ジュースや酎ハイの泡は消えるのに、
ビールの泡だけが残る理由は?
お仕事終わりやある課題を越えたなどの後にご褒美をあげる際、どんなものをあげるだろうか。
このご時世を鑑みると、旅行やショッピングモールでの買い物みたいな外出するのは少々はばかられるが、ネット注文のスイーツや食べ物は気軽に頼みやすくなったのではないだろうか。
様々な嗜好品がある中、大人の嗜みとしてお酒に絞ってみても数十種類とあって選べきれない。
ネットサーフィンをしていると、なにやらご当地アルコールというのがあり、名産品にちなんだワインやビールもあるらしい。
ビールと言えば、居酒屋や家などで冷えたビールジョッキに黄金めいた黄色と白い泡が7:3の比率で入っているのを子どもながらよく見かけたり、近頃では自分で注げるようになったものだ。
そういえば、炭酸入りのジュースを観察してみると液体部に気泡が出たとしても表面に近づくにつれなく消えてなくなってしまうのに、何故、ビールでは液体の上に白い泡があるのだろうか。
さっそく調べてみた。
どうやらその理由はビールの成分に秘密があるらしい。
主なビールの材料は3つ挙げられる。それは麦芽、ホップ、水。他にお米、とうもろこしや酵母、糖質などを加え、材料の配合を変えたりするとそれぞれ独自性のあるビールが出来るみたいだ。
作業工程としては最初に仕込み、次に発酵、後半には熟成、最後に容器詰めであり、泡になる炭酸ガスはどうやら発酵段階で酵母を入れると発生する。
炭酸ガスだけではもちろん炭酸水やジュースなどと同じく液体だけに存在し、表面につれて消えてなくなってしまう。その泡をコーティングして白い泡として存在している材料がビールにはあった。
それがタイトルの答えにもなる、麦芽に入っているタンパク質と、もう一つの材料となる植物のホップ由来の苦味成分だったのだ。
そんな炭酸ガスをコーティングした泡を家で楽しめる商品が近日、有名飲料メーカーから発売されていた。
それが缶を開けただけでジョッキみたく泡が出て飲めるビールだ。
今までの缶ビールはジョッキやグラスに移し替え、空気を含ませながら、泡が出てきていたが、この新商品は開け口のデザインが一新され、缶の内部に凸凹をつけさせることにより、炭酸ガスを出しやすくさせ、さらにはビール成分の配合も変えているのか温度の違いによって、開けた時に出てくる泡の量の増減の変化を嗜められる。
このコロナ禍の時代、外出を控え、家宅やリモート飲み会が徐々に定着しつつあるが故の、そんな世に合ったビール開発もされている。
ゴールデンウィークが明けると、そろそろ親に感謝を告げる日がやってくる。
もしビール好きがいるのであれば、プレゼントとして、晩酌に付き合うのもありなのではないだろうか。日頃の気持ちを込めて。
参考資料:
ビール酒造組合 ビールの豆知識 ビールの作り方
ジャンル | 生活 |
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掲載日時 | 2021/6/13 16:00 |
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