含まれます。それを利用して作ります。集めた髪の毛から成分を丁寧に抽出して製作するのですが、出来上がりの品質については天然物とほぼ同じということです。

どのような局面で作るかというと、人が亡くなった際。世界には火葬を行わない地域もあるので、そういった国の人に需要があるようです。日本でも遺骨を加工したりするのには抵抗があっても、とっておいた遺髪を利用して作りたいという声もあるようです。

必要な毛の量は8gほど。髪には炭素成分が多いので、それで十分ということです。作ったダイヤをアクセサリー加工して身につけることもできるようです。故人様を身近に感じていたいという方には新しい選択肢といえるでしょう。

雪の結晶の形は全部違う

雪の結晶の形は誰しも思い浮かぶはず。おそらく牛乳メーカーのマークである6本の枝が出たものをイメージする方が大半でしょう。

しかし、それは結晶の一種。だいたい気温マイナス15度ほどで、水蒸気が多めのときにできるもの。気候条件の違いにより角柱型であったり、細長かったりと様々なバリエーションが見られます。そのように形状によって気候がある程度わかることから「雪は天から送られた手紙」などといわれることもうなずけます。

結晶の形は大きく分けると8種類ほどに分類されるのですが、これは自然のなせる業、同じ形のものはひとつとしてありません。また、必ず六角形という特徴があります。すべてが違う形をしているといっても、五角形や八角形は存在しないというのも何とも不思議なお話です。

ふわっとした牡丹雪のときなどは、暗い色のアウターについた雪の結晶を肉眼で確認することができます。ぜひ、ひとつひとつ見てみてください。

筋肉が2kg増えるとお茶碗半分程度ご飯が増やせる

ダイエットをする上で筋肉は重要な要素です。筋肉量が多いほど基礎代謝が上がるため、1日の消費エネルギーも増えるからです。なので、食事制限などのみでそれを減らしてしまうと、逆に体重が増えやすくなるという悪循環に陥ります。

では、具体的にはどの程度影響があるのでしょうか。筋肉が1Kg増えると基礎代謝は1日でおよそ50キロカロリーほど増えます。一膳のご飯はおよそ200キロカロリー。たとえば2kgの筋肉がつけばお茶碗半分のご飯が増えても行ってこいという計算になります。

とはいってもそう簡単にムキムキになるわけではありません。筋トレ初心者は量が増えやすいというものの、かなり入念な計画と実践で1年最大10kgほど。普通の人はその半分も増やすことは難しいはずです。短期間で簡単な成果が出るとは言い難いですが、ダイエットは長期戦。1年後を見越してトレーニングに励むのも悪くないですし、ステキな体になれるはずです。

室町時代に、くじ引きで決まった将軍がいた

室町幕府第6代将軍・足利義教。彼は歴史上、非常に珍しい、くじ引きで選ばれた将軍でした。

彼の前の将軍である第5代の義量は満15歳で将軍に就任しましたが、その2年後に若くして亡くなってしまいます。まさかの急死だったことから跡継ぎ問題が勃発、そこで当時将軍に次ぐ役職である管領らが取った策がまさかのくじ引きでした。

京都の石清水八幡宮で行われたくじ引きにより3名の候補の中から選ばれたのが義教。最初、就任を拒んでいた義教でしたが、守護大名などの説得により引き受けることとなりました。

そんな彼でしたが、めきめきと実力を発揮しやり手の将軍として一目置かれるようになりました。しかし権力を利用して独裁色が強くなり、次第に反感を買うようになってしまいます。その結果、彼は守護大名のひとり・赤松満祐により暗殺されてしまいました。義教はくじ引きの結果に翻弄されてしまった悲劇の男だったというわけです。

アイスクリームに、賞味期限はない

普通、食品は賞味期限を書くことが義務付けられており、その日が来る前に食べることを推奨されています。しかしアイスクリームにはパッケージのどの部分を見ても賞味期限は書かれていません。それもそのはず、アイスクリームには賞味期限というものが存在しません。

賞味期限とは食品衛生法にもとづいておいしさや品質が十分に保持される期限を示す年月日のことで、様々な検査を行うことでその日が決められます。ところがアイスクリームは冷凍で保存しているということで、温度管理をちゃんとすれば品質が悪くなることはなく、いつでも美味しく味わえることができるということから、表示の必要がないというわけです。

しかし、しばらく保存しているうちに、一定の温度を保つことができず、美味しかったアイスも不味くなる可能性もあります。メーカーさんとしては買ったらできるだけ早く食べてもらいたいそうです。

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