宇宙軍大元帥の称号を持っていた人間は?
「SNSが普及した現代は個人発信の時代」と称されて約10年。
先を見据えているビジネスマンが「個人発信の時代は終わり、これからはコミュニティーの時代」と主張しているのも数年前ぐらいだっただろうか。
SNSが登場してからの時代変化は凄まじいほど早い。年をとればとるほどそんな気がしてならない。ジャネーの法則に則っているならば従うしかないが。
ところでSNSを持っているあなたへ問いたい。
SNSのプロフィールに「あなたが何者なのか」を綴っているだろうか。
外部から与えられたもの、自分から名乗っているもの。
どのような資格を取得したのか。現在どんな地位に就いているのか。
これらのことを表している呼び名を「肩書き」や「称号」という。
僭越ながら、「クイズクリエイター」の称号を自分で名乗っている。
その名に恥じぬよう精進していきます!
それでは本題。
かつて宇宙軍大元帥という称号を持っていた日本人を知っているだろうか。
野田昌宏(1933-2008)、その人である。本名は野田宏一郎という。
福岡県出身の彼は大学受験に落ちたが、その浪人時代に古本屋で、挿絵が素晴らしいアメリカのSF雑誌を目にし購入した。それが彼とSFの最初の出会いだった。
浪人時代を経て無事に彼は大学へ入学。在学中にSF同好会「宇宙塵」へ参加。そして卒業前にはフジテレビへ入社することに。
1963年に研究エッセイ「SF銀河帝国盛衰史」でSF作家デビューした彼は、その半年後に連載を開始し着々と道を歩んでいきだんだんと有名になっていった。
ちなみに彼が書いたエッセイ中に登場する人物の名刺に、シャレで書いた肩書きの一部に「宇宙軍大元帥」を書いているが、その人物が野田昌宏なのだ。それを機にSFファングループ「宇宙軍」の相談役になった。
その一方で、フジテレビの番組制作にも携わっていた。フジテレビを退社してからは日本テレワークの設立に参加し、1984年から20年間ほど社長の座につく。
彼が携わった代表的番組は「ひらけ!ポンキッキ」「料理の鉄人」「クイズ$ミリオネア」などだ。
SF作家としてもテレビマンとしても様々な功績を残した野田昌宏氏だが、ガチャピンのモデルであることには驚嘆。ガチャピンを見たら野田さんを思い出してみては?
ジャンル | エンタメ・カルチャー |
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掲載日時 | 2023/4/7 16:00 |
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