みなさん、大正製薬という企業はご存じですよね。

主力商品として「リポビタンD」や「パブロン」などがあり、一度は購入・使用したことがある方も多いのではないでしょうか。「リポビタンD」といえば、CMキャラクターの有名人が “ファイト一発” と叫ぶ姿も印象的です。

大正製薬は、1912年に石井絹治郎によって創業された製薬会社。当時国民病だった脚気や結核を、滋養強壮・体力向上により予防したいという想いから、石井個人で経営していた「泰山堂薬局」を引き継ぐ形でスタートしたそう。ちなみに、当初の社名は「大正製薬所」で、1948年に「大正製薬」になりました。

そこで、大正製薬に関するこんな問題です！

大正製薬といえば思い浮かぶのが、CMで聞き馴染みがある「ワシのマーク」。

さて、ワシは左右どっちを向いているでしょう？

正解は・・・左でした！

当たり前になりすぎていて、いざ聞かれると「え？どっちだっけ？」となってしまった方もいるのではないでしょうか。

この「ワシのマーク」は、1955年に、「世界中の老若男女誰が見ても分かるもの」「形が耳で聞いても分かるもの」という考えから社内公募で採用されたそうです。ちなみに、1912年の創業当時は、創業者である石井絹治郎の家紋であった「かたばみ」をモチーフにしたマークが使われていたみたいです。

また、大正製薬の社名の由来はご存じの方も多いかもしれません。創業した1912年は大正元年だったので、元号から大正製薬と名付けられました。

代表商品「パブロン」の発売開始は1927年。「すべての咳に」という意味の英訳から名付けられたそうです。一方、「リポビタンD」は1962年に発売開始。翌年には台湾で発売し、65年にはタイへ輸出を始めるなど、海外への進出が早い印象です。初代のCMキャラクターは、巨人の王貞治さんでした。その後、「ファイト一発」のフレーズが生まれて最初のCMキャラクターになったのが、勝野洋さんと宮内淳さんです。