よみもの|聞くトリビア(読む編)

ほっこりする雑学
【聞くトリビア 読む編】

南極生まれの赤ちゃんがいる

赤ちゃんの誕生はめでたいことです。新幹線や飛行機の中での出産というと、出生地はどこになるかという雑学テーマになりがちですが、南極での話はご存じでしょうか。

1978年、人類初の南極での出産が行われました。これは両親が観測隊員というわけでなく、ある打算によるものでした。
南極条約によりこの地の領有権については凍結されていましたが、領土として主張したいアルゼンチン政府が有利になるかもということで、目論んだことです。

この後も1983年にかけて8人の赤ちゃんが南極で生まれています。しかし、領土所有については残念ながら目的を果たせてはいません。

ネコにも思い出がある

人には良いもの悪いもの含め思い出があるのですが、ネコはどうなのでしょう。結論からいえば、あると考えられています。

それを裏付ける実験があります。4種類の皿を用意してそれぞれにエサを入れます。2つの皿からは食べさせますが、残り半分は匂いをかがすだけにします。そして、別の部屋で一定時間別の遊びなどをさせた後、エサの皿があった場所に戻します。すると、ネコは食べ損ねた皿を、食べ物があったはずなのにと長く調べるそうです。

こうした記憶はエピソード記憶といい、思い出を心理学用語でいったものです。ネコも昼寝しながら過去のことを思い出しているかもしれません。

カピバラが温泉に入るのは寒いから

温泉に入るカピバラは各地の動物園で見られ、日本ではすでに風物詩のようなものです。ペットを飼っている方はお風呂嫌いのネコなどで苦戦することもあるでしょうが、なぜカピバラはこんなにもお風呂好きなのでしょう。

その理由は単純、寒いからです。カピバラは元々温暖な水辺に生息する動物のため、寒い日本の冬は少々堪えます。そのため、お湯につかって温まるのです。

冬至のゆず湯のほか、好物のリンゴやカボチャを入れてあげる施設もあるようなので、好物に囲まれて上機嫌のカピバラも見に行ってみてください。

ミネソタ州で3歳の町長が誕生した

日本では各地方自治体の長の被選挙権は30歳からです。しかし、海外ではなんとその10分の1、3歳の町長がいたというので驚きです。

それはアメリカミネソタ州北部の町・ドーセット。さすが進んだ国と思うところですが、これの真相は夏祭り恒例のくじ引き。これで選ばれると1年間町長を務めるという、なんとものどかな町です。住民は20人ほどで、2015年にあたりを引いたのが3歳のジェームズ君だったのです。ちなみに、前任者は彼の3歳上の兄ロバート君でした。

レオナルド・ディカプリオは、母親がダ・ヴィンチの絵を見ているときにおなかを蹴った

『タイタニック』の主演などで知られるレオナルド・ディカプリオ。年をとってもいまだに人気の俳優です。ところで、彼の名がレオナルド・ダ・ヴィンチに由来することはご存じでしょうか。

彼がまだ母親の胎内にいたころ、彼女がダ・ヴィンチの絵画を鑑賞中に、強くお腹を蹴ったそうです。

なお、ディカプリオ主演でダ・ヴィンチの伝記映画の製作が決定しています。どういった作品になるのか楽しみなところです。

ナマケモノのトップスピードは時速1.6km

ほとんど動かず過ごしている動物ナマケモノは、名前のインパクトもあり多くの人が存在を認識していることでしょう。彼らは本気を出すとどの程度で動けるかというと、時速1.6km程度といわれます。一般的な人間の歩行が時速4~5km程度といわれるので、トップスピードでもかなり緩慢なことがわかります。

しかし、ゆっくりなのにも理由があります。ナマケモノは新陳代謝が遅く体温調整もできないため、計画的な動きが必要なのです。

ハムスターは一晩で5.4kmも回し車で走る

小さく愛らしいハムスターの動きは見ていて飽きません。中でもケージにある回し車で走る姿はかわいらしいものですが、結構なスピードのような印象です。

この速度、直線にするとどのくらいなのでしょうか。ハムスターは夜行性なので、夜に測定したところ、一晩に5km以上も走ることがあるそうです。

これはエサを探すためで、さすがに一晩中回り続けるわけではなく、少し回っては周囲を探るというような繰り返しを行うようです。小さい体ながら、なかなかのパワーを持っているようです。

土星は水に浮かぶ

土星といえば太陽系の中で木星に次ぐ大きさです。サイズを見ると、直径は地球の9倍、体積は755倍ほどもあります。

そんな巨大な惑星なのですが、水素やヘリウムといった軽い元素でできているため、密度はかなり低くなっており、惑星全体を平均しても水の0.7倍程度です。

ということはもし巨大なプールを用意できれば、土星はそれに浮かぶことになります。現実的なものではありませんが、一度見てみたいものです。

広告用だけで実在しなかったゲームが実際に作られた

漫画アプリなどで無料特典を受けるため、30秒程度の広告を見たことは誰しもあると思います。そこで頻出だったものとして、「ピンをうまく順番に抜いて財宝を手に入れる」というようなちょっとしたパズルゲーム調のものを見たことある方もいるでしょう。

しかし、これらの広告を打っていたゲームをダウンロードしても、ほとんどその要素はなく本編にも関係ないという、謎のコマーシャルだったのです。その不満(?)から生まれたゲームが『Hero Rescue』。これは全編があのピンを抜くゲームです。例のあのゲームを満喫したかった方はダウンロードしてみてください。

ドナルドダックが発禁になったというのは都市伝説

色々な学校で「修学旅行のディズニーランドでミッキーを池に落として出禁になった」という伝説がありますが、真偽のほどは大抵不明です。

この手の話を世界規模で見ると、「フィンランドでドナルドダックが発禁になった」というものがあります。その原因は彼の服装。上半身は水兵のようなセーラー服を着ているのに、下半身は何も履いていないというのが物議をかもし、グッズ販売などが制限されたというのです。

しかし、実際にはそのような事実はなく、フィンランドでドナルドダックグッズは購入できます。なお、プーさんも同様のスタイルですが、特に問題となったことはないようです。

人魚の数え方は1「人」

人魚は人なのか魚なのか。実在するものではないのでよくわかりません。では、数え方はどうなるのか。これには一応法則があります。人魚や天使、妖精のような人間に見える感じのものは1人、2人と数えるのが一般的です。

では、もう少し攻撃的な悪魔やドラゴンなどはどうでしょうか。これらは1匹や1体と数えるようです。

悪魔や鬼は人間のように見えますが、ポイントは親しみがあるかどうか。悪鬼の類は1体、『泣いた赤鬼』のような善人的なものは1人ということです。

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